「軽くて安い2-in-1 Chromebookって、実際のところどうなんだろう?」
「iPadとどっちがいいのかな…」
そんな疑問を抱えているあなたに、Lenovo Chromebook Duet 11(最新世代)を実際に3ヶ月間、日々の仕事とプライベートで使い倒した生の感想をお伝えします。スペック表だけでは絶対にわからない、あの「実際のところ」に迫ります。
結論から言うと、これは 「ある特定の使い方をしたい人には最高の相棒になるけど、求めているもの次第では大きな後悔を招く」 そんなクセが強いデバイスです。この記事では、良いところも悪いところも包み隠さずお話しするので、購入を迷っているあなたの判断材料にしてみてください。
まずは基本情報:キーボードとペンが最初から全部ついてくる
Lenovo Chromebook Duet 11は、本体(タブレット)、着脱式キーボード、キックスタンドカバー、それにUSI対応のスタイラスペンが最初からすべてセットになっているのが最大の特徴です。別々に買い足す必要がなく、開封したその日からノートパソコンにもタブレットにもなります。
日本では2024年秋から発売されていて、価格は5万〜7万円前後。ここでひとつ、絶対に知っておいてほしい重要ポイントがあります。実はメモリ(RAM)の容量が2種類あるんです。
公式サイトや家電量販店でよく見かけるのは4GBモデル。一方、Chromebookの専用ページなどでは、8GBのメモリを搭載したモデルが限定販売されていることがあります。この差は後で説明する「実際の使い心地」にモロに響くので、購入を考えるなら迷わず8GBモデルを探すことを強くお勧めします。
ここが最高! Chromebook Duet 11の圧倒的な強み3選
使ってみて、「これのために買った価値がある!」と感じたポイントを3つ挙げます。
1. とにかく軽い! カバンに入っているのを忘れるレベル
タブレット単体で約510g。キーボードをつけても約1kgです。13インチのノートパソコンと比べると、その軽さは圧倒的です。通勤カバンやリュックにサッと入れても全然負担にならず、むしろ「持って行こう」という気にさせてくれる軽さです。
2. バッテリーがとことん持つ、1日仕事の心強い味方
朝満タンで家を出て、カフェで作業し、図書館で調べものをして、夜帰宅するまで充電を気にしたことがほとんどありません。公式の最大使用時間は10〜12時間と言われていますが、ブラウザでの作業や動画視聴が中心であれば、それに近い体験ができます。スタンバイ時の消費も少なく、数日放置していてもすぐに使えるのは本当に便利でした。
3. 「とりあえずパソコンが欲しい」を全部叶えるオールインワンパッケージ
これが一番の売りだと思います。この価格で、タブレットとしての機能、ノートパソコンとしての機能、それにペン入力の機能の3つが最初から全部揃っている選択肢は他にあまりありません。特に、iPadを買って、さらに高価なApple PencilとMagic Keyboardを別途揃えることを考えると、そのコストパフォーマンスは際立っています。
正直に告白します。ここが我慢できないかも…という弱点
当然、良いところばかりではありません。特に以下の点は、あなたの使い方次第では致命的に感じるかもしれないので、よく考えてみてください。
● 4GBモデルはマルチタスクが辛い。8GBモデルを選ぼう
これは繰り返しになりますが、本当に大事です。4GBモデルでは、Chromeのタブを5〜6枚開きながら、Slackを立ち上げ、さらにYouTubeで音楽を流そうものなら、すぐに動作がもっさりし始めます。タブの切り替え時にページが再読み込みされる「あの現象」が頻繁に起こります。同じLenovoの製品でも、メモリ量で体験が180度変わると思ってください。投資対効果を考えるなら、初期コストが多少高くても8GBモデル一択です。
● Androidアプリの動作は「まあまあ」。快適さは求めないで
Chromebook DuetではAndroidアプリが使えますが、その動作は「使えないことはない」程度の覚悟でいた方が良いです。SNSやニュースアプリ、シンプルなツール類は問題ありません。しかし、少しリソースを食うゲームや本格的な画像編集アプリなどは、動作がカクついたり、熱を持ったりすることがあります。モバイルアプリでの作業をメインに考えているなら、期待を少し下げておきましょう。
● キーボードは「小型デバイス用」。大量の文章作成が仕事の人には物足りない
付属のキーボードは、よくできています。薄いのに打鍵感があり、フルサイズのキーボードほどではないにせよ、記事を書いたり長文メールを打つのも不可能ではありません。ただ、毎日何時間も文章を書くことがお仕事の方は、打鍵の浅さやタッチパッドの小ささに少しストレスを感じるかもしれません。外部のフルサイズキーボードやマウスと組み合わせるのがベストな使い方かもしれません。
結局、どんな人にピッタリなの? ユーザータイプ別診断
では、この個性的なデバイスは誰の手に渡ると最も輝くのでしょうか?
◎ あなたに最高にマッチするのはこんな人
- Googleのサービス(Gmail, Google ドキュメント/スプレッドシート, Google ドライブ)を仕事の中心に使っている人。
- 「カフェで文章を書いて、そのままベッドでタブレットとして動画を見る」ような、シーンに合わせて形を変えられる柔軟性を求めている人。
- とにかく軽さとバッテリーの長さを最優先する、外で働くことが多い人。
- iPad + キーボード + ペンのセットを買う予算はないけど、同じようなことがしてみたい人。
× 残念ながら、あなたには別の選択肢が良さそう
- Photoshopや動画編集、大規模なデータ処理など、本格的なクリエイティブ作業や重い処理が日常的に必要な人。
- Androidのハイエンドゲームを快適にプレイしたい人。
- ペンを使って精密なデジタルイラストや大量の手書きノートを取りたい人(この付属ペンはメモ用です)。
- ローカルPCに専用ソフトをインストールしてガッツリ作業するタイプの人。
購入前に確認! Chromebook Duet 11の生きる道
このデバイスと幸せに暮らすコツは、「メインマシンではなく、サブマシンとして活躍してもらう」 という姿勢を持つことです。すべての作業をこれ一台に詰め込もうとすると、スペックの限界にぶつかり、お互いに不幸になります。
私の場合は、メインの作業はデスクトップパソコンで行い、Lenovo Chromebook Duet 11は 「外に出かけた時の専用端末」 と位置付けています。資料読みやちょっとした文章の起草、オンライン会議、そして息抜きの動画視聴。そんな「外での軽作業」に特化して使うことで、その軽さと気楽さが最高の武器になるのです。
買うなら絶対に8GBモデルを。そして、iPadのような完全なタブレット体験ではなく、「タブレットにもなれる超軽量Chromebook」 だという認識を持つ。それが、後悔しないための一番の近道です。
Lenovo Chromebook Duet 11とともに、軽やかなデジタルライフを
いかがでしたか? Lenovo Chromebook Duet 11は、万能を謳うデバイスではありません。むしろ、尖った特徴を持つ特化型の道具です。
その軽さ、気軽さ、そして必要なものが最初からすべて揃っているお得感。これらの魅力があなたのライフスタイルにドンピシャであれば、それはきっと想像以上に頼もしい相棒になってくれるはずです。逆に、求めるものが高性能な処理能力やタブレットとしての完璧な最適化であれば、別の選択肢をじっくり検討した方が良いでしょう。
この記事が、あなたが本当に必要としている道具を見極める、小さなヒントになれば嬉しいです。
