iPhoneに音楽を取り込む方法って、意外と迷いませんか?CDを持っている人、パソコンに音楽ファイルがある人、別の音楽サービスから移行したい人…状況は人それぞれなのに、「iTunesを使って」という説明ばかりで、自分のケースにピッタリ合う方法がわかりづらいんですよね。
この記事では、あなたの「音楽が今どこにあるか」「どんな環境が使えるか」というスタート地点に合わせて、最適な音楽取り込み方法を7つご紹介します。面倒な同期のリスクを避けるコツや、最近増えている「PCなし」のスマートな方法まで、実際に試してわかった具体的な手順と注意点をお伝えしますので、最後まで読めば必ず道が開けます。
あなたの音楽はどこに?まずは状況チェック
最初に、簡単に状況を整理しましょう。以下の2つの質問に答えるだけで、後述する7つの方法のうち、どれがあなたに当てはまるかがすぐにわかります。
- 取り込みたい音楽の元々の姿は?
- A. CDです。
- B. パソコンや外付けハードディスクの中にMP3などのファイルとしてあります。
- C. SpotifyやAmazon Musicなど、他の有料音楽サービスで聞いています。
- D. 新しく曲を探して、iPhoneに入れたいです。
- 今すぐ使える機材は?
- A. WindowsやMacのパソコンがあります。
- B. iphoneしか手元にありません。
この組み合わせで、主に次の7つのルートが考えられます。パッと見で「これかも」と思う方法を、次の章から詳しく見ていきましょう。
- A(CD) & A(PCあり) → 方法1:PCのiTunes/Apple MusicアプリでCDを取り込む
- B(ファイル) & A(PCあり) → 方法2:PCのiTunes/Apple Musicアプリでファイルを同期、方法3:サードパーティ製ソフトで直感的に転送、方法4:クラウドやWi-Fiで無線転送
- C(他サービス) → 方法5:Apple公式の「転送」機能でプレイリストごとお引越し
- D(新規) → 方法6:Apple Musicで定額聴き放し、方法7:iTunes Storeで購入して所有
【PC経由】CDや音楽ファイルを確実に取り込む4つの手法
パソコンを使える環境なら、選択肢がグンと広がります。王道の公式方法から、もっとラクな方法までご紹介します。
方法1:iTunes/Apple MusicアプリでCDをデジタル化する
昔集めたCDコレクションをiphoneで聴きたいなら、これが基本です。
- 必要なもの:パソコン(Windows/Mac)、CD、iphone、USBケーブル。最近の薄型パソコンにはCDドライブが付いていないことが多いので、その場合はUSB接続の外付けドライブが必要です。
- 具体的な手順のコツ:
- パソコンにCDを挿入すると、通常はiTunes(Windows)やApple Musicアプリ(Mac)が自動で起動します。
- 「CDをインポートするか?」と聞かれるので、確認します。この時、インターネットに接続されていれば、アルバム名や曲名が自動的に補完されるので便利です。
- インポートが完了したら、iphoneをUSBケーブルで接続し、アプリ内のデバイスマークをクリック。
- 「ミュージック」タブを開き、「ミュージックを同期」にチェックを入れ、同期するプレイリストやアルバムを選んで「適用」をクリックします。
- ここがポイント・注意点:
- 最大の落とし穴は「同期」の概念です。iTunes/Apple Musicアプリ経由では、単純なコピーではなく「ライブラリを同じ状態にする」ことが前提です。設定によっては、意図せずiphone上の既存の曲が消えてしまう可能性があるので、初回の同期前には必ず内容を確認しましょう。
方法2:音楽ファイルをiTunes/Apple Musicアプリ経由で転送
すでにデジタルファイル(MP3, AAC, WAVなど)を持っている場合も、手順は似ています。
- 具体的な手順のコツ:
- パソコンのiTunes/Apple Musicアプリを開き、音楽ファイルが入っているフォルダを開きます。
- 転送したいファイルやフォルダを、アプリウィンドウ内の「楽曲」エリアにドラッグ&ドロップするだけでライブラリに追加されます。
- あとは方法1と同様に、iphoneを接続して同期を行うだけです。
- ここがポイント・注意点:
- ドラッグ&ドロップで簡単に追加できますが、やはり最後の「同期」操作を忘れるとiphoneに反映されません。ファイルを追加したら、必ずデバイスを接続して同期を実行することを習慣にしましょう。
方法3:サードパーティ製ソフトで直感的にファイル転送
「同期がよくわからない」「もっとファイルエクスプローラーのようにサッと転送したい」という人に好評な方法です。iTunesの複雑さを感じた私も、この方法に救われました。
- 代表的なソフト例:有料・無料版がある「iMazing」や「WALTR」などが有名です。多くのソフトが無料トライアルを提供しているので、まずは試してみるのがおすすめです。
- 具体的な手順のコツ:
- ここがポイント・注意点:
- 最大のメリットは、iTunesのような「同期」がなく、単純なファイルコピー感覚で使えることです。誤削除の心配が大幅に減ります。
- 注意点は、信頼できる開発元のソフトを選ぶこと。レビューや評価をチェックし、公式サイトからダウンロードしましょう。
方法4:クラウドやWi-Fiアプリで「PCなし」風に転送
「ケーブルでつなぐのも面倒」という方は、無線を使ったスマートな方法もあります。
- クラウドサービス(Google Drive、Dropboxなど)を使う:
- パソコンで音楽ファイルをクラウドフォルダにアップロード。
- iphoneで同じサービスのアプリを開き、ファイルをタップ。
- 「共有」ボタンから「ミュージックにコピー」を選択すれば、ミュージックアプリのライブラリに直接追加できます。
- Wi-Fi転送専用アプリ(Send Anywhere、FEファイルエクスプローラーなど)を使う:
- ここがポイント・注意点:
- クラウド経由の場合、アプリ内でストリーミング再生するのと、「ミュージックにコピー」してオフラインライブラリに加えるのは全く別の操作です。ライブラリに確実に取り込むには「ミュージックにコピー」などの操作が必要なので注意しましょう。
- 大量のファイルを一括で転送するには、やはり有線や方法3のソフトの方が安定します。
【PCなしでも】音楽をiPhoneに追加する3つのスマート術
パソコンが手元にない、あるいは使いたくないという場合でも、音楽をiphoneに追加する方法はあります。現代的な解決策をご紹介します。
方法5:Apple公式の「他のサービスからミュージックを転送」機能
これは知っているとかなり便利な、Apple公式のプレイリスト移行サービスです。Spotifyで苦労して作ったプレイリストを、Apple Musicにそのまま引き継ぎたい時に重宝します。
- 絶対に必要な前提条件:iphoneでApple Musicの有料サブスクリプションに加入していること。これがないと機能を使えません。
- 具体的な手順のコツ:
- iphoneの「設定」アプリを開き、「ミュージック」をタップします。
- 下の方にある「その他のサービスからミュージックを転送」を選択。
- 転送元のサービス(例:Spotify)を選び、アカウントでログインを許可します。
- 転送したいプレイリストにチェックを入れ、「完了」または「ライブラリに追加」をタップすれば、自動で処理が始まります。
- ここがポイント・注意点:
- この機能は、Apple Musicのカタログに存在する楽曲を自動的にマッチングして追加します。実際のファイルが転送されるのではなく、Apple Music内の同じ曲へのリンクがプレイリストとして再現されるイメージです。そのため、ストレージを消費せず、音質も安定しています。
- Apple Musicにないマイナーな曲やライブ音源は転送できず、「一部のミュージックは確認が必要です」というメッセージが表示されることがあります。
方法6:Apple Musicサブスクでダウンロードする
今、最もスタンダードな音楽の楽しみ方です。月額料金を支払うことで、数百万曲のライブラリから好きなだけ聴き、iphoneにダウンロードしてオフライン再生できます。
- 「取り込み」に相当する操作:アルバムやプレイリストの画面で、「+追加」した後に現れる「ダウンロード」マーク(雲の下に矢印のアイコン)をタップするだけです。
- ここがポイント・注意点:
- 圧倒的に楽曲探索からダウンロードまでがシームレスで、音楽を「探す」楽しみに集中できます。
- 最大の注意点は、サブスクリプションを解約すると、ダウンロードした全ての楽曲が聴けなくなることです。「レンタル」のようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。
方法7:iTunes Storeで購入して自分のライブラリに
音楽を資産として「所有」したい場合、これが伝統的な方法です。気に入ったアーティストの作品を直接サポートしたい時にも使えます。
- 具体的な手順のコツ:
- iphoneの「iTunes Store」アプリ(またはミュージックアプリ内のストア)を開きます。
- 楽曲やアルバムを検索し、価格ボタン(「¥250」など)をタップして購入します。
- 購入が完了すると、自動的にあなたの「ミュージック」アプリのライブラリに追加され、ダウンロードも開始されます。
- ここがポイント・注意点:
- 一度購入した曲は、Apple IDでログインしている限り永久に再ダウンロードでき、サブスク解約の影響も受けません。確実に所有したいアルバムにはこの方法が安心です。
- 曲単位で購入するため、大量に聴く人にはコストがかさむ可能性があります。
困ったときのQ&A:よくあるトラブルと解決策
実際に作業をしていると、小さなつまずきが出てくるもの。ここで一気に解決しておきましょう。
- Q. パソコンにiphoneをつないでも反応しない/「信頼しますか?」と出る
- A. 初めて接続するパソコンでは、iphoneの画面に「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されます。「信頼する」をタップしてパスロックを入力しないと、パソコンからは認識されません。これでほとんど解決します。
- Q. クラウドから「ミュージックにコピー」したのに、ミュージックアプリに見つからない
- A. 時間がかかることがあります。しばらく待ってもダメな場合は、ミュージックアプリの「ライブラリ」タブではなく、「検索」タブで曲名を直接検索してみてください。インデックス(目録)が更新されるまで、ライブラリの一覧にすぐ反映されない場合があります。
- Q. 他サービスから転送中に「一部のミュージックは確認が必要です」と出た
- A. 先ほども触れたように、Apple Musicに完全一致するメタデータ(曲情報)の曲が見つかりませんでした。メッセージ内の「今すぐ確認」をタップすると、類似した別バージョン(リマスター版やライブ版など)が提案されるので、それを選ぶか、転送から除外するかを選べます。
- Q. ストレージがいっぱいでこれ以上音楽を入れられない
- A. まず「設定」→「一般」→「iphoneストレージ」で、ミュージックがどのくらい容量を使っているか確認を。不要なダウンロード済みアルバムは、ミュージックアプリ内で削除できます。また、「設定」→「ミュージック」内の「ストレージを最適化」をオンにすると、聴いていない楽曲のダウンロードを自動で削除してくれます。
あなたにぴったりのiPhone音楽取り込み法を見つけよう
さて、いかがでしたか?iphoneに音楽を取り込む方法は、実に多様でしたね。大切なのは、「すべてを一つで」解決しようとしないことです。
- あなたがCDや昔のファイルなど、思い出の「資産」を確実にデジタル化して未来に残したいなら、パソコンを使った方法1~4が基本です。特に、大量にある場合は、最初に少し手間をかけて方法3の転送ソフトを試してみる価値があります。
- あなたがとにかく手軽に、今の音楽をたくさん楽しみたいなら、方法6のApple Musicサブスクリプションが最もストレスフリーで現代的な答えです。
- 他サービスからの乗り換えを考えているなら、まずは方法5の公式転送機能を試し、その後は方法6のサブスクで新しい音楽生活を始めるのがスムーズです。
自分の音楽環境と、何を最も大切にしたいか(「所有」か「手軽さ」か)を考えれば、自ずと最適な道が見えてきます。この記事が、あなたの音楽をもっと自由に楽しむためのきっかけになれば嬉しいです。
