こんにちは。iPhoneを使っていると、「何か集中したいのに周囲の音が気になる」「リラックスできる環境を手軽に作りたい」と思ったことはありませんか? 多くの方が、iPhoneの強力な音響機能にまだ気づいていません。実は、あなたのiphoneには、世界を変える「音」のツールが標準で備わっているんです。
今日は、その中でも特に知る人ぞ知る機能「バックグラウンドサウンド」について、徹底的に掘り下げてご紹介します。設定方法から、日常のあらゆるシーンで効果を最大限に引き出すための組み合わせテクニックまで、まるっとお伝えしますので、最後まで読んでみてくださいね。
iPhoneのバックグラウンドサウンド機能って何?
「バックグラウンドサウンド」は、その名の通り、背景で流れ続ける環境音を再生するiphoneの機能です。単なるBGMアプリとは一線を画します。その主な目的は二つ。
- 集中力のサポート:周囲の予測不能な生活音や会話などの騒音を、一定の音でマスキング(覆い隠す)することで、脳が余計な情報に振り回されるのを防ぎます。
- リラックスの促進:自然が奏でるような優しい音は、副交感神経を優位にし、心身を落ち着かせてくれます。
つまり、あなたの“今の状態”や“なりたい状態”に合わせて、音の環境をデザインできる、まるで魔法のようなツールなんです。しかも、追加でアプリをダウンロードする必要は一切ありません。あなたのiphoneに最初から隠れている、とっておきの機能です。
あなたの目的別!6つの音源の選び方完全マニュアル
さて、その「バックグラウンドサウンド」機能で選べる音は、大きく分けて「自然音」と「カラードノイズ」の2系統。それぞれの特徴と、おすすめのシーンをご紹介しましょう。
1. 自然音で心を鎮める
- 雨音 / 海の波:最も人気の高い音源の一つ。一定のリズムと広がりがあるため、漠然とした不安やイライラを鎮め、思考をクリアにしたい時に最適。読書やデスクワークのBGMにぴったりです。
- 川のせせらぎ / 焚き火の音:水や火の、どこか原始的で温かみのある音。深いリラックスや、創造的な作業(ライティングやアイデア出し)の前に流すと、心が解放される感覚があります。
- 夜の虫の音:非常に微細で心地よい高音。眠りにつく前のルーティンとして、寝室で流すことをおすすめします。耳障りな静寂を埋めて、自然と眠りに誘ってくれるでしょう。
2. カラードノイズでシャットアウト
こちらは、周波数の特性によって分類された「色」のついたノイズ。物理的な遮音効果が高く、集中作業の強い味方です。
- バランスの取れたノイズ(ホワイトノイズ):すべての周波数を均等に含みます。隣の部屋の会話声や、道路の生活音など、中音域のうるさい騒音を軽減するのに抜群の効果を発揮。自宅やカフェで仕事をする時に試してみてください。
- ダークノイズ:低周波成分を多く含む、どっしりとした音。飛行機の機内のような轟音や、建物の振動など、低い音を打ち消すのに適しています。耳に優しく、長時間の使用でも疲れにくいという特徴も。
- ブライトノイズ:高周波成分が多く、シャリっとした質感。キーボードのタイプ音など、シャープな雑音が気になる環境で効果的と言われています。
「どの音が自分に合うかわからない」という方は、まずは「雨音」か「バランスの取れたノイズ」から試してみることをお勧めします。多くの方が、この2つから自分の好みの世界を見つけ出しています。
超時短!ワンタップで起動するための2大カスタマイズ術
ここが最大のポイントです。この機能を「設定」アプリの奥深くから毎回呼び出すのは、あまりに面倒。使うのを忘れてしまいますよね。でも大丈夫。以下の2つの方法で、一瞬で呼び出せるようにカスタマイズしましょう。
方法1:コントロールセンターに追加する(標準的な方法)
- iphoneの「設定」アプリを開きます。
- 「コントロールセンター」をタップ。
- 下の方にある「コントロールを追加…」を押し、一覧から「聴覚」を見つけて、その左側の「+」をタップして追加します。
- これで完了! 画面の右上(または設定によっては右下)からコントロールセンターをスワイプして開くと、耳の形をした「聴覚」アイコンが追加されています。
このアイコンをタップするだけでバックグラウンドサウンドのオン/オフが切り替わり、アイコンを長押しすれば好きな音源をその場で選択できるようになります。これだけで、世界が変わりますよ。
方法2:AssistiveTouchに割り当てる(究極の時短テク)
もっと素早く、しかも画面上のどこからでも操作したい! という上級者には、この方法がおすすめです。
- 「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「AssistiveTouch」の順に進みます。
- 「AssistiveTouch」をオンにすると、画面に半透明のボタンが常に表示されます。
- そのまま下にスクロールし、「カスタム操作」の項目(「シングルタップ」「ダブルタップ」「長押し」など)のいずれかを選択。
- 割り当てる機能の一覧が表示されるので、そこで「聴覚」を選びます。
これで、画面上のあのボタンを決めた方法(例えばシングルタップ)で押すだけで、一発でバックグラウンドサウンドのメニューが開くようになります。一度設定すれば、二度と「設定」アプリを漁る必要はありません。
効果倍増!他の機能と組み合わせる3つの応用ワザ
バックグラウンドサウンドは単体でも強力ですが、iphoneの他の優れた機能と組み合わせることで、その効果は何倍にも膨らみます。
1. 視覚もケアする「True Tone」「Night Shift」との連携
音で集中をサポートするなら、目から入る情報も最適化したいもの。特に夜間の使用では、画面のブルーライトが睡眠の質を下げてしまう可能性があります。
- Night Shift:夜間に画面の色を自動的に暖色(琥珀色)にシフトさせ、ブルーライトを軽減します。「設定」→「画面表示と明るさ」→「Night Shift」でスケジュールを設定しましょう。
- True Tone:周囲の環境光に合わせて、画面の色温度を自動調整。どの照明下でも、紙のような自然な見え目を保ちます。
夜、ベッドで「雨音」を聴きながら読書や動画を見る時は、ぜひこの2つもオンにしてみてください。視覚と聴覚の両方から脳への刺激を和らげ、就寝前の最高のリラックスタイムを創造できます。
2. 音質を好みに調整する「イコライザ」設定
「イコライザ」を使えば、再生される音そのものをあなたの好みやイヤホンの特性に合わせてカスタマイズできます。
- 「設定」→「ミュージック」→「イコライザ」と進みます。
- 例えば、高音が耳に刺さると感じるなら「Treble Reducer(高音カット)」を。より深みのある低音を求めたいなら「Bass Booster(低音ブースト)」を選びます。
- 特におすすめなのは「Late Night(夜間)」プリセット。全体的な音のメリハリを抑え、周囲への音漏れも気にせずに聴けるように調整されているため、静かな環境での使用に最適です。
3. 最強の集中環境を作る「ノイズキャンセリング」との併用
AirPods Proなどのノイズキャンセリング対応イヤホンをお持ちなら、それを装着した上でバックグラウンドサウンドを流してみてください。
物理的に外部の音を遮断(ノイズキャンセリング)しつつ、心理的・音響的なマスキング(バックグラウンドサウンド)も行うという、二重の遮音効果が生まれます。これにより、騒がしいオープンオフィスや電車の中でも、自分だけの静謐な空間を築くことが可能になります。
応用編:通知音も自分色に染めて、完全な没入環境を
ここまで来たら、もう一歩踏み込んでみましょう。集中している最中に、突然デフォルトの「リンリン」というiphoneの着信音が鳴ると、がくっと集中力が切れてしまいますよね。
それを防ぐ最終手段が、「着信音のカスタマイズ」です。自分が普段聴いているリラックスできる音楽や、バックグラウンドサウンドと調和する優しい音を、着信音や通知音に設定してしまうのです。
具体的には、GarageBandという無料アプリを使えば、好きな音楽ファイルの好きな部分(最大30秒)を切り取って、オリジナルの着信音(.m4r形式)を作成し、設定することができます。方法については、ネット上に優れたチュートターイアルが多数公開されているので、「GarageBand 着信音 作成」などで検索してみてください。
静かな環境音の中で作業に没頭している時も、通知は控えめなピアノのワンフレーズで知らせてくれる。これで、あなたのiphoneは、完全な集中サポートデバイスへと進化を遂げます。
あなただけの「音」を見つけて、日常をアップグレードしよう
いかがでしたか? 「バックグラウンドサウンド」は、単なる機能の一つではなく、あなたの日々のパフォーマンスとウェルビーイングを根本から支える、可能性に満ちたツールです。
今日ご紹介したのは、
- 機能の本質と、音源の選び方。
- 面倒な起動を解消する、2つの時短カスタマイズ術。
- 効果を何倍にも膨らませる、他の機能との組み合わせ方。
- 没入環境を完成させる、着信音カスタマイズの提案。
です。すべてを一度に実践する必要はありません。まずは、コントロールセンターに「聴覚」を追加して、今夜、好きな音を流しながら過ごしてみることから始めてみてください。
あなたの集中力とリラックスは、あなたのiphoneが握っています。この「iPhone tone」を味方につけて、より豊かで生産的な毎日を送るための第一歩を、今日踏み出してみませんか?
