こんにちは。スマホの設定って、何だか難しそうで後回しにしがちですよね。特に最近話題の「eSIM」への変更は、聞き慣れない言葉も多く、少しハードルが高いと感じている方も多いのではないでしょうか。
でも、実はauの回線をeSIMに変更するのは、思っているよりずっと簡単なんです。しかも、一度変更してしまえば、これからのiPhoneの機種変更が驚くほどラクになる、という大きなメリットもあります。
この記事では、「auの回線をeSIMに変えたいけど、やり方がわからない」「eSIMにすると何が良いの?」という疑問に、一つひとつ丁寧にお答えします。難しい専門用語はできるだけ使わず、実際に手順を進めながら感じる「あれ、どうすればいいんだろう?」を解消していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
eSIMとは何か? まずは基本からおさらい
最初に、eSIMのことを簡単に理解しておきましょう。
今まで私たちが使っていた小さなプラスチックのカード、あれが「物理SIM」です。一方、eSIMは「Embedded SIM(組み込み型SIM)」の略で、この物理的なカードをなくし、その機能をスマホ本体に直接組み込んだものだと考えてください。
- 見えないSIMカード:端末内部にデジタルデータとして存在するので、紛失や破損の心配がありません。
- 複数回線の管理が楽:1台のスマホに、旅行用の回線や仕事用の回線など、複数の番号を登録しておくことができます。
特にiPhone 14以降の一部モデルや、今後発売されるiPhoneでは、このeSIMのみに対応する機種が増えています。つまり、今のうちにeSIMに慣れておくことで、将来の機種変更をスムーズに迎えられるのです。
事前チェック! あなたのiPhoneとau回線はeSIM変更可能?
いきなり設定を始める前に、必ず確認してほしいことが2つあります。これをクリアしていないと、途中で進められなくなるかもしれません。
1. あなたのiPhoneの機種を確認
eSIMに対応しているのは、iPhone XS、iPhone XRおよびそれ以降のモデルです。お使いの機種がこれより古い場合は、残念ながらeSIMに変更することはできません。
2. 安定したWi-Fi環境にいるか確認
設定の途中で通信環境が必要になります。自宅やオフィスなど、信頼できるWi-Fiに接続してから作業を始めましょう。また、バッテリーが少ないと心もとないので、充電器に接続しておくのがおすすめです。
これらの準備が整ったら、いよいよ本番です。深呼吸して、次に進みましょう!
3つの方法から選べる! au回線をeSIMに変更する手順
auの回線をeSIM化する方法は、主に3つのパターンがあります。ご自身の状況に最も合った方法を選んでみてください。
方法1:iPhone単体でサクッと変更(最も簡単な方法)
これは、au(UQモバイルやpovoを含む)が提供している「eSIMクイック転送」機能に対応している場合に使える、一番手軽な方法です。
- iPhoneの「設定」アプリを開きます。
- 「モバイル通信」をタップ。
- 現在使っているauの回線(番号)を選択します。
- 「eSIMに変更」というオプションが表示されていたら、それをタップ。
あとは表示される指示に従うだけで、自動的に変換が始まります。この方法が使えれば、auショップに電話したり、QRコードを受け取ったりする必要はありません。変換中は数分間、通信が一時的に使えなくなることがあるので、ご注意ください。
方法2:auサポートからQRコードをもらって設定
「設定」アプリに「eSIMに変更」オプションが表示されない場合や、最初からこの方法で進めたい場合は、auのサポートに連絡する必要があります。
- auのカスタマーセンター(157)に電話するか、オンラインチャットで「eSIM化したい」と伝えます。
- eSIM用の「QRコード」を発行してもらいます。これはメールで送られてくるか、My auアプリ内で確認できる場合があります。
- iPhoneの「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」をタップし、表示されたQRコードをiPhoneのカメラで読み取ります。
QRコードの有効期限は限られているので、受け取ったら早めに設定を完了させましょう。
方法3:新iPhoneへの機種変更と同時に移行
これは、新しいiPhoneを購入して、データを移行するタイミングで行う方法です。古いiPhoneにまだ物理SIMが入っている場合でも、新しいiPhoneにデータを移すついでに、回線もeSIMとして引き継げます。
新旧のiPhoneを近づけ、「クイックスタート」でデータ移行を開始すると、「モバイル通信の設定」という画面が現れます。ここで「他の端末から転送」を選べば、古い端末の物理SIMがeSIMに変換され、新しい端末に転送されるのです。iOS 16以降で利用できる、とてもスマートな方法です。
もしもの時のために知っておきたい! よくあるトラブルと解決策
どんなに丁寧に設定しても、たまに思い通りにいかないこともあります。そんな時、慌てずに対処できるよう、よくある問題とその対処法をまとめました。
- 「圏外」と表示されて通信できない
設定が終わったのに「圏外」のまま、ということがあります。まず試してほしいのは、iPhoneの再起動です。それでもダメな場合は、「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」に進み、データ通信に使用する回線(ライン)として、今追加したばかりのeSIMの回線が選択されているか確認してください。ここを間違えると、通信できません。 - 「eSIMに変更」オプションが出てこない
これは、あなたの契約プランや回線が、まだこの機能に対応していない可能性があります。その場合は、上述の「方法2」に切り替えて、auサポートにQRコードの発行を依頼しましょう。 - 金融アプリや認証アプリが使えなくなった
SIMが変更されると、セキュリティ上、銀行アプリやGoogle Authenticatorなどの多要素認証(MFA)アプリが使えなくなることがあります。これは正常な反応です。eSIMの設定が完全に落ち着いたら、それぞれのアプリを再設定する必要があります。
一つ覚えておいてほしいのは、ほとんどの問題は「再起動」と「設定の再確認」で解決するということです。焦らず、一歩ずつ確認してみてください。
eSIMにして良かった! 実感できる3つのメリット
ここまで手順を見て、「なんだか面倒そう…」と思った方もいるかもしれません。でも、eSIMに変更すると、次のような嬉しいメリットが待っています。
1. 機種変更が圧倒的に楽になる
これが最大のメリットです。次に新しいiPhoneに買い替える時、SIMカードの抜き差しは一切不要です。先ほど説明した「クイックスタート」を使えば、データと電話番号をまとめて新しい端末に引き継げます。SIMカードトレイを探す細かいピンとも、もうお別れです。
2. 海外旅行がさらに快適に
海外に行く時、高額なローミング料金を避けるために、現地のSIMカードを購入する人は多いですよね。eSIMなら、出発前や現地でデータ通信専用のeSIMプランをネット購入し、QRコードで自分のiPhoneに追加するだけ。物理SIMを交換する必要がなく、小さなSIMカードを無くす心配もありません。
3. 仕事とプライベートの線引きが明確に
1台のiPhoneに最大8つまでのeSIMプロファイルを登録できます(同時に使えるのは2回線まで)。会社支給の番号と自分のプライベートの番号を一つの端末で使い分けたい時に、物理SIMを入れ替える手間が省けます。
まとめ:iPhoneのau回線をeSIMに変更して、未来の機種変更に備えよう
いかがでしたか? 最初は難しそうに感じたeSIMへの変更も、手順を一つひとつ追っていけば、意外に簡単だと思っていただけたのではないでしょうか。
今回ご紹介した方法で、auの物理SIMをeSIMに変更しておく最大の利点は、次にiPhoneを機種変更する時が、とてもスムーズになることです。今後はeSIMのみの機種も増えていく流れですから、今のうちに慣れておくことに越したことはありません。
設定中に何かわからないことが出てきても、この記事に戻ってきて確認するか、安心してauのサポートに問い合わせてみてください。最初の一歩を踏み出せば、もうあとは簡単です。
あなたのスマートフォンライフが、より快適で便利なものになりますように。この記事が、そのきっかけになれば嬉しいです。
