風呂敷、ひとつ持っていますか?
最近ではエコバッグとして見直されている風呂敷。実は、たった一枚の布が、ラッピングから収納、ファッションのアクセントまで、驚くほど多彩に活躍してくれるんです。
「でも、包み方が難しそう…」「結び方がわからない」そんな風に思っていませんか?
大丈夫。初心者でも必ずできる、風呂敷の基本の「真結び(まむすび)」から、今日から使えるお洒落なアレンジ方法まで、画像と一緒にやさしく解説していきます。
これさえ読めば、あなたも風呂敷使いの仲間入り。世界にひとつだけの、粋でエコな包み方を楽しみましょう。
風呂敷を始める前に:サイズと素材の選び方
まずは、あなたにぴったりの一枚を選びましょう。風呂敷の楽しみは、この選ぶところから始まっています。
サイズ別・主な使い道
- 45cm角〜50cm角:弁当箱包み、瓶やワインのラッピング、小物入れに。
- 68cm角〜75cm角:最もスタンダードなサイズ。A4ファイルや書籍、日用雑貨の持ち運びに最適。初心者におすすめです。
- 90cm角〜100cm角:衣類やバスタオルを包む、ピクニックシート代わりに。
- 130cm角以上:大きな贈り物を包む、インテリアとしてテーブルクロスに。
まずは、68cmか75cmの一枚を用意するのが、練習にも実用にも良いでしょう。
素材で変わる風呂敷の表情
- 綿:やわらかく扱いやすい。初心者にも包みやすく、洗濯も楽なので日常使いに最適。
- シルク:光沢と高級感があり、贈答用にぴったり。滑りやすいので中級者向け。
- ポリエステル:シワになりにくく、撥水加工されているものも。雨の日用やアウトドアに。
- ウール:保温性があり、冬の温かい贈り物を包むのに。
最初の一枚は「綿」が無難です。最近はおしゃれなデザインのものもたくさんありますよ。風呂敷 綿で探してみるのも良いかもしれません。
絶対に覚えたい基本の「真結び(まむすび)」
風呂敷の包み方の基本中の基本。この結び方をマスターすれば、あとは応用するだけです。結び目が美しく、解くのも簡単なのが特徴です。
ステップ1:布を広げ、包むものを中央に置く
風呂敷を菱形(ひしがた)に広げます。包むものを中央に置きましょう。
ステップ2:手前の角を折り、向こう側の角で覆う
まず、手前(自分に近い方)の角を、包むものの上に少し折り上げます。次に、一番遠い角を手前に引っ張り、包むものをすっぽり覆うようにします。この時、布がピンと張るように調整してください。
ステップ3:左右の角を結ぶ
左右の角を、包んだものの上で交差させます。一度結び目の形を作ったら、布をねじりながらしっかりと絞ります。
ここがポイントです。この「ねじる」動作で結び目が締まり、ほどけにくくなります。
ステップ4:真結びを完成させる
ねじった両端を、普通のリボン結びのように結びます。ただし、最初の輪は「わ」を作らず、結び目を通すだけにします。
結び目が「十」字になったら完成です。引っ張ってもほどけにくく、端を引っ張ればサッと解ける優れものです。
定番の包み方3選:基本を応用してマスター
真結びができたら、次は包み方のバリエーションを増やしましょう。どんな形のものにも対応できます。
1. 基本の「ふろしき包み」:箱や書籍をしっかり包む
角がはっきりしたものに最適な、最も基本的な包み方です。
- 風呂敷を菱形に置き、箱を中央に(箱の角が風呂敷の中心に来るように)置く。
- 手前の角を箱の上に折り、奥の角で全体を覆う。
- 左右の角を箱の側面に沿わせて折り込み、箱の上面で真結びをする。
これで、持ち手付きの立派な包みが完成します。贈り物にも使えますね。
2. 「ひもかけ包み」:瓶やボトルを安心して運ぶ
ワインやオイルの瓶など、立てて持ち運びたいものにぴったりです。
- 風呂敷を正方形(菱形ではなく)に置き、中央に瓶を立てる。
- 向かい合う二つの角を、瓶の首元でひと結びする(仮止め)。
- 残る二つの角も同様に結び、四つの角がすべて瓶の首元に集まるようにする。
- 集めた四つの角をまとめて、一つに結べば完成。手提げひもになります。
3. 「つづら包み」:衣類やふんわりしたものをコンパクトに
服やタオルなど、かさばるものを小さくまとめたい時に便利な包み方です。
- 風呂敷を正方形に置き、包むものを中央に置く。
- 左右の角を中心に向かって折り重ね、長い筒状にする。
- 筒の上下から、中央の荷物を包み込むように折り畳んでいく。
- 最後にできた両端を結べば完了。背負うこともできます。
風呂敷をもっと楽しむ!実用的でお洒落なアレンジ術
基本がわかれば、あとはアイデア次第。風呂敷はただ包むだけの道具ではありません。
エコバッグとして大活躍
買い物に行く時に、そのままエコバッグに変身させましょう。
「両手持ちバッグ」の作り方
- 風呂敷を広げ、向かい合う二つの角をそれぞれ結び、二つの輪を作る。
- 結んでいない二つの角を内側に少し折り込む。
- 折り込んだ部分を底に、作った二つの輪を手提げ部分にして、中に商品を入れる。
これだけで、世界に一つのマイバッグの完成です。コンパクトに畳めるので、常にカバンに入れておけます。
ランチョンマットやテーブルクロスに
お気に入りの柄の風呂敷は、食事の時間を華やかにしてくれます。75cm角くらいのものがちょうど良いサイズです。汚れたら洗うだけなので、清潔に保てます。
インテリアのアクセントに
壁に飾ったり、棚の上に敷いたり。季節や気分で簡単にインテリアを変えられるのは、風呂敷の大きな魅力です。使い古した風呂敷をリメイクして、クッションカバーを作るのもおすすめです。
風呂敷のある暮らし:その魅力と気をつけたいポイント
最後に、風呂敷を使いこなす上での心得をお伝えします。
風呂敷を使う本当のメリット
- エコでサステナブル:使い捨て包装が減り、ゴミを削減できます。
- 無限の汎用性:一枚あれば、包む・運ぶ・飾る・覆うなど、用途はアイデア次第。
- 自己表現のツール:柄や結び方で、贈る気持ちや自分のセンスを表現できます。
- 心の余裕:丁寧に包む時間は、ものを慈しむ気持ちを育みます。
注意したいポイントとお手入れ方法
- 滑りやすい素材(シルクなど)は、結び目が緩みやすいので注意。練習してから実践を。
- 荷物が重い場合は、「二枚重ね」 にして強度を補いましょう。
- 汚れたら基本的に水洗い可能ですが、素材表示を確認してください。デリケートなシルクはドライクリーニングが無難です。
- アイロンをかける時は、素材に合った温度で、裏面からかけるときれいです。
風呂敷の包み方で、日常に小さな彩りを
いかがでしたか?
風呂敷の包み方は、慣れてしまえばまるで魔法のよう。一枚の布が、その時々の形に変化し、あなたの生活をサポートしてくれます。
最初は基本の「真結び」と「ふろしき包み」だけで十分。まずは家にある本やお菓子の箱で、何度か練習してみてください。そのうち、手が自然と動くようになる瞬間が必ず来ます。
そして、自分のお気に入りの一枚を見つけてみてください。風呂敷 おしゃれには、伝統的な文様からモダンなデザインまで、たくさんの選択肢があります。その一枚と共に、あなただけの「包み方」を見つける旅が始まります。
今日から始める、エコで粋な風呂敷生活。さあ、あなたも最初の一結びをしてみませんか?
