iPhoneの容量、気づいたらもういっぱい…なんてこと、ありませんか?
特に写真や動画をたくさん撮る人にとって、ストレージ不足は切実な悩みです。
「SDカードにバックアップしたいけど、iPhoneには差し込む場所がない…」
そう思っているあなた、ご安心を。実は、とっておきの方法があるんです。
この記事では、iPhoneのデータをSDカードに移行する具体的な手順を、わかりやすく丁寧にご紹介します。
パソコンがなくても大丈夫。必要なものと手順さえわかれば、今日からあなたもデータ管理の達人になれます。
iPhoneとSDカード、どうやってつなぐの? 〜必要なものはこれだけ〜
結論から言うと、iphoneにはSDカードスロットがありません。
でも、魔法のような小さなガジェットを使えば、簡単につなげるようになるんです。
必要なのは、次の2点だけです。
- SDカードリーダー:これが最重要アイテムです。iphoneの充電ポート(LightningまたはUSB-C)に差し込むことで、SDカードを認識できるようにしてくれます。
- SDカード本体:データを保存する受け皿です。
この組み合わせさえあれば、パソコンを経由せずに、直接iphoneとSDカードの間でデータをやり取りできるんです。
まるで、かつてのiPodのように、手軽にデータを持ち歩けるようになりますよ。
リーダー選びのポイント
- iPhone 14以前の方(Lightning端子):Apple純正の「Lightning – SDカードカメラリーダー」が最も安心です。互換性に優れ、サクサク動きます。
- iPhone 15以降の方(USB-C端子):Apple純正の「USB-C – SDカードカメラリーダー」、または信頼できるサードパーティ製のUSB-Cリーダーが使えます。
- SDカード選びのコツ:写真や動画の保存が目的なら、128GB以上の容量を選ぶと余裕が持てます。動画をよく撮る方は、転送速度の速い「UHS-I U3」や「V30」と書かれたものを選ぶと、スムーズに保存できます。
さっそく試してみよう! iPhoneからSDカードへ写真を移行する手順
それでは、実際に写真や動画をSDカードにバックアップしてみましょう。
手順は驚くほど簡単です。さっき撮った写真でも、昔の思い出のアルバムでも、ぜひ試してみてください。
ステップ1:接続と準備
ステップ2:「写真」アプリで移行
- iphoneの「写真」アプリを開きます。
- 移行したい写真や動画を選択します。「選択」をタップして複数選んでもいいですし、アルバムごとまとめて選ぶこともできます。
- 画面右下の共有マーク(上矢印が箱から出ているアイコン)をタップします。
- 共有メニューが現れたら、下にスクロールして「ファイルに保存」を探してタップします。
- 保存先を選択する画面になります。ここで「この[iPhone]内」ではなく、先ほど接続したSDカードの名前(例:NO NAMEやSANDISKなど)をタップして選択します。
- 最後に右上の「保存」をタップすれば完了です!
保存が始まると、進行状況が表示されます。大量のデータを一度に移行すると時間がかかることもありますが、焦らず待ちましょう。
これで、あなたの大切な思い出が、iphone本体からSDカードに無事にコピーされました。
ファイルもまとめてお引越し! 「ファイル」アプリを使った移行術
写真や動画だけではありません。
書類やPDF、ダウンロードしたデータなど、他のファイルも同じ要領でSDカードに移せます。
ここで活躍するのが、iphone標準の「ファイル」アプリです。
ステップ1:「ファイル」アプリを開く
- SDカードリーダーを接続した状態で、「ファイル」アプリを起動します。
- 「ブラウズ」タブを開くと、「場所」の一覧に先ほど接続したSDカードの名前が表示されているはずです。ここが、SDカードの入り口です。
ステップ2:ファイルをコピーする
- 次に、画面を切り替えます。「ブラウズ」タブの「場所」で「この[iPhone]内」をタップします。ここに、iphoneに保存されている全てのファイル(一部のアプリデータを除く)がフォルダごとに表示されています。
- 移行したいファイルやフォルダを見つけ、長押しします。
- メニューが表示されるので、「移動」を選択します。
- 移動先の選択画面で、先ほど確認したSDカードの名前をタップし、「コピー」を押せば完了です。
この方法を使えば、仕事の書類や趣味のデータなど、写真以外のあらゆるファイルを整理しながらSDカードにバックアップできます。
iphone本体をすっきりさせたい時に、ぜひ活用してみてください。
逆もできる! SDカードからiPhoneにデータを取り込む方法
SDカードは、データを移し出すだけの道具ではありません。
例えば、デジタルカメラで撮った写真を、パソコンなしで直接[iPhone]に取り込みたい時。そんな時も、このリーダーが大活躍します。
写真・動画を取り込む
- 写真が入ったSDカードをリーダーに差し、iphoneに接続します。
- 自動的に「写真」アプリが起動し、インポート画面が表示されることがあります。表示されたら、取り込みたい写真を選んでインポートするだけです。
- もし自動で起動しなければ、「ファイル」アプリを開き、SDカード内の画像ファイルを直接開いて、「共有」ボタンから「写真に保存」を選択すればOKです。
その他のファイルを取り込む
- 「ファイル」アプリでSDカードを開き、取り込みたいファイル(例えばPDFやWord文書など)を探します。
- ファイルを長押しし、「共有」を選択します。
- 共有先として、保存したいアプリ(「ブック」や「メモ」など)を選べば、iphone内で使えるようになります。
旅行中にカメラの写真をすぐにSNSにアップしたい時、仕事の書類を外出先で確認したい時。この方法を知っていれば、もうパソコンに頼る必要はありません。
もしも上手くいかない時は? よくあるトラブルと解決策
「接続したのに、SDカードが認識されない!」
そんなハプニングに遭遇した時も、慌てずに。ほとんどの場合は簡単に解決できます。
まず試してみること
- 接触不良を疑う:一度、SDカードとリーダー、リーダーと[iPhone]の接続をすべて抜き差しし、ほこりなどが付いていないか確認して再接続してみてください。
- [iPhone]を再起動する:電子機器の万能薬、再起動を試してみましょう。それだけで認識されることも多いです。
- 他のアプリを終了する:バックグラウンドで多くのアプリが動いていると、リーダーに十分な電力が供給されないことがあります。不要なアプリを一旦すべて終了させてから試してみてください。
それでもダメな時に確認すること
- SDカードのフォーマット形式:これは重要なポイントです。[iPhone]が読み書きできるのは、「exFAT」または「FAT32」という形式でフォーマットされたSDカードだけです。特に64GB以上の大容量カードは、Windowsで一般的な「NTFS」形式だと認識されません。パソコンがある場合は、カードのプロパティで形式を確認し、必要ならデータを別の場所にバックアップした上でexFAT形式にフォーマットし直す必要があります(フォーマットすると中身は全て消えますのでご注意!)。
- 電力不足の可能性:大容量の高速SDカードや、多機能なリーダーを使う場合、[iPhone]からの給電だけでは足りないことがあります。その場合は、リーダーに給電用のポートがあれば、そこに充電器をつなぎながら操作してみてください。
データ管理のプロになる! 外部ストレージ活用の心得
SDカードを使ったデータ移行は便利ですが、一点だけ、とても大切なことをお伝えします。
それは、SDカードなどの外部ストレージは「唯一のバックアップ先」として絶対に頼らないでください、ということ。
SDカードやUSBメモリは、物理的な破損や劣化、そして何より「紛失」のリスクがあります。
せっかく移行した大切な思い出が、一瞬で消えてしまう可能性もゼロではありません。
プロが実践するデータ管理の鉄則「3-2-1ルール」
- 3:データのコピーを3つ作る。
- 2:2種類以上の異なる媒体に保存する(例:[iPhone]本体 と SDカード と クラウド)。
- 1:そのうちの1つは、離れた場所(オフサイト)に保管する。
このルールに則れば、たとえ一つがダメになっても、他の二つからデータを復元できます。
SDカードへの移行は、この「2種類以上の媒体」のうちの一つとして考えましょう。
もう一つの媒体として、iCloudやGoogleフォトなどのクラウドサービスを併用するのが、今の時代のスマートな選択です。
さあ、はじめよう! iPhoneのデータをSDカードに移行する
いかがでしたか?最初は難しそうに思えたiPhoneのデータをSDカードに移行する作業も、必要な道具と手順さえわかれば、実にシンプルで直感的な操作であることがお分かりいただけたと思います。
この方法をマスターすれば、
- iphoneの容量不足から解放され、思いっきり写真が撮れる。
- デジカメの写真をすぐに[iPhone]でシェアできる。
- 大切なデータのバックアップが、パソコンなしで手軽に取れる。
そんなデジタルライフが待っています。
まずは、お手持ちのSDカードと、数千円のリーダーを用意することから始めてみませんか?
この記事が、あなたのデータ整理と、大切な思い出を守る一歩となれば幸いです。
