「iPhoneのVoLTE設定、以前はあったのに消えてしまった…」
「どうやってオンにすればいいの?」
「このままじゃ、3G終了後につながらなくなるのでは?」
こんなお悩み、ありませんか?実はこれ、あなたのiPhoneが壊れたわけでも、設定ミスでもありません。最新のiPhoneやiOSでは、VoLTEの設定画面そのものが「消えて」いることが普通になっているんです。
この記事では、iPhoneでVoLTEを確実に有効化し、高音質通話を使いこなすための方法を、現在の主流である「設定項目なし」の状況を前提に、わかりやすく解説します。
VoLTEが必須の時代!そのメリットとは?
まず、VoLTE(ボルテ)とは「Voice over LTE」の略。簡単に言うと、データ通信(4G/5G)の高速なネットワークを使って音声通話をする技術です。
なぜ今、これが重要なのか。理由は主に3つあります。
- 3Gサービスの終了:日本の携帯キャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)が、順次3G回線での音声通話サービスを終了しています。これからはVoLTEか、5Gを使った通話が主流です。
- 通話品質の向上:従来の通話より音がクリアで、雑音が少ない「HD音声」での通話が可能になります。
- 通信の同時利用:通話中でも、高速な4G/5G回線を使ってウェブ検索や地図アプリをサクサク使えます。「電話で話しながら調べ物をする」が快適に。
iPhone 6以降のモデルであれば、ほぼすべての機種がVoLTEに対応しています。まずは安心してくださいね。
なぜVoLTEの設定スイッチが「消えた」のか?
結論から言うと、ユーザーが意図せずVoLTEをオフにして、通話できなくなる事態を防ぐためです。
キャリアやAppleは、iOSのアップデートや「キャリア設定」の更新を通じて、VoLTEを「常にオンが標準」とする仕様に移行してきました。特に以下のような環境では、個別のON/OFFスイッチが最初から表示されないことがほとんどです。
- iPhone 12以降の5G対応モデル
- ドコモやauの最新プランに契約している場合
- iOS 14以降にアップデートした機種
つまり、「設定項目が見えない」ということは、多くの場合、すでに最適な状態でVoLTEが使えるよう準備が整っている証拠でもあるんです。
今すぐ確認!あなたのiPhoneでVoLTEが有効か確かめる3つの方法
設定スイッチがなくても、VoLTEが機能しているかは簡単に確認できます。
方法1:通話中の画面で一発確認(最も確実)
実際に電話をかけて、次の手順で確認するのが一番確実です。
- 誰かに電話をかける(または留守番電話などに繋がる番号にかける)。
- 通話が開始されたら、画面右上(またはベゼル付近)から下にスワイプしてコントロールセンターを表示させます。
- 画面左上の電波強度マークの横に注目してください。
- 「4G」や「5G」が表示されたまま → VoLTEで通話中です! 問題ありません。
- 「3G」に切り替わる → VoLTEが機能していない可能性があります。
方法2:「音声通話とデータ」設定を確認する
スイッチはなくても、通信モードの選択で間接的に設定できます。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「モバイル通信」(機種によっては「モバイルデータ通信」)をタップ。
- 「通信のオプション」をタップ。
- 「音声通話とデータ」を選択します。
- ここで「5Gオート」「5Gオン」、あるいは「4G」のいずれかが選択されていることを確認してください。これらが選ばれている状態自体が、VoLTEを利用するモードです。
この画面で「LTE」しか選択肢にない場合も、それはVoLTE利用を意味します。安心してください。
方法3:詳細情報「IMSの状況」で確認(上級者向け)
少し技術的な画面ですが、確実な確認方法です。
- 「設定」→「一般」→「情報」の順に進みます。
- 「キャリア」の欄を見つけ、その文字部分を約4回、素早くタップします。
- 隠しメニューが開き、「IMSの状況」という項目が表示されます。
- 「音声通話」の項目が 「利用可能」と表示されていれば、VoLTEは利用可能な状態です。
この方法は、ソフトバンクの公式サポートページでも紹介されている確認方法です。
もしもVoLTEが使えない・通話できない時の対処法
上記を確認しても不安があったり、実際に通話に問題がある場合は、以下のステップを試してみてください。
STEP1:キャリア設定を更新する
携帯電話会社から、ネットワーク接続のための最新設定ファイルが配信されることがあります。
- 「設定」→「一般」→「情報」と進みます。
- この画面を開いたまま、数十秒間待機してみてください。
- 更新がある場合は、画面上に「キャリア設定の更新」というポップアップが表示されるので、「アップデート」をタップします。
STEP2:ネットワーク設定をリセットする
これは少し強力な方法で、保存されているWi-Fiパスワードなども消去されるので注意が必要ですが、ネットワーク関連の不具合を解消する効果があります。
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」をタップ。
- 「リセット」を選択。
- 「ネットワーク設定をリセット」 をタップして実行します。
- iPhoneが再起動するので、その後もう一度通話テストをしてみましょう。
STEP3:SIMカードと契約内容を見直す
ここまでのソフトウェア的な対処で解決しない場合、物理的な部分や契約面が原因かもしれません。
- 古いSIMカードを使っていませんか? 何年も前に発行されたSIMカードは、新しいVoLTEの仕様に対応しておらず、認識されないことがあります。あなたの契約しているキャリアやMVNO(格安SIM会社)に問い合わせて、最新のSIMカードへの交換を検討してみてください。
- 契約プランは最新ですか? 特に格安SIMを利用している場合、ユーザー自身が事業者のウェブサイトから「5G/4G切替」などの設定を申し込む必要があるケースもあります。また、4Gプランのまま5G対応のiphoneを使っていると、設定に齟齬が生じることがあります。料金プランの見直しも視野に入れて、サポートに相談してみることをおすすめします。
VoLTE設定のよくある疑問Q&A
Q. VoLTEにすると、通話料金は高くなりますか?
A. なりません。VoLTEは「通話の技術」であって、新しい通話料金プランではありません。従来の音声通話料金がそのまま適用されます。パケット通信量も、通話自体ではほとんど消費しません(通話中にデータを使う別のアプリは除く)。
Q. 相手もVoLTE対応でないと、高音質になりませんか?
A. その通りです。HD音声などの高音質通話は、お互いが同じキャリアのVoLTE対応機種で通話している時にのみ実現します。他社の方や固定電話への通話は、従来通りの音質になります。
Q. 海外でもVoLTEは使えますか?
A. 現地の通信会社がVoLTEローミングに対応していれば利用可能ですが、対応していない場合は自動的に3Gなどの回線に切り替わって通話します。海外では事前にキャリアに確認するか、現地SIMやeSIMの利用を検討しましょう。
Q. 機内モードのオン/オフは効果ありますか?
A. 一時的な接続不良には効果的です。コントロールセンターから機内モードをオンにし、数秒後にオフにすると、電波を再接続するので、解決することがあります。まずはこの簡単な方法をお試しください。
まとめ:iPhoneのVoLTE設定は、もう「見えなくて当たり前」
いかがでしたか?最初は「設定が消えて困った」と思ったことも、実は技術の進化によって、面倒な設定から私たちを解放してくれた結果だったんですね。
これからは、個別のスイッチを探すのではなく、
- 「音声通話とデータ」設定で「5Gオート」等を選択
- 通話中に「4G/5G」表示が続くかを確認
この2点を押さえておけば、もうVoLTE設定で迷うことはありません。3Gサービス終了という大きな変化の時代でも、この記事があなたの快適なiPhoneライフの一助となれば幸いです。
どうしても不安が解消されない、通話できないトラブルが続く場合は、遠慮なくあなたの契約先のカスタマーサポートに連絡するのが最も確実な解決策です。
