タブレットを使っていて、「キーボードが大きすぎて打ちづらい」と感じたこと、ありませんか?
画面の半分以上を占めてしまうキーボードは、せっかくの広いディスプレイを台無しにしてしまうこともあります。
今回は、タブレットのキーボードを小さくする方法を、AndroidとiPadそれぞれの設定を中心に分かりやすく解説します。
なぜタブレットのキーボードを小さくしたいのか?
タブレットはスマホより画面が広く、作業にも最適…のはずが、入力時には「キーボードが邪魔!」となりがち。
特に動画を見ながらメモを取りたいときや、オンライン授業中にノートを取るときなど、
画面下半分を覆うキーボードはストレスになります。
また、片手で持って入力したいときや、親指でフリックしたいときにも、
キーボードが大きすぎると指が届かず、入力ミスが増えてしまうことも。
そんなときこそ、キーボードサイズの調整が役立ちます。
Androidタブレットでキーボードを小さくする方法
Androidでは、使用しているキーボードアプリによって調整方法が少しずつ異なります。
ここでは代表的なGboard・Samsungキーボード・Microsoft SwiftKeyの3つを紹介します。
Gboard(Googleキーボード)でサイズを変える
Androidで最も多く使われている「Gboard」は、キーボードの高さを自由に調整できます。
手順は以下の通りです。
- 文字入力画面でキーボードを表示
- 上部メニューの「…」をタップ
- 「サイズ変更」または「高さの調整」を選ぶ
- スライダーで高さを変更して「完了」
これで、画面の占有率を減らし、より見やすい入力画面になります。
低めに設定すれば、チャットやノートアプリを使うときでも快適です。
フローティングモードで自由に配置する
Gboardにはもうひとつ便利な機能があります。
それが**「フローティングキーボード」**。
このモードでは、キーボードが画面下部に固定されず、好きな位置に移動できます。
- メニューから「フローティング」を選ぶ
- キーボードの四隅をドラッグしてサイズを調整
- 好みの位置に配置して使える
画面中央や端に寄せて使えば、作業内容を隠さずに入力が可能。
また、片手入力もしやすくなります。
Samsungキーボードで高さを調整する
Samsung Galaxy Tabを使っている方は、「Samsungキーボード」の設定を開きましょう。
- 設定アプリを開く
- 「一般管理」→「Samsungキーボード設定」を選択
- 「サイズと透明度」から高さや見た目を調整
この機能では、透明度まで変更できるため、入力中に背後のアプリをうっすら見ながら文字を打つことも可能です。
見た目もスッキリして作業効率が上がります。
Microsoft SwiftKeyでコンパクトに
「Microsoft SwiftKey」はMicrosoftが提供するキーボードで、カスタマイズ性が高いのが特徴。
こちらもサイズ調整が可能です。
- Microsoft SwiftKeyアプリを起動
- 「レイアウトとキー」または「Resize」を選択
- スライダーを動かして高さを変更
Microsoft SwiftKeyはキーの間隔やテーマも細かく設定できるため、
指の太さや打ちやすさに合わせて最適化できます。
サイズが勝手に変わったときの対処法
ときどき「キーボードが急に小さくなった」「元に戻らない」という声もあります。
多くはフローティングモードの誤操作が原因です。
- フローティングを解除して通常モードに戻す
- 設定から高さを再調整する
- アプリのアップデートやキャッシュ削除で改善する
もしそれでも直らない場合は、キーボードアプリを一度リセットするのも効果的です。
iPadでキーボードを小さくする方法
iPadの場合、Androidのように数値で高さを変更する機能はありません。
その代わり、フローティングやスプリットキーボードといった仕組みで小さく表示できます。
フローティングキーボードで片手入力に
iPadでキーボードを小さくしたいとき、最も簡単な方法が「フローティング」です。
- キーボードを出す
- 右下のキーボードアイコンを長押し
- 「フローティング」を選択
すると、iPhoneのような小さなキーボードが浮かび上がります。
この状態で2本指でピンチインすると、さらにコンパクトに。
ピンチアウトで元のサイズに戻すこともできます。
好きな場所にドラッグして配置できるので、動画視聴中やノート取りにも便利です。
スプリットキーボードで左右に分割する
もうひとつの方法が「スプリットキーボード」。
これはキーボードを左右に分け、親指だけで操作しやすくするモードです。
- キーボードアイコンを長押し
- 「スプリット」を選択
すると、画面の左右に小さめのキーが配置されます。
両手でタブレットを持ちながら文字入力ができ、特に大きめのiPadで重宝します。
元に戻す方法
意図せずキーボードが小さくなった場合も、慌てなくて大丈夫。
- 右下のキーボードアイコンを長押し
- 「Dockと結合」または「Merge」を選択
これで標準サイズに戻せます。
また、外部キーボードを接続したときはソフトウェアキーボードが自動で非表示になることもあるので、その点も覚えておきましょう。
外付けキーボードを使うという選択
もし文字入力の頻度が高いなら、Bluetooth キーボードもおすすめです。
- ソフトウェアキーボードを非表示にできる
- 画面を広く使える
- 打鍵感があり、長文入力にも向く
特に小型タブレット向けのミニキーボードは軽量で携帯性が高く、
ノートパソコンのように快適にタイピングできます。
キーボードを「小さくする」アプローチとして、物理的に外部化するのも立派な選択肢です。
入力しやすくするためのちょっとした工夫
キーボードの大きさだけでなく、入力のしやすさはレイアウトやフォントサイズでも変わります。
- Gboardなどではフォントサイズやテーマを変更可能
- フリック入力・QWERTY配列の切り替えで操作感を変える
- 文字間隔やキー音を調整して誤入力を減らす
特に画面の見やすさを優先したいときは、背景を半透明にしたり、
文字サイズを大きくする設定も併用するとバランスが取りやすいです。
タブレットのキーボードを小さくする設定術まとめ
タブレットのキーボードは、ほんの少しの調整で驚くほど快適になります。
- Androidなら「Gboard」や「Microsoft SwiftKey」で高さ・サイズを自由に変更
- Samsungキーボードは「サイズと透明度」から微調整可能
- iPadは「フローティング」や「スプリット」で見た目をコンパクトに
- 外付けBluetooth キーボードを使えば、画面をフルに活かせる
大きすぎて邪魔に感じていたキーボードも、
あなたの手にフィットするサイズに変えるだけで入力がぐっとラクになります。
タブレットのキーボードを小さくする設定術を活用して、
もっと快適な入力環境を手に入れてみてください。
