最近、テック好きの間でじわじわと注目を集めている「Nothing(ナッシング)」のスマートウォッチ。独自のデザイン性とコスパの良さで、Apple WatchやGalaxy Watchに並ぶ“次の選択肢”として話題になっています。
この記事では、Nothingおよびサブブランド「CMF by Nothing」が展開するスマートウォッチの最新モデル、特徴、評判、発売日までをわかりやすくまとめます。
NothingとCMF by Nothingってどんなブランド?
まず押さえておきたいのが、ブランドの位置づけ。
Nothingは、元OnePlus共同創業者のカール・ペイ氏が2020年に立ち上げたロンドン発のテックブランドです。「テクノロジーを再び人間的にする(Make tech fun again)」という理念のもと、プロダクトデザインに強いこだわりを持っています。
そのNothingが2023年に立ち上げたサブブランドが「CMF by Nothing」。
“Color, Material, Finish”の略で、デザイン性を維持しつつ手の届きやすい価格を実現するブランドです。
スマートフォンやイヤホンに加え、スマートウォッチもこのCMFラインから登場しています。
CMF Watchシリーズの進化の流れ
CMFのスマートウォッチは、コスパの良さとデザイン性を両立させたラインナップ。これまでに「Watch Pro」「CMF by Nothing Watch Pro 2」「CMF by Nothing Watch 3 Pro」などがリリースされています。
特に注目なのが、2024年〜2025年にかけて登場した最新モデル「CMF by Nothing Watch 3 Pro」。
前作「CMF by Nothing Watch Pro 2」からディスプレイサイズ、GPS機能、スポーツモード数などが大幅にアップデートされています。
CMF by Nothing Watch Pro 2の基本情報
まずは、2024年7月に発売された「CMF by Nothing Watch Pro 2」から。
- 発売日:2024年7月12日
- ディスプレイ:1.32インチ AMOLED
- バッテリー:最大11日間稼働
- GPS:マルチシステム対応
- Bluetooth通話:対応
- 価格帯:約1万円前後
このモデルの特徴は、1万円前後という手頃な価格でありながら、通話やGPS、健康管理機能までしっかり搭載している点。
「安くても手を抜かない」Nothingらしい仕上がりです。
実際のレビューでは「通知機能や通話の安定性が高い」「デザインが洗練されている」と好意的な声が多く見られました。
一方で、「直射日光下では画面がやや見づらい」といった意見もあり、屋外での使用環境によっては注意が必要です。
最新モデル・CMF by Nothing Watch 3 Proの特徴
続いて、2025年7月に登場した最新モデル「CMF by Nothing Watch 3 Pro」を見ていきましょう。
- 発売日:2025年7月24日
- 価格:税込13,800円前後(Nothing公式サイト)
- ディスプレイ:1.43インチ AMOLED(前モデル比 約10%拡大)
- GPS:デュアルバンド(L1+L5)
- スポーツモード:131種類
- 防水性能:IP68
- バッテリー:最大13日間持続
- 専用アプリ:Nothing X
デザイン面では金属ケースを採用し、回転クラウン(竜頭)を搭載。
クラシックな時計のような操作感と、高級感のある仕上がりが特徴です。
さらにデュアルバンドGPSを搭載することで、ランニングやサイクリング時の測位精度が向上。
スポーツモードも131種類と大幅に増え、AIを活用したランニングコーチ機能など、健康管理の幅が広がっています。
デザインと使い勝手の両立
Nothing/CMFのプロダクトは「見た目が美しい」というだけではありません。
装着感の快適さや操作性もユーザーから高く評価されています。
実際に試した人の声では、
- 「金属フレームの質感が1万円台とは思えない」
- 「クラウン操作が直感的で気持ちいい」
- 「バンドのフィット感がちょうど良い」
といったポジティブな意見が多数。
また、ウォッチフェイスの種類が豊富で、日常のシーンに合わせて自由にカスタマイズできる点も魅力です。
健康管理・フィットネス機能が充実
Nothingスマートウォッチは、健康管理機能の精度と使いやすさにも定評があります。
- 心拍数・血中酸素濃度(SpO₂)測定
- 睡眠トラッキング
- ストレスレベルモニタリング
- 歩数・消費カロリー・活動時間の自動記録
- AIランニングコーチ
特に「CMF by Nothing Watch 3 Pro」では4チャネル心拍センサーを搭載し、従来より測定精度が高まっています。
アプリ「Nothing X」と連携することで、日々のデータをグラフ化し、目標管理も簡単にできる点が評価されています。
バッテリー持ちと実使用感
スマートウォッチ選びで重要なのが「バッテリーの持ち」。
Nothing/CMFのモデルはこの点でも高い満足度を得ています。
「CMF by Nothing Watch Pro 2」では約11日、「CMF by Nothing Watch 3 Pro」では最大13日持つ設計。
実際の使用レビューでは「通知オン・GPSオンでも10日前後は使えた」という声が多く、充電頻度の少なさが好評です。
ただし、常時表示(AOD)を有効にすると持続時間は短くなります。
とはいえ、AODをオフにすれば約2週間近く使えるため、日常用途では十分なバッテリー性能と言えるでしょう。
Nothingスマートウォッチの評判・口コミまとめ
SNSやレビューサイトで多く見られる評価を整理すると、次のようになります。
良い口コミ
- デザインが洗練されていて所有感がある
- バッテリーが長持ち
- 通知・通話機能が安定している
- 価格に対して機能が多くコスパが高い
気になる点
- 屋外の強い日差しでは画面がやや見づらい
- 高級スマートウォッチに比べると動作が少しもたつく
- ベゼル交換機能が廃止され、カスタマイズ性がやや減った
全体として、「価格以上の完成度」「デザインと機能のバランスが良い」という評価が多く見られます。
特に「初めてスマートウォッチを買う人」「Apple Watchまではいらないけど通知や健康管理をしたい人」には最適な選択肢です。
価格と購入のポイント
Nothingスマートウォッチは、公式サイトや家電量販店、ECサイトなどで購入可能です。
価格帯は以下の通り。
- CMF by Nothing Watch Pro 2:1万円前後
- CMF by Nothing Watch 3 Pro:13,800円前後
セール期間中はさらに安くなる場合もあり、コストパフォーマンスの高さは圧倒的。
また、スマホアプリ「Nothing X」との連携が前提となるため、Android・iPhoneどちらを使っているか確認してから購入しましょう。
こんな人におすすめ
Nothing/CMFのスマートウォッチは、次のような人に特におすすめです。
- スタイリッシュで個性的な時計を身につけたい
- 健康管理や通知機能を手軽に使いたい
- バッテリー持ちを重視したい
- Apple Watchほどの価格や機能までは求めない
逆に、アプリエコシステムを重視したり、決済機能(Suicaなど)を使いたい人は、ハイエンド機種を検討する方が満足度が高いでしょう。
今後の展開と期待
Nothingはスマートフォン「Phone 2」や「Phone 3」などと並行して、ウェアラブル分野の拡大にも注力しています。
「CMF by Nothing」は今後もコストパフォーマンスの高い新モデルを続々と投入する見込みで、スマートウォッチ市場での存在感をさらに強めていくでしょう。
デザイン性と実用性、どちらも妥協しないブランドだけに、今後の展開にも期待が集まっています。
Nothingスマートウォッチ最新情報!特徴・評判・発売日を徹底解説
Nothing/CMFのスマートウォッチは、
- スタイリッシュなデザイン
- コスパの高さ
- 使いやすい機能バランス
で多くのユーザーに支持されています。
特に「CMF by Nothing Watch 3 Pro」は、価格以上の完成度を誇る注目モデル。
健康管理、通知、通話、GPSといった日常で必要な機能をしっかりカバーしており、初めてスマートウォッチを使う人にもおすすめです。
次のアップデートや新モデルの登場にも期待しつつ、Nothingの“美しいテクノロジー”を腕にまとってみてはいかがでしょうか。
