これから中古市場やショップで見かける機会も多い「iPhone SE」。一口にiPhone SEといっても、実は見た目がそっくりで仕様が異なる複数のモデルが存在します。
あなたが今見ているiPhone SE、あるいは購入を検討しているそのモデルは、一体どれなのでしょうか。
この記事では、2026年現在の選択肢を整理し、第2世代、第3世代、そして最新のラインナップiPhone 16eまで、それぞれの具体的な見分け方と、あなたに最適な一台を選ぶための完全ガイドをお届けします。迷ったときの決め手となるポイントを、わかりやすく解説していきます。
iPhone SE 見分け方のカギは「世代」と「後継機」にあり
まず大前提として、「iPhone SE」と呼ばれるモデルには主に2つの「世代」があります。さらに、現在の公式ラインナップには、その「精神的な後継」とも言える新モデルが登場している状況です。この3つを区別することが、正しい見分け方の第一歩です。
- iPhone SE(第2世代):2020年4月発売。デザインの基本はiPhone 8とほぼ同一です。
- iPhone SE(第3世代):2022年3月発売。外観は第2世代とほとんど変わりません。
- iPhone 16e:2025年2月発売。iPhone SEシリーズの流れを汲む、最新のエントリーモデルです。
第2世代と第3世代は既に公式販売が終了しており、今から購入する場合は、キャリアの認定中古品や信頼できる中古販売店が主な入手先となります。一方のiPhone 16eは、現在もAppleやキャリアで新品を購入できる最新モデルです。
外観だけじゃない! 核心のスペックで見分ける方法
一見するとそっくりな第2世代と第3世代。パッと見での判別は難しいですが、以下の核心的なスペックの違いを押さえれば、確実に見分けることができます。
最大の見分けポイントは「5G対応」の有無です。
- iPhone SE(第3世代):5G通信に対応しています。モバイル通信の設定画面を見たり、混雑した場所でも比較的高速な通信ができるかどうかが、一つの判断材料になります。
- iPhone SE(第2世代):5Gには非対応で、4G(LTE)までの対応となります。
性能の違いも見逃せません。
- iPhone SE(第3世代):A15 Bionicチップを搭載。現在でも非常に高い処理能力を持ち、動画編集やゲームなども快適です。
- iPhone SE(第2世代):A13 Bionicチップを搭載。日常使用には十分ですが、A15と比べると性能面で差があります。
もう一つの隠れた違いが「バッテリー」です。
公称値では、第3世代の方が第2世代よりもビデオ再生時間で約2時間長く持つとされています。しかし、中古品の場合は使用年数による消耗の度合いが体感に大きく影響するため、購入の際は「バッテリー最大容量」が何%かを必ず確認しましょう。80%以上がひとつの安心の目安です。
全くの別物? iPhone 16e との明らかな違い
次に、iPhone SE(第2/3世代)とiPhone 16eを見分けるのは、実はとても簡単です。外観が根本的に異なるからです。
デザインと画面: 「ホームボタン」があるかないか
- iPhone SE(第2/3世代):最大の特徴は画面下部にある物理的なホームボタンです。このボタンでTouch ID(指紋認証)を行い、操作の基点ともなります。画面サイズは4.7インチとコンパクトで、片手での操作が非常にしやすいのが魅力です。
- iPhone 16e:他の最新iPhone同様、ホームボタンはありません。画面全体がディスプレイとなっており、認証方法はFace ID(顔認証) に変わります。画面サイズは6.1インチと大きくなり、動画視聴やウェブ閲覧の体験は向上しますが、片手操作性はコンパクトなSEに軍配が上がります。
最新機能の有無
- iPhone 16e:最新のA18チップを搭載し、Appleが力を入れるAI機能「Apple Intelligence」にも対応しています。また、充電・データ転送用の端子が従来のLightningからUSB-Cに統一されています。
- iPhone SE(第2/3世代):A18チップやApple Intelligenceには対応しておらず、充電端子もLightningのままです。
あなたの「最優先」は何? モデル選びの決め手3択
情報を整理したところで、最も重要な「どれを選ぶべきか」という問いに移りましょう。これは、あなたが何を最も大切にするかによって、答えがはっきりと分かれます。
選択肢1: 「とにかく安く、ホームボタンがいい!」という人 → iPhone SE(第2世代)の中古を検討
- 向いている人:初期費用を可能な限り抑えたい方。指紋認証のTouch IDを好み、マスク着用時でもロック解除が楽な点を重視する方。最新の高性能や5Gは必須ではない方。
- 注意点:性能と通信速度(4Gまで)で他のモデルに劣ります。中古購入では、バッテリー状態の確認が特に重要です。
選択肢2: 「中古でも5G対応で、もう一段階性能が良いものが欲しい」という人 → iPhone SE(第3世代)の中古を狙う
- 向いている人:ホームボタンとコンパクトサイズにこだわりつつ、できるだけ性能面や通信速度で妥協したくない方。中古市場で、第2世代との価格差が許容範囲なら、よりおすすめです。
- 注意点:それでも最新モデルではないため、OSサポートの終了が将来的に近づきます。バッテリー持ちは新型には及びません。
選択択肢3: 「最新の機能と将来性を、手頃な価格帯で手に入れたい」という人 → iPhone 16eが第一候補
- 向いている人:最新のチップ性能やAI機能、USB-Cの利便性、そして何より長期的なOSサポートを重視する方。ホームボタンからの移行に抵抗がなく、画面サイズの大きさをメリットと感じる方。
- ポイント:キャリアの月賦割引や下取りキャンペーンを活用することで、実質的な購入価格を抑えられる場合が多いです。総合的なバランスと将来性を考えると、2026年現在で新規購入するなら最も推奨できる選択肢です。
まとめ:正しいiPhone SEの見分け方で、後悔しない一台を
iPhone SEを見分け、選ぶための道筋はお分かりいただけたでしょうか。
- 見た目がそっくりな第2世代と第3世代は、「5G対応の有無」が最大の見分け方のポイントです。
- 最新のiPhone 16eとは、「ホームボタンの有無」と「画面の大きさ」で一目瞭然です。
- どれを選ぶかは、「ホームボタンへのこだわり」「予算」「最新機能への欲求」 という3つの軸で自分の優先順位をはっきりさせれば、自ずと答えが見えてきます。
ホームボタンと極限のコンパクトさを愛するなら、中古のSEシリーズは今でも唯一無二の選択肢です。一方で、モダンな全画面体験と長く使える将来性を求めるなら、iPhone 16eへの移行が自然な進化と言えるでしょう。
あなたの日常スタイルと、何を最も大切にしたいか。その答えが、あなたにぴったりの1台を見極める、最高の羅針盤になります。
