最近、街中でも腕時計代わりにスマートウォッチをつけている人をよく見かけるようになりましたよね。そんな中で注目を集めているのが、ドコモが発売した「スマートウォッチ01(SW01)」です。価格は6,980円(税込)と手頃ながら、健康管理や通知機能など“必要十分”な性能を備えていると話題になっています。この記事では、実際の仕様や特徴、評判、そしてどんな人に向いているのかをわかりやすく解説します。
スマートウォッチ01はどんなモデル?
ドコモの「スマートウォッチ01」は、2025年7月に発売されたエントリーモデルです。企画・販売はNTTドコモ、製造はフューチャーモデル(FutureModel)。同社は過去に小型携帯「NichePhone」などを手がけており、シンプルで扱いやすいガジェットづくりに定評があります。
ドコモが自らのブランドでスマートウォッチを出すのは、初めての試みと言ってもいいでしょう。特に「初めてスマートウォッチを使う人」「健康管理を手軽に始めたい人」に向けて作られています。価格は6,980円。スマートウォッチ市場の中でも最安クラスで、ドコモショップやオンラインショップで手軽に購入できます。
デザインと装着感 ― 大画面で見やすく、軽くて快適
まず特徴的なのは、1.83インチの大画面ディスプレイ。通知や時計、運動データがはっきり見えるサイズです。解像度は203ppi、最大輝度は約500ニト。屋内では十分な明るさで見やすく、画面の反応もスムーズです。やや直射日光下では見づらいというレビューもありますが、価格を考えれば十分なレベルです。
本体は約36×49×11mmで、重量も軽め。腕につけたときの圧迫感が少なく、就寝時もつけっぱなしで睡眠計測ができます。ベルト素材は肌触りがよく、長時間の装着でもチクチクしにくいという声が多いです。
基本機能 ― 必要なことはすべてできる
スマートウォッチ01は、派手さはないものの、日常生活を支える基本機能がしっかりそろっています。
健康管理・運動サポート
心拍数、歩数、消費カロリー、睡眠時間、睡眠の質などを自動で記録。運動モードは100種類以上も用意されており、ウォーキングやランニング、ヨガなど多彩な活動に対応します。スマートフォンのアプリ「TechWear」を使えば、データのグラフ表示や履歴確認も可能です。
また、dヘルスケアとの連携もポイント。Androidでは「ヘルスコネクト」、iPhoneでは「ヘルスケア」経由でデータを共有でき、歩数や活動量をdポイントの獲得につなげることもできます。
通知・便利機能
スマートフォンの着信やメッセージを手首の振動で知らせてくれます。メールやLINE、SNSの通知を見逃しにくくなるのはうれしいポイント。音楽再生のコントロールもできるので、ポケットからスマホを取り出さずに曲送りが可能です。
バッテリーは約250mAhで、フル充電から3〜5日ほどの連続使用が目安。急速充電にも対応しており、朝の支度時間に少し充電するだけでも1日は持ちます。
防水・耐久性 ― 普段使いには十分な安心感
防水・防塵性能はIP68規格。日常の手洗いや小雨程度なら問題なく使えます。水泳やシャワー中の使用は推奨されていませんが、運動や通勤で汗をかいても気にせず使えるレベルです。
耐久性に関しても、レビューでは「軽い衝撃では問題なし」「画面の傷もつきにくい」といった声が目立ちます。エントリーモデルとはいえ、作りの安っぽさは感じにくい仕上がりです。
使ってわかったメリット
実際に使ってみた人の口コミやレビューをもとに、良かった点をまとめます。
- 価格が安いのに機能が充実
7,000円未満で健康管理・通知・運動記録ができるのはコスパ抜群。 - 初めてでも迷わず使える
専用アプリがシンプルで、ペアリングもスムーズ。設定項目が多すぎず、直感的に操作できます。 - ドコモブランドの安心感
購入やサポートをドコモショップで受けられる点は、ガジェット初心者にとって大きな安心材料。 - 軽くて装着感が良い
長時間の装着でも疲れにくく、睡眠モニター用としても快適。
全体的に「初めてのスマートウォッチにはぴったり」という意見が多く見られます。特に、スマホ通知や健康管理を手軽に始めたい人にはちょうど良い存在です。
注意点・デメリットも知っておこう
もちろん、価格を抑えているぶん機能面では割り切りも必要です。
- GPS非搭載
ランニングやウォーキングのルートを単体で記録することはできません。スマホのGPSを併用する必要があります。 - 決済やアプリ追加には非対応
Suicaなどの電子マネー決済や、外部アプリのインストールはできません。Apple WatchやGalaxy Watchと比べると機能は限定的です。 - 画面の明るさはやや控えめ
晴天時の屋外では見えづらいことがあります。 - ジェスチャー反応がやや鈍い
腕を上げたときに画面が点灯する動作がワンテンポ遅れるという意見も。
これらは上位機種と比べたときに目立つポイントですが、価格を考えれば十分納得できる範囲といえます。
他社モデルとの違い
価格帯が近い他社製品としては、Xiaomiの「Smart Band 9」やAmazfit「Bip 5」などがあります。これらは機能が豊富な一方で、アプリやサポートが英語中心だったり、スマホとの相性に差があったりと、人によっては扱いにくいことも。
その点、スマートウォッチ01は完全に日本市場向け。日本語表示やサポートが整っており、「安心して使いたい」「初めての一台にしたい」というニーズにぴったりハマります。ドコモのブランド力もあって、信頼性を重視する層には選びやすい存在です。
どんな人におすすめ?
スマートウォッチ01は、次のような人に特に向いています。
- スマートウォッチを初めて使う
- 健康管理を始めたいけれど、高価なモデルは気が引ける
- 通知確認や活動記録をメインに使いたい
- ドコモショップで購入・相談できる安心感を重視する
- デザインはシンプルで構わない
逆に、「単体で通信したい」「決済やアプリを活用したい」「運動データを細かく分析したい」という人は、上位モデルを選ぶ方が満足度は高いでしょう。
実際に買うならここをチェック
購入前に確認しておくべきポイントは3つ。
- スマートフォンとの連携
Android・iOSどちらも対応ですが、古い機種ではBluetoothの安定性に差が出る場合があります。最新OSでの使用を推奨。 - 屋外利用の頻度
屋外での視認性が気になる人は、店頭で実機を確認しておくと安心です。 - 使い方の目的
健康管理や通知中心なら十分。GPS記録や決済を使いたい場合は別モデルを検討しましょう。
これらを押さえておけば、「思っていたのと違った」という後悔は避けられます。
ドコモ対応のスマートウォッチ01とは?まとめとレビューの総評
ドコモのスマートウォッチ01は、「手頃な価格」「必要十分な機能」「安心のサポート体制」を兼ね備えたエントリーモデルです。高級機に比べれば機能は限られていますが、6,980円という価格で健康管理・通知機能・運動記録が揃うのは驚くほどコスパが高いです。
特に、これからスマートウォッチを試してみたい人にとっては、最初の1本として最適。複雑な設定もなく、届いたその日から使えます。
「スマートウォッチ01」は、派手さはないけれど日常にしっかり寄り添う“堅実な一本”。
健康や生活を少し便利にしたいと思っているなら、まずこのドコモ対応モデルから始めてみるのも悪くありません。
