「そろそろスマホを変えたいけど、最新機種は高いな…」
「数万円台で、スタイリッシュで使えるiPhoneが欲しい」
そんなあなたが真っ先に見つけるのが、かつてのベストセラー「iPhoneX」ではないでしょうか。
でも、発売から9年が経過した今、その値段はどうなっているのか。安さだけで飛びついても大丈夫なのか、気になりますよね。この記事では、2026年2月現在のiPhoneXの最新価格相場から、購入する際のメリットとデメリット、そしてもっと賢い選択肢までを、まるでカフェで話しているかのように、詳しくお伝えしていきます。
iPhoneXの現在の価格相場は?
結論から言うと、iPhoneXの新品はもう市場にはありません。購入できるのは「中古」か「ジャンク品」だけです。その値段は、状態(グレード)とストレージ容量によって大きく変わります。
ざっくりと2026年2月現在の相場をまとめると、こんな感じです。
- 中古美品(Aランク相当): 1万3,000円〜1万5,000円前後
- 画面に大きな傷やキズがなく、見た目も綺麗で、性能面でも問題なく使える状態のものです。いわゆる「ガラス美品」と呼ばれることもあります。
- 中古品(Bランク・Cランク相当): 8,000円〜1万2,000円前後
- 使用感はありますが、動作には大きな問題がない状態です。画面に細かい傷があったり、バッテリーの持ちが若干悪かったりする場合が多いです。
- ジャンク品(Dランク以下): 4,000円〜7,000円前後
- 動作するかどうか保証されていない、部品取り用として販売されているものがほとんどです。初心者が「使える端末」として購入するのは絶対に避けるべきカテゴリです。
この価格は、海外の市場情報である「約130ドル(日本円で約2万円)」というラインとも、おおむね合致しています。つまり、1万円台前半で、かなり状態の良いiPhoneXが手に入る時代になったということです。
また、もしあなたが「今使っているiPhoneXを売りたい」と考えているなら、少し急いだほうが良いかもしれません。なぜなら、過去のデータを見ると、この機種の平均的な買取価格は下落傾向にあるからです。例えば、過去半年間で約4,000円ほど価値が下がったという分析もあります。思い立ったが吉日です。
この値段は安い?高い?iPhoneXを買う「本当のコスパ」を考える
「1万円台でiPhoneが買える!」これはとても魅力的に聞こえます。でも、その値段だけで判断するのはちょっと待ってください。発売から9年が経った今、この値段で買うことの「光」と「陰」を、しっかりと天秤にかける必要があります。
買ってよかった!と思えるポイント(メリット)
まずは、今でもiPhoneXを選ぶ価値がある、と感じられる部分を挙げてみましょう。
- デザインの完成度は今でも色褪せない: iPhoneXは、あの特徴的な「額」と「顎」を無くした、初めてのフルスクリーンiPhoneでした。この革新的なデザインは、今見ても非常にモダンで洗練されています。手に持った時の高級感は、現行のエントリーモデルより上だと感じる人もいるほどです。
- 5.8インチの絶妙なサイズ感: 片手でもある程度操作しやすく、ポケットにもスッと収まる、使いやすいサイズです。近年の大型化したモデルに疲れた方からは、「このサイズが懐かしい」「一番使いやすかった」という声も聞かれます。
- 基本的な用途には十分過ぎる性能: SNSのチェック、ネットサーフィン、動画視聴、メール、LINEなどの日常的な使い方であれば、まったく問題なく快適に使えます。カメラも十分きれいな写真が撮れます。特別なことをしない限り、「重くて使えない」ということはほぼありません。
- 修理しやすいという側面も: 発売から長い年月が経っているため、純正ではないものの互換性の高い市販パーツが豊富に流通しています。そのため、画面を割ってしまった、バッテリーを交換したい、といった時に、比較的安価で修理を頼みやすい環境が整っているのです。
買ってから後悔するかも?注意すべきポイント(デメリット)
次に、絶対に知っておかなければならない、大きなデメリットです。これらは価格以上のリスクになる可能性があります。
- 最大のネックは「公式サポートの終了」: これは最も重大な問題です。AppleはiPhoneXへの最新のiOSアップデートの提供を終了しています。つまり、新機能は一切追加されず、継続的で長期的なセキュリティアップデートも受けられなくなります。時間が経つにつれ、新しいアプリとの互換性に問題が生じたり、セキュリティ上のリスクが高まったりする恐れがあります。
- 性能には限界が見え始めている: A11 Bionicチップは優秀でしたが、最新の重いアプリやゲーム、複数のアプリを同時に切り替えるような使い方をすると、動作がもたついたり、発熱が気になったりする場面が出てくるかもしれません。
- 現代の「当たり前」が使えない: 2026年の現在では、最新のiPhoneが当たり前に備えている機能が使えません。代表的なのは5G通信への非対応です。速度と快適さを求めるなら、これは大きなハンディキャップです。また、便利なMagSafeアクセサリーも使うことができません。
- バッテリーの劣化はほぼ確実: 9年前に製造されたバッテリーが、良好な状態で残っている可能性は極めて低いです。「バッテリーの減りが異常に早い」と感じるケースがほとんどで、実用するならバッテリー交換(5,000円〜8,000円程度の追加費用)は必須と考えてください。
価格だけで選ぶのは危険!iPhone 11や12と徹底比較
実は、iPhoneXを1万3,000円で買うよりも、ほんの少しだけ足を伸ばした先に、はるかに賢い選択肢が待っています。それが、iPhone 11やiPhone 12です。
少し数字で比較してみましょう。
iPhone 11(2019年発売)の今の相場は?
驚くことに、中古美品であれば1万5,000円台から手に入る時代になっています。iPhoneXとの差はわずか2,000〜3,000円程度です。
iPhone 12(2020年発売)の今の相場は?
こちらも、状態によっては2万円を切る価格で販売されていることがあります。少し探せば、予算を1万円程度上乗せするだけで手が届く範囲です。
この「わずかな差額」で、あなたが得られるものは計り知れません。
iPhone 11 / 12を選ぶことで得られる圧倒的メリット:
- 公式サポートが現在も継続中: 最新のiOSがインストールでき、新機能の追加や、何よりも重要な「セキュリティアップデート」を今後も受け続けることができます。安心感が段違いです。
- チップ性能が格段に向上: A13、A14チップは、A11と比べて処理能力、グラフィック性能、エネルギー効率のすべてにおいて大幅な進化を遂げています。快適さとバッテリー持続時間が全然違います。
- iPhone 12なら5Gに対応: これからさらに主流となる高速通信5Gを利用できるのは、未来への大きな投資になります。
- カメラ性能の向上: 特に夜景モードなど、計算写真学による画質向上が大きく進化しています。
つまり、数千円の追加投資をするだけで、「性能」「セキュリティ」「将来性」の3拍子が揃った、はるかにバランスの良い端末を手に入れられるのです。この事実は、「iPhoneX 値段」で検索する多くの人が見落としがちな、最も重要なポイントです。
どうしてもiPhoneXが欲しい!という人への最終アドバイス
ここまでの話を聞いて、「それでもデザインが好きだから」「とにかく予算を1万円台に抑えたいから」と、iPhoneXを選ぶ決意が固まったあなた。最後に、後悔しないための超重要ポイントを3つだけお伝えします。
- 「Appleの公式サポートが終了している」事実を完全に受け入れる
これだけは絶対に忘れないでください。この端末は「過去の遺物」です。セキュリティリスクを自分で管理する覚悟を持ちましょう。銀行アプリなどの重要な用途には、最新の端末を使うことを強くおすすめします。 - バッテリー交換の費用を、最初から予算に組み込んでおく
購入価格「1万3,000円」 + バッテリー交換代「7,000円」 = 実質「2万円」。そう考えてください。購入時にバッテリー状態をよく確認し、交換が必要ならその費用を見積もっておきましょう。信頼できる修理店を探しておくことも大切です。 - 購入は信頼できる中古販売業者から。保証内容を必ず確認!
個人間取引や、保証のない怪しい業者からは絶対に買わないでください。状態を厳密にランク分けし、数日間の動作保証がある業者を選びましょう。少し高くても、安心には代えられません。
まとめ:iPhoneXの値段と、賢い選択のための最終結論
いかがでしたか?iPhoneXの値段は、2026年現在、1万円台前半〜中盤という驚きの安さになりました。デザイン性や基本性能を考えると、非常に魅力的な数字です。
しかし、その「安さ」の裏側には、公式サポート終了という大きな代償が隠れています。さらに、ほんの数千円の上乗せで、サポートも性能も未来への備えも全てが上回るiPhone 11や12という強力な選択肢が存在するのです。
この記事を読んだあなたが取るべき最善の行動は、iPhoneXの価格だけに目を奪われるのをやめ、少し視野を広げて「iPhone 11 中古」や「iPhone 12 中古」の相場もチェックしてみることです。
スマホは毎日使う大切な相棒です。短期的な「安さ」よりも、2年後、3年後も安心して使える「長期的なコスパ」で考えてみてください。その先に、本当に満足できる一台が見つかるはずです。
