先日、緊急のオンラインMTGに参加したんです。
いつものようにiPhoneからZoomを開いて参加したのですが、画面に表示された自分の名前を見て凍り付きました。なぜか「◯◯のiPhone」と出ている……。
名前が変わってないと、新しい取引先の方には誰だかわからないですし、プライベートな会議で本名が表示されるのも気になりますよね。
もしかしたら、あなたも同じ経験をしたことがあるかもしれません。
結論からお伝えすると、iPhoneでZoomの名前を変えるのは、思っているよりずっと簡単です。ただ、「どうやっても変わらない!」と感じている場合、いくつかの「落とし穴」にハマっている可能性が高いんです。
この記事では、その全てを解きほぐしていきます。アカウント名から、たった1回の会議だけの変更、さらには「◯◯のiPhone」問題の根本解決まで。5分後には、あなたもZoomの名前を自由自在に操れるようになっているはずです。
Zoomの「名前」は3種類ある! どこを変えたい?
実は、Zoomで他の人に表示される「名前」には、3つの異なる種類があります。これを混同していると、「変えたはずなのに反映されない!」という混乱の原因になります。
まずは、それぞれの特徴と優先順位を理解しましょう。
1. ミーティング中の「表示名」(優先度:最高)
これは、ある特定のミーティングに参加している間だけ有効な名前です。会議ごとに自由に変えられます。例えば、プロジェクト名を入れたり、ニックネームを使ったりできるので、一番柔軟性が高い設定です。
2. Zoomプロフィールの「表示名」(優先度:中)
Zoomのアカウントに紐づいている永続的な名前です。一度変更すると、原則として次回以降のすべてのミーティングでこの名前が使われるようになります。ビジネスで使う本名を設定しておくのに向いています。
3. デバイス名(優先度:低)
あなたのiphone自体についている名前です。「設定」→「一般」→「情報」で確認できます。多くの場合、初期設定のままだと「◯◯のiPhone」になっています。Zoomでは、あなたがZoomにサインインしていない状態で会議に参加した時に、この名前が使われる可能性があります。
大事なのは、これらの優先順位です。基本的には「ミーティング中の表示名 > プロフィールの表示名 > デバイス名」の順でZoomが採用します。つまり、会議中に個別に名前を変えれば、そちらが最優先で表示されるのです。
方法1:これが基本! Zoomアカウントの表示名を永久変更する
最初に、根本的で確実な解決策です。Zoomアプリにログインしているアカウントの名前を変えてしまいましょう。一度設定すれば、次からは意識せずに使えるので楽ちんです。
プロフィール名の変更手順
- iPhoneのZoomアプリを開き、右下の「詳細」タブをタップします。
- 画面上部に表示されているあなたの名前とメールアドレスを、もう一度タップします。これがプロフィール設定の入口です。
- 表示される画面の一番上、「表示名」の欄をタップします。
- 新しい名前を入力し、右上の「保存」をタップすれば完了です。
これで、次回以降あなたがサインインした状態で参加するミーティングでは、この新しい名前がデフォルトで使われるようになります。
ここがポイント! よくある「変更できない」原因
時々、「表示名」の欄がグレーアウトしていて編集できないことがあります。これは主に、会社や学校から提供されているZoomアカウント(ライセンスアカウント)を使っている時に起こります。アカウントの管理権限が組織側にあるため、個人での変更が制限されているんですね。
その場合は、会社のIT部門や管理者に変更依頼をする必要があります。または、次の「一時的な変更」方法を使って、ミーティングごとに調整するのが現実的です。
方法2:会議ごとに変えたい! ミーティング参加中にサクっと変える
打ち合わせの内容や参加者に応じて、その場で名前を変えたい時もありますよね。かしこまった会議では本名、親しいメンバーとの雑談会ではニックネーム、という使い分けも可能です。
参加前に変える方法
招待リンクをクリックしてすぐに参加するのではなく、Zoomアプリ内でミーティングIDを手入力する時にチャンスがあります。IDを入力する画面に、「名前」を入力する欄があるので、ここで設定すればOKです。
参加後に変える方法(最も使える!)
すでに会議に入ってしまった後でも、簡単に変更できます。
- ミーティング画面の下にある「参加者」ボタンをタップ。
- 参加者リストの中から、自分の名前を見つけてタップします。
- メニューが開くので、「名前の変更」を選択。
- 新しい名前を入力して「OK」を押せば、その場ですべての参加者の画面に反映されます。
絶対に知っておくべき「ホスト設定」の壁
この便利な機能が使えない場合があります。それは、ミーティングのホスト(主催者)が「参加者の名前変更を禁止」する設定をしている時です。
特に、学校の授業や大規模な会社の全体会議など、秩序を保つ必要がある場面でこの設定が使われます。
「名前の変更」オプション自体がメニューに表示されない場合は、これが原因です。変更したければ、ホストにチャットで一声かけて設定を変えてもらうしかありません。セキュリティや円滑な進行のための設定なので、理解しておきましょう。
方法3:元凶を断つ! 「◯◯のiPhone」を表示されないようにする
一番気まずいのが、何も考えずに会議に入ったら「◯◯のiPhone」と表示されてしまうパターン。これは、あなたがZoomにサインインしていない状態でゲスト参加すると起こりがちです。ZoomがあなたのiPhoneのデバイス名を拾って表示してしまうんですね。
デバイス名を変更する
根本解決のひとつは、iPhone自体の名前を変えることです。
- iPhoneの「設定」アプリを開く。
- 「一般」→「情報」と進む。
- 一番上の「名前」をタップして、適切な名前に変更します(例:「山田太郎のiPhone」→「山田太郎」)。
これで、万が一サインインせずに参加してしまっても、恥ずかしい名前が表示されるリスクは減ります。ただ、これだけでは不十分なことも。
最も確実な解決策:必ずサインインしてから参加する
「◯◯のiPhone」問題を100%防ぐ最強の方法は、ミーティングに参加する前に、必ずZoomアプリにサインインしている状態を作ることです。
招待リンクをメールやカレンダーからタップすると、サインインをスキップしてゲストとして入れる場合があります。それを避けるためには、事前にZoomアプリを起動し、自分のアカウントでログインしていることを確認してから、招待リンクを開くか、ミーティングIDを入力しましょう。
これさえ守れば、あなたのZoomプロフィールの表示名(方法1で設定した名前)が確実に使われます。
なぜ変わらない? もう迷わないためのトラブルシュート集
ここまで読んでも、「試したけどやっぱりダメだった!」というあなた。最後に、考えられる原因とその対処法を一気に整理します。
現象1:プロフィールを変えたのに、次の会議で元に戻っている
- 原因:前回のミーティングで「将来のミーティングのために名前を記憶する」にチェックを入れたままにしている。ブラウザのキャッシュが古い情報を保持している。
- 解決策:ミーティング参加時に名前を入力する画面で、「名前を記憶する」のチェックを外す。ブラウザから参加する場合は、キャッシュを削除してみる。
現象2:名前を変えたいのに、メニューに「名前の変更」が出てこない
- 原因:ほぼ間違いなく、ホストが参加者の自己改名を禁止する設定にしている。または、あなたがまだ「待機室」に入れられている状態。
- 解決策:ホストが設定を解除するまで待つ。待機室から承認されてメインルームに入れば変更できる場合も。チャットでホストに一声かけてみましょう。
現象3:時々名前が元に戻ってしまう。挙動が不安定
- 原因:Zoomアプリが古いバージョンである。複数のデバイス(PCとiPhoneなど)を使っていて、設定が同期されていない。
- 解決策:App StoreでZoomアプリを最新版に更新する。使用する全デバイスで、同じZoomアカウントにログインし、プロフィール表示名を統一する。
特に2025年以降、Zoomは「Zoom Workplace」への統合が進み、アプリのデザインや設定項目が少しずつ変わっています。不具合のような感覚があったら、まずはアプリの更新を疑ってみてください。
iPhoneでZoomの名前を変更して、スマートなオンライン生活を
いかがでしたか? 最初は「ただ名前を変えたいだけなのに…」と感じていたかもしれません。しかし、Zoomの名前表示には、アカウント設定、ミーティングごとの設定、そしてデバイス自体の情報といういくつかのレイヤーが絡み合っていることがお分かりいただけたと思います。
大事なのは、自分が今どのレイヤーを操作しているのかを理解すること。そして、最も確実で便利なのは、普段はプロフィール表示名を本名など基本形に設定しておき、必要に応じてミーティング中にサクッと変更するという使い分けです。
「◯◯のiPhone」表示の衝撃から、プロジェクトごとに臨機応変に名前を使いこなす段階へ。この記事が、あなたのオンラインコミュニケーションを、ほんの少しだけスマートで快適なものにするきっかけになれば嬉しいです。
さあ、さっそくZoomアプリを開いて、あなたの「表示名」をチェックしてみませんか?
