新しいiphoneへの機種変更、ワクワクしますよね!でも同時に、「今使っているLINEのトーク履歴はどうなるの?」「移行が失敗したら…」という不安もよぎるのではないでしょうか。特に、友達との大切な会話や思い出の写真が詰まったLINEは、何としてでも安全に引き継ぎたいもの。
安心してください。実は、iOSの標準機能を使えば、ほとんどのデータは新旧のiphone間で簡単に移行できます。ただし、その中でも特に注意が必要なのが「LINE」と「認証アプリ」のふたつ。今回は、この2つを確実に引き継ぐ方法を軸に、機種変更の手順を丸ごと解説します。失敗しないための準備から、実際の移行手順、そして移行後にチェックすべきポイントまで、すべてお伝えしていきましょう。
機種変更前の必須準備:これだけは絶対にやっておこう!
新しいiphoneが手元に届いてから慌てるのではなく、今のiphoneを使っている間にできる準備があります。たった15分の準備が、後のトラブルを大幅に減らしてくれます。
まず、現在のiphoneのバックアップを必ず取ってください。ここで重要なのは、「iCloudバックアップ」と「PC(iTunes)バックアップ」の違いです。
- iCloudバックアップ:設定アプリから「Apple ID」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」と進み、「今すぐバックアップを作成」をタップ。Wi-Fi環境で行いましょう。このバックアップには、基本的なアプリデータや設定が含まれますが、LINEのトーク履歴は「LINE内のバックアップ機能」で別途行わないと復元できません。
- PCバックアップ:Mac(macOS Catalina以降)ならFinder、Windows PCまたは古いMacならiTunesを使います。古いiphoneを接続し、バックアップを取得。暗号化バックアップにチェックを入れることで、パスワードや健康データなど、より多くの情報を保存できます。
次に、LINEのバックアップを忘れずに。LINEアプリを開き、「設定」(右上の歯車マーク)→「トーク」→「トーク履歴のバックアップ」をタップ。「バックアップ開始」を押すと、会話履歴がiCloudに保存されます。この時、あなたのApple IDでiCloudにサインインしていること、そしてiCloudのストレージに空きがあることを確認しましょう。
最後に、各種アカウントの確認。特に、銀行アプリやSNSなどの「2段階認証」を設定しているサービスは、新しい端末で再ログインする際に必要になることがあります。認証用のバックアップコードを確認しておくか、次章で解説する「認証アプリ」の移行を確実に行いましょう。Apple IDのパスワードも念のため確認しておくと安心です。
いざ移行!主役は「クイックスタート」か「PC」か
さあ、いよいよ新しいiphoneへのデータ移行です。Appleが提供する移行方法はいくつかありますが、代表的な2つの方法を詳しく見ていきましょう。
方法1:クイックスタート(無線移行)
最も簡単でオススメなのがこの方法です。新旧のiphoneを近くに置き、電源を入れると、古い端末に「新しいiphoneをセットアップ」という画面が現れます。あとは指示に従って進めるだけで、データ転送が始まります。
- メリット:ケーブルが不要。ほとんどの設定、アプリの配置、写真、連絡先などがそのまま引き継がれます。
- 注意点:Wi-Fi環境が必須。データ量によっては数時間かかることもあるので、時間に余裕を持って行いましょう。また、先ほど準備したLINEのバックアップとは別の手順になります。
方法2:MacまたはPC経由の移行
大量のデータがある場合や、無線環境が不安定な場合に有効な方法です。古いiphoneの暗号化バックアップをPCに作成し、そのバックアップから新しいiphoneを復元します。
- メリット:通信環境に左右されず、確実に移行できる。暗号化バックアップなら、パスワード情報も保持可能。
- 注意点:PCと新旧両方のiphoneを接続するためのUSBケーブルが必要です。
どちらの方法を選んでも、移行の最後のステップで「iPhoneから直接転送」などのオプションが表示されたら、それを選択してください。 これにより、最新の状態のデータが直接新しい端末にコピーされます。
最重要ポイント:LINEのトーク履歴を100%引き継ぐ方法
ここが一番の肝心要です。機種変更で最も問い合わせが多い「LINEの引き継ぎ」について、確実な手順を説明します。先ほどバックアップを取っていれば、ここで役に立ちます。
Step 1:新しいiphoneにLINEをインストール
データ移行が完了した新しいiphoneでApp StoreからLINEをインストールします。この時、絶対にログインはしないでください。 すでにアプリが存在する場合は、一度削除(アプリを長押しして「削除」)してから再インストールします。
Step 2:電話番号認証とバックアップからの復元
LINEアプリを開き、「ログイン」→「電話番号」を選択します。現在使っている電話番号を入力し、SMSで届く認証番号を入力。ここで重要な画面が出てきます。
「トーク履歴を復元しますか?」という画面が表示されるはずです。ここで「バックアップデータから復元する」を必ず選択します。もしこの画面が出ない、または「トーク履歴を復元できませんでした」と表示される場合は、以下の点をチェックしてください。
- Apple IDの確認:古い端末でバックアップした時と全く同じApple IDで新しいiphoneのiCloudにログインしていますか?
- iCloudドライブの設定:古い端末の設定アプリで「Apple ID」→「iCloud」と進み、「iCloudドライブ」がオンになっているか、さらにその中の「LINE」のスイッチもオンになっているかを確認しましょう。
これを正しく行えれば、友達との大切なトークやグループチャット、送受信した写真やスタンプまで、すべてが元通りになります。
意外な落とし穴:認証アプリ(Google Authenticatorなど)の移行
機種変更の「隠れた難関」が、2段階認証で使う「認証アプリ」です。Google AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorなど、銀行や仕事の重要なサービスにログインする際に6桁のコードを表示するあのアプリです。
このアプリ内のコードは、単純に機種変更やバックアップでは引き継がれません。新しい端末にアプリをインストールしても、中身は空っぽの状態。これをやってしまうと、重要なサービスにログインできなくなる恐れがあります。
安全な移行手順はこうです。
- 旧端末での準備:古いiphoneで認証アプリを開きます。Google Authenticatorなら、右上のアイコンから「アカウントをエクスポート」を選択。セキュリティ確認後、移行したいアカウントを選び、「QRコードを表示」します。
- 新端末での読み取り:新しいiphoneに同じ認証アプリをインストールし、「アカウントをインポート」を選択。古い端末に表示されたQRコードを、新しい端末のカメラで読み取ります。
- 確認と削除:新しい端末に正しくアカウントが表示されることを確認したら、古い端末の認証アプリから該当アカウントを削除します。これで、認証コードの発行元が新しい端末に完全に移りました。
万が一、旧端末が使えなくなってからこのことに気づいた場合は、各サービス(銀行、メール、SNSなど)の「2段階認証設定」ページに、バックアップコード(最初に設定した時に保存した10桁前後の数字)があればそれを使うか、なければカスタマーサポートに連絡して本人確認手続きを取る必要が出てきます。そうならないためにも、移行前の確認は不可欠です。
移行後にやるべき最終チェックリスト
新しいiphoneでLINEも認証アプリも無事に使えるようになったら、最後に全体の仕上げです。以下の項目をサッと確認して、移行を完全に終了させましょう。
- Wi-Fiパスワード:自宅や職場のWi-Fiに自動で接続されていますか?接続できない場合は、設定から再度パスワードを入力する必要があります。
- Apple Payや各種決済アプリ:Suicaやクレジットカードが正しく登録されているか確認しましょう。セキュリティ上、再登録が必要な場合があります。
- メールアカウント:GmailやiCloudメール、仕事用メールなど、すべてのアカウントでメールの送受信ができているか確認します。
- 健康データやHomeKitの設定:ヘルスケアアプリのデータや、自宅のスマートホーム設定が引き継がれているか確認しましょう。
- アプリの個別ログイン:特に金融アプリやSNSなど、アプリ内で改めてログインを求められる場合があります。これは正常なプロセスなので、都度ログインしてください。
さようなら、旧iPhone。データ消去と処分のマナー
すべてが完了したら、古いiphoneを手放す準備に入ります。ここで絶対に忘れてはいけないのが「完全なデータ消去」です。単に設定から「すべてのコンテンツと設定を消去」するだけでは不十分と感じる方もいるかもしれません。
より確実に行うための手順は以下の通りです。
- バックアップの最終確認:新しいiphoneですべてのデータが使えることをもう一度確認します。
- Apple IDとの連携解除:古い端末の設定アプリで、「Apple ID」のページの一番下までスクロールし、「サインアウト」をタップ。パスワードを入力して解除します。これにより、App StoreやFind Myなどのサービスからこの端末が外れます。
- 工場出荷状態へのリセット:設定アプリから「一般」→「転送またはiphoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択。最後にApple IDのパスワードを求められるので入力すれば、端末内のすべてのデータと設定が暗号化され、上書き不可能な状態で消去されます。
処分や下取りに出すのは、この作業を絶対に済ませてからにしましょう。思い出の詰まった端末だからこそ、最後まで責任を持って扱いたいものです。
これで完璧!新生活を楽しもう
いかがでしたか?iphoneの機種変更は、正しい手順さえ踏めば、LINEのトーク履歴も認証アプリも、その他の大切なデータもすべてを失うことなく、安全に新天地へお引っ越しができます。ポイントは「移行前のバックアップ」と「LINE・認証アプリの個別対応」の2つに尽きます。
新しいiphoneの快適な性能と、何も失わずに引き継がれたあなたのデジタルライフを、存分に楽しんでください。もしもこの記事が少しでもあなたの不安を解消し、スムーズな機種変更の助けになったなら幸いです。新しいスマートフォンライフの始まりです!
