新しいiphoneに機種変更したのはいいけれど、これまでAndroidで撮りためてきた思い出の写真をどうやって移せばいいのか、お困りではありませんか?「複雑な操作は苦手」「失敗したらどうしよう」「せっかくの高画質写真を劣化させたくない」――そんな不安はこの記事ですっきり解消できます。
今回は、AndroidスマホからiPhoneへ写真を移す方法を、あなたの状況にピッタリ合ったものを選べるよう、4つの王道ルートに分けて徹底解説します。初期設定直後から、使い始めてから後悔した場合まで、全て網羅。特別な知識は一切不要です。さっそく、あなたの「思い出の引っ越し」を始めましょう。
方法1: 公式ルート「iOSに移行」アプリで初期設定時にまとめてお引越し
これは、新品のiphoneを箱から出して、最初のセットアップを行うタイミングでしか使えない、しかし最もオーソドックスで包括的な方法です。写真だけでなく、連絡先、メッセージ、メールアカウント、カレンダー設定までまとめて移行できるのが最大の魅力。大がかりな「データの引っ越し」には最適です。
具体的な手順は、いたってシンプルです。
- 新しいiphoneの電源を入れ、セットアップを進めます。
- 「アプリとデータ」画面が表示されたら、「Androidからデータを移行」 をタップ。
- Android端末で、Google Playストアから 「iOSに移行」アプリ をダウンロードして起動します。
- iphoneの画面に表示される数字のコードを、Android端末に入力。
- 移行するデータの種類を選択し(もちろん「写真」を含みます)、転送を開始。
ここで成功率をグッと上げる3つのコツがあります。
- 接続方法は「有線」がオススメ: 以前はWi-Fiのみでしたが、現在はUSB-Cケーブル(Android側)をiphoneに繋ぐUSB-C – Lightningケーブルなどで直接接続できます。この方法が、最も高速で通信が安定し、失敗が少ないと評判です。
- とにかく静かに見守る: 転送が始まったら、どちらの端末も触らないでください。画面が暗くなってもそのまま。電話やメッセージが入ると転送が中断される可能性があります。
- 容量の事前チェック: Androidに保存されている写真やデータの総量が、新しいiphoneの空き容量を超えていないか、事前にざっと確認しておきましょう。
この方法は「最初の一度きり」のチャンスですが、写真を含むあらゆるデータの基盤を丸ごと移せる、強力な公式手段です。
方法2: クラウドサービスで、パソコンなしでゆっくり確実に移す
「パソコンは使いたくない」「時間をかけてでも、自分のペースでやりたい」という方に支持されているのが、Googleフォトをはじめとするクラウドサービスの活用です。Androidとiphoneの両方から同じアカウントでアクセスできるのがポイント。
具体的には、2つの使い方があります。
1. アーカイブとして使う「バックアップと同期」
AndroidでGoogleフォトアプリを開き、設定で「バックアップと同期」をオンにします。これで、Wi-Fiに接続している時に写真が自動的にクラウドに保存されていきます。後はiphoneに同じGoogleアカウントでGoogleフォトアプリをログインすれば、全ての写真が見られる状態に。ただし、この場合、写真はGoogleフォトアプリ内でしか管理できず、iphone標準の「写真」アプリには登場しません。iphoneの写真アプリで管理したい場合は、Googleフォトアプリ内で写真を選び「端末に保存」する必要があります。
2. 移行に特化した「共有アルバム」活用術
より直接的に「引き継ぎ」たいなら、共有アルバム機能が便利です。
- AndroidのGoogleフォトで、移したい写真をまとめて選択。
- 「共有」>「新規アルバムを作成」をタップ。
- 作成したアルバムを開き、「リンクを取得」で共有可能なURLを生成。
- iphoneのブラウザでそのURLを開けば、アルバム内の写真を一覧表示・ダウンロードできるようになります。
クラウド移行のメリットと、知っておくべき注意点。
- メリット: 何と言ってもパソコンや特別なケーブルが不要な手軽さ。自宅のWi-Fiさえあれば、片手間で進められます。
- 注意点その1:画質と容量: Googleフォトの「高画質(ストレージセーバー)」設定でバックアップすると、元のファイルより圧縮され、画質が若干落ちます。元の画質のまま保存する場合は、無料の15GBストレージをすぐに消費するので、大量の写真には向きません。
- 注意点その2:時間と通信環境: 初回のバックアップには、写真の量に比例して長時間かかります。必ず安定したWi-Fi環境下で行い、モバイルデータ通信を使うとあっという間に容量制限に引っかかるので厳禁です。
「急がず回れ」で確実に、という方にはピッタリの方法です。
方法3: パソコンを経由して、オリジナル画質を100%キープして移行
「せっかくの高画質写真を、1ピクセルも劣化させずに移したい!」というこだわり派のあなたには、この方法が唯一の選択肢です。パソコンを中継点とすることで、オリジナルデータをそのまま受け渡せます。大量のデータの整理を兼ねて行うのにも最適です。
お使いのパソコンがWindowsの場合、手順は以下の通りです。
- Androidからパソコンへコピー
USBケーブルでAndroidとパソコンを接続し、Android側の通知で「ファイル転送」モードを選択。パソコンのエクスプローラーでデバイスを開き、「DCIM」フォルダ(これが標準の写真保存場所です)内の全てを、パソコンのハードドライブ(「ピクチャ」フォルダ等)にコピーします。 - iPhone側の事前設定(超重要!)
iphoneの「設定」→「写真」を開き、「iCloud写真」のスイッチを必ず「オフ」にします。これを行わないと、次の同期が正しく機能しません。 - パソコンからiPhoneへ同期
iphoneをパソコンに接続し、iTunes(またはWindows用「Apple デバイス」アプリ)を開きます。デバイスアイコンをクリックし、左メニューの「写真」を選択。「写真を同期」にチェックを入れ、先ほどコピーしたフォルダ(例:ピクチャ内の「DCIM」)を指定して、「同期」ボタンを押します。
Macユーザーの方は、もっとシンプルに。
「Android File Transfer」という無料アプリを使ってAndroidからMacに写真を直接取り込み、その後、Finderや「写真」アプリを使って接続したiphoneにインポートする流れが一般的です。iTunesを介さない分、直感的に操作できる場合が多いでしょう。
少々手間はかかりますが、画質と確実性ではこの方法に勝るものはありません。
方法4: 専用アプリで、使い始めた後からでもサクッと転送
「あ、しまった!iPhoneのセットアップもう終わらせちゃった…」「パソコンもクラウドも面倒。今すぐ数十枚だけ移したい!」そんなピンポイントな悩みを解決するのが、両OSに対応したファイル転送アプリの出番です。中でも定評があるのが 「Send Anywhere」 です。
「Send Anywhere」を使った、驚くほど簡単な手順。
- Androidとiphoneの両方に、無料アプリ「Send Anywhere」をインストール。
- Android側のアプリで、送りたい写真を選択し「送信」をタップ。
- 画面上に6桁の数字キー(またはQRコード)が表示されます。
- iphone側のアプリで「受信」を選び、その6桁のキーを入力。
- それだけ!転送が即座に開始されます。
このアプリの強みは、インターネット経由でも、Wi-Fi Directで端末同士を直接つないでも転送できる柔軟性。ユーザーレビューでも、その速さと確実性が高く評価されています。他にも、ブラウザベースでアプリすら不要な「Snapdrop」や、既に使い慣れている「LINEのアルバム機能」を使って自分自身に送る方法など、選択肢は様々。手持ちのツールで手軽に済ませたい時に重宝します。
迷ったらこれ!状況別ベストな「AndroidからiPhoneへ写真を移す方法」
さて、4つの方法をご紹介しました。どれを選べばいいか、最後に簡単に整理しましょう。
- 「iPhoneはまだ初期設定前!」という方 → 迷わず【方法1】「iOSに移行」アプリ。これが一番楽で包括的です。
- 「画質は絶対に譲れない!」という方 → 【方法3】パソコン経由が唯一の道。オリジナルデータをそのまま渡せます。
- 「パソコンは使わず、自分のペースでやりたい」という方 → 【方法2】クラウドサービス。時間はかかっても確実です。
- 「もう設定済みだけど、今すぐ少しだけ移したい!」という方 → 【方法4】転送アプリ。サクッと解決できます。
どのルートを選ぶにしても、まずはAndroid側で「どの写真が、どこにあるか」をファイル管理アプリで確認するのが、スムーズな移行への第一歩です。スクリーンショットやダウンロード画像は「DCIM」以外のフォルダにあることも多いので、要注意です。
さあ、あなたにぴったりの方法で、Androidの思い出の光を、新しいiphoneへと無事に受け継いでください。この記事が、そのお手伝いになれたなら幸いです。
