何に使いたい? 自分はどんなユーザー? この2つが決まれば、Lenovoの選び方は驚くほどシンプルになります。ThinkPad、Yoga、Legion…どれが一番自分に合っているのか、シリーズごとの違いをまるっと解説します。
Lenovo、なんでこんなにシリーズが多いの?
最初に思うんですよね。「種類が多すぎて、どれを選べばいいのかわからない!」と。実はこれ、用途や予算にピッタリ合った1台を見つけてもらうための、Lenovoの戦略なんです。
例えば、外回りの多いビジネスマンと、自宅でゲームを楽しみたい学生と、カフェで動画編集をするクリエイターとでは、求められるパソコンの性能やデザイン、そして何より優先事項がまったく違いますよね。
Lenovoは「ThinkPad」でビジネスプロの信頼を、「Legion」でゲーマーの熱狂を、「Yoga」でクリエイターの感性を、それぞれ独自に追求してきました。だから、シリーズごとに「魂」が違う。スペック表の数値比較だけでなく、自分がどの「ユーザー像」に当てはまるかから考えるのが、失敗しない選び方の近道です。
まずは全体地図を把握!7つの主要ブランド
迷子にならないように、まずはLenovoのノートパソコンが主にどう分かれているのか、全体像を見てみましょう。
- ThinkPad: ビジネスのプロ向け。とにかく堅牢でセキュア。あの独特なキーボードがトレードマーク。
- ThinkBook: ビジネスもしたいけど、デザインも気にする人向け。中小企業のオーナーやフリーランスに。
- Yoga: デザイン性と高画質を愛する人へ。画面が360度回る2-in-1モデルが豊富。
- Legion: 本格ゲームと高負荷作業のためのマシン。冷却性能が命。
- LOQ: ゲームを始めてみたい人への、お手頃価格なゲーミング入門機。
- IdeaPad: 家族みんなで使う、日常のパートナー。学生にもおすすめのバランス型。
- Lenovo: とにかくコスト優先。シンプルな作業をこなすためのエントリーモデル。
この中から、自分の使い道に合わせて大きく絞り込んでいきましょう。
ビジネスで使うなら?「ThinkPad」と「ThinkBook」の深い違い
仕事で使うことを考えた時、最初の分岐点がここです。方向性がはっきり分かれているので、あなたの「仕事のスタイル」を考えてみてください。
絶対的な信頼を求めるなら「ThinkPad」
「ThinkPad」は、文字通り“考えるパッド”。ビジネスの道具としての完成度を極めたブランドです。大企業で長く採用され続けているのには、理由があります。
- セキュリティ: 「ThinkShield」という総合的なセキュリティソリューションで、ハードからソフトまで多層的に守ります。
- 耐久性: 落下や振動、温度変化などに対する軍用規格レベルのテストをクリア。何があっても動き続ける信頼性。
- あのキーボード: 一度慣れたらやめられない打鍵感。赤いポッチの「トラックポイント」も効率化の味方。
- 素材へのこだわり: 最上位のX1 Carbonではカーボンファイバーを使い、軽さと強度を両立。
道具として一切の妥協を許さない、プロフェッショナルの選択です。もちろん、その分投資も必要になります。
スタイリッシュに仕事をしたいなら「ThinkBook」
一方「ThinkBook」は、ThinkPadの“業務用マシン”な雰囲気を脱し、モダンで洗練されたデザインを前面に出しています。
- デザイン性: スリムなアルミニウムボディは、カフェやクライアント先でも映えます。
- コストパフォーマンス: ThinkPadの高度な機能の一部は省き、手の届きやすい価格を実現。
- 拡張性: 多くのモデルでメモリやSSDを後から増設できるので、長く使う計画にも柔軟。
- 基本機能はしっかり: 指紋認証やTPMといったビジネスに必要なセキュリティはきちんと備えています。
「堅牢すぎるのはちょっと…」「予算内でスマートな一台が欲しい」という、中小企業のオーナーさんや個人事業主、これから社会人の学生さんにぴったりです。
日常&クリエイティブ用途なら?「Yoga」と「IdeaPad」の世界
家庭で、学校で、あるいは自分の趣味や創作活動で使うなら、この2つのどちらかに行き着くことが多いです。
表現と消費を楽しむなら「Yoga」
「Yoga」はその名の通り、柔軟に形を変える2-in-1(ノートPCとタブレットの両方)が特徴。デザインとディスプレイにこだわったブランドです。
- 4つのモード: ノート、タブレット、スタンド、テント。プレゼンも動画視聴も、その場に合わせて変形。
- 至高の画面: 高解像度のOLEDディスプレイを搭載するモデルも多く、色鮮やかで深みのある映像体験ができます。
- クリエイティブな作業に: オプションのデジタルペンで、画面に直接メモやイラストを描けば、インスピレーションを逃しません。
- サウンドも重視: 高品質なスピーカーシステムで、映画や音楽も臨場感たっぷり。
ただし、薄くスタイリッシュな作りゆえに、長時間の超高負荷な処理(例えばゲームのハイ設定でのプレイや、大規模な動画レンダリング)には限界がある点は理解しておきましょう。あくまで、マルチメディアの「体験」を追求するブランドです。
バランスと安心感を求めるなら「IdeaPad」
「IdeaPad」は、特別なこだわりよりも「誰にでも、どんな用途にも、違和感なく使えるバランス」を追求したラインアップです。
- 価格帯が幅広い: 3万円台のChromebookから、高性能モデルまで。予算に合わせて選べます。
- 日常タスクに最適化: ネット閲覧、動画視聴、書類作成、オンライン授業。多くの人が毎日することを快適にこなします。
- 無難で安全な選択: 初めての一台や、家族共用として、用途を特定しにくい時にも失敗しにくいです。
エントリーモデルではプラスチック感のある作りなど、コストダウンの跡は見えますが、その分リーズナブル。とにかく「まずは一台欲しい」という時には、心強い味方になってくれます。
ゲーム&本格作業なら!「Legion」と「LOQ」の熱い戦い
最新のゲームを楽しみたい、プロ並みの動画編集をしたい。そんな高負荷なタスクには、普通のノートPCでは歯が立ちません。ここで登場するのが、パワーと冷却に特化した兄弟ブランドです。
頂点を極めるなら「Legion」
ゲーミングノートのフラッグシップとして、最高のパフォーマンスを追求するブランドです。
- 最強のグラフィックス: NVIDIAの最新GeForce RTXシリーズを搭載。ゲームもレンダリングも、設定を最大にして突き進めます。
- 滑らかな視覚体験: 高リフレッシュレートディスプレイで、高速な動きもブレずに描写。eスポーツでも有利です。
- 冷却技術の結晶: 「Legion ColdFront」など、独自の強力な冷却システムが、高負荷時でも性能を最大限引き出します。
妥協なき性能は、その分の投資を必要とします。こだわりのゲーマーや、仕事でパワーを必要とするプロクリエイターのためのマシンです。
ゲームの世界に初めて足を踏み入れるなら「LOQ」
「Legion」はちょっと手が届かない…でもゲームがしたい! という方に登場した、比較的新しいエントリーラインが「LOQ」です。
- 手頃なゲーミング入門: Legionより一段階控えめなGPUを搭載し、価格を大幅に抑えています。
- eスポーツや人気タイトルを快適に: 最新AAAタイトルを最高画質で、とはいきませんが、多くの人気ゲームを十分楽しめる性能です。
- クリエイティブ作業の助っ人にも: ある程度の動画編集や画像処理にも対応できるパワーは持っています。
「まずはゲーミングPCを試してみたい」「予算を抑えつつ、それなりの性能を」という方の、最高のファーストステップになるでしょう。
「ThinkPad」の中もさらに細かい!シリーズ別の性格
「ビジネスならThinkPadで決まり!」と思ったあなた。その中でも、いくつかのシリーズがあなたの働き方に合わせて待っています。
- Xシリーズ(特にX1): 軽さと高級感の頂点。X1 Carbonは約1.1kgの軽さで最高のモビリティを実現。出張の多いエグゼクティブの定番です。X1 Extremeは、その薄型ボディに高性能CPUとGPUを詰め込み、移動するクリエイターをサポートします。
- Tシリーズ: バランスと信頼性の代名詞。ThinkPadの中核。豊富なポートと頑丈さで、オフィスのデスクでも外でも、長年安定して働き続けるオールラウンダー。多くの企業の標準機です。
- Pシリーズ: モバイルワークステーション。CADや科学計算、4K編集など、専門ソフトを外でも使うエンジニアや研究者向け。信頼性の高い専門GPUとECCメモリを搭載します。
- Lシリーズ: コストパフォーマンス思考。Tシリーズの主要機能は保ちつつ、コストを抑え、教育機関などにも導入しやすくしたシリーズ。環境配慮
