デスクの上をすっきりさせたい、でも性能は妥協したくない。そんなときに注目したいのが「ミニPC」。ここ数年で一気に進化し、今ではノートPC顔負けのスペックを誇る小型デスクトップが数多く登場しています。しかも最新のWindows 11にしっかり対応。この記事では、最新OSで快適に動作するおすすめのミニPCを7機種紹介します。
なぜ今、Windows 11対応ミニPCなのか
ミニPCの魅力はその名の通り“ミニサイズ”。片手で持てるほど小さいのに、デスクトップ並みの処理能力を備えています。省スペース設計なので、モニター裏やテレビ横など、置き場所を選ばないのもポイントです。
そして今、Windows 11対応モデルが人気を集めています。理由はシンプル。Windows 10のサポートが2025年10月に終了予定であり、今後のアップデートやセキュリティ対応を考えると、Windows 11が安心だからです。
また、Windows 11ではデザインが刷新され、マルチデスクトップやCopilotなどのAI機能も進化しています。これらの機能をストレスなく使うには、最新CPUや高速メモリを備えたミニPCが最適なんです。
ミニPCを選ぶ前に知っておきたいポイント
ミニPCを選ぶときは、サイズや価格だけで決めてはいけません。用途に合ったスペックを見極めることが大切です。ここでは特に重視したい要素をまとめました。
1. CPUの性能
小型PCでもCPUはパワフルなほうが快適です。インテルなら第13世代以上のCore i5/i7、AMDならRyzen 5/7シリーズが目安。Web閲覧や動画視聴ならN100などの省電力CPUでも十分ですが、長く使うなら上位クラスを選びたいところ。
2. メモリとストレージ
Windows 11をスムーズに動かすには、メモリ16GB以上、SSD512GB以上がおすすめ。特に動画編集や複数アプリを同時に使う場合は32GBメモリを搭載したモデルが安心です。M.2 NVMe SSD対応なら読み書き速度も抜群。
3. 接続端子・通信機能
USB4やThunderbolt、2.5GbE LAN、Wi-Fi 6Eなどの高速通信に対応していると、データ転送やネット接続が快適です。外部モニターを複数使いたい場合は、HDMIやDisplayPortが2系統以上あるモデルを選びましょう。
4. 発熱と静音性
小型筐体では冷却性能が重要。ファンレスモデルは静かですが性能が抑えられる傾向もあります。高性能CPUを積むなら、しっかりした冷却設計のモデルを選びましょう。
用途別に見るおすすめスペックの目安
- ライトユーザー(ブラウジング・動画・文書作成)
CPU:Intel N100/Ryzen 3クラス
メモリ:8〜16GB
ストレージ:256〜512GB - ビジネス・在宅ワーク
CPU:Intel Core i5/Ryzen 5
メモリ:16GB
ストレージ:512GB〜1TB
ポート:USB4/2.5GbE/Wi-Fi 6E対応 - クリエイティブ・ゲーム用途
CPU:Intel Core i7/Ryzen 7
メモリ:32GB以上
ストレージ:1TB NVMe SSD
出力:USB4/HDMI 2.1/DisplayPort 1.4
自分の用途をはっきりさせたうえで、スペックを選ぶと失敗しません。
最新Windows 11対応ミニPCおすすめ7選
ここからは、最新OSで快適に動作する人気ミニPCを7つ紹介します。それぞれ特徴が異なるので、使用目的に合わせて選んでみてください。
① MINISFORUM UM870 Slim
AMD Ryzen 7 8745H搭載、DDR5メモリ32GB、1TB SSDというハイエンド構成。USB4ポートや2.5GbE LAN、Wi-Fi 6Eを備え、4K3画面出力にも対応。省スペースかつ高性能を求めるクリエイターに最適。
② GMKtec K10(Core i9-13900HK)
14コア20スレッドの第13世代Core i9を搭載。ゲームや動画編集など高負荷作業も余裕でこなせるハイスペックモデル。冷却設計も強化され、長時間稼働でも安定しています。
③ GMKtec NucBox G10
AMD Ryzen 5 3500U搭載で、16GBメモリ+512GB SSDを装備。普段使いには十分な性能で、価格も手頃。初めてのミニPCとして選びやすいバランスモデル。
④ BMAX mini PC(64GBメモリ対応)
64GBメモリ+4TB SSDまで拡張できる高拡張性モデル。Windows 11 Pro搭載で、複数アプリを同時に動かすヘビーユーザーにも対応します。コストを抑えつつ長く使いたい人におすすめ。
⑤ 第14世代Core i5/i7搭載ミニPC
インテル最新第14世代CPUを採用。省電力ながら高い処理性能を持ち、USB4やWi-Fi 6Eもサポート。リモートワークや家庭用サーバーにも向く万能タイプです。
⑥ BMAX b1 Pro mini PC
Celeron N4000搭載の超低価格モデル。8GBメモリ+128GB SSDで、ブラウジングや動画視聴にぴったり。電力効率も良く、常時稼働させても安心です。
⑦ DELL Optiplex 5060 Micro
法人向けに設計された堅牢な筐体が特徴。中古再生モデルも多く、手頃な価格でWindows 11対応を実現できます。オフィス用やサブPCとしても根強い人気があります。
ミニPCを長く使うためのコツ
どのモデルを選んでも、使い方次第で快適さは大きく変わります。長く安定して使うためのポイントを押さえておきましょう。
- 冷却を意識する:狭い場所に置くと熱がこもりやすいため、通気スペースを確保する。
- 定期的にアップデート:Windows 11は更新が頻繁。ドライバやBIOSもこまめに更新して安定性を維持。
- バックアップの習慣化:SSDは高速ですが故障リスクもゼロではありません。外付けSSDやクラウドで定期的にバックアップを。
- 電源管理を調整:省電力設定やスリープ制御を最適化して、静音かつ長寿命に。
まとめ:Windows 11対応ミニPCで新しいデスク環境を
ミニPCは「小さくても高性能」という時代に突入しています。最新のWindows 11と組み合わせれば、省スペースで快適、しかも長く使えるPC環境が手に入ります。
今回紹介した7機種はいずれも、性能・デザイン・拡張性のバランスが取れた人気モデルばかり。
自宅の書斎、リビング、オフィス――どこにでもマッチするのがミニPCの魅力です。
あなたのスタイルに合った1台を選んで、Windows 11対応ミニPCで快適な毎日を始めましょう。
