「ミニPCで動画編集って、本当にできるの?」
最近よく耳にするこの疑問。小さくて可愛いサイズのミニPCだけど、実際のところ編集作業には向かないんじゃないか――そう思う人も多いはず。
でも、ここ数年でその常識は大きく変わりつつあります。最新のミニPCは、性能も冷却もかなり進化していて、用途次第ではノートPCよりも快適に編集できるケースもあるんです。
この記事では、ミニPCで動画編集が「どこまでできるのか」、快適に動かすためのポイント、そして実際に高性能でおすすめできるモデルを5つ紹介します。
- ミニPCでも動画編集は“できる”のか?
- ミニPCで動画編集が現実的になった理由
- ミニPCで快適に編集するためのスペック目安
- ミニPCで動画編集をするときの注意点
- 動画編集におすすめのミニPC5選
- ① [Minisforum UM790 Pro](https://www.amazon.co.jp/s?k=MINISFORUM+UM790 Pro&tag=test39-22)
- ② [GEEKOM A8 Mini PC](https://www.amazon.co.jp/s?k=GEEKOM+A8 Mini PC&tag=test39-22)
- ③ [Beelink SER8 Mini PC](https://www.amazon.co.jp/s?k=Beelink+SER8 Mini PC&tag/test39-22)
- ④ Sycom G-Master Spear Mini B850A
- ⑤ [GMKtec M5 Plus Mini PC](https://www.amazon.co.jp/s?k=GMKtec+M5 Plus Mini PC&tag=test39-22)
- ミニPCで動画編集を快適にするコツ
- どんな人にミニPCでの動画編集がおすすめ?
- ミニPCで動画編集はできる?最後に伝えたいこと
ミニPCでも動画編集は“できる”のか?
結論から言えば、「できます」。
ただし、「どんな編集をしたいか」によって求められるスペックや環境は変わります。
1080pのカット編集やYouTube動画のテロップ入れ程度なら、最近のミニPCでも十分こなせます。
一方で、4K以上の映像やカラーグレーディング、重いエフェクトを多用する編集は、ある程度のハイスペック構成が必要です。
ポイントは「CPU・メモリ・ストレージ・グラフィックス」の4つ。
これらがバランスよく搭載されていれば、ミニPCでも驚くほど快適に編集できるようになります。
ミニPCで動画編集が現実的になった理由
ほんの数年前までは「ミニPC=省電力で軽作業用」という印象でした。
ところが、今はAMD RyzenやIntel Coreシリーズの高性能CPUを搭載したモデルが増え、状況が一変。
進化したCPUと統合グラフィックス
Ryzen 9 7940HSやIntel Core Ultraなど、モバイル向けでも8コア16スレッド級の処理能力を持つCPUが登場。
統合GPUもRadeon 780MやIntel Arcといった高性能タイプになり、動画編集ソフトのハードウェアアクセラレーションにも対応しています。
高速SSDと大容量メモリ
NVMe SSDの採用で、動画素材の読み込みや書き出し速度が圧倒的に向上。
さらに最大64GBメモリ対応のモデルも多く、タイムラインのプレビューが滑らかに動くようになりました。
冷却と静音性の改善
小型ながらもヒートパイプや静音ファンを複数搭載するモデルが増え、長時間レンダリングでも安定動作。
これにより、“小さいけど本格派”なミニPCが次々と登場しています。
ミニPCで快適に編集するためのスペック目安
動画編集用にミニPCを選ぶときは、以下の点をチェックしておきましょう。
- CPU:6コア12スレッド以上(できればRyzen 7/9、Core i7以上)
- メモリ:最低16GB、快適に使うなら32GB〜64GB
- ストレージ:NVMe SSD(512GB以上推奨)
- GPU:Radeon 780MやIntel Arc Graphicsなど性能の高い統合GPU、またはeGPU対応
- ポート類:USB4/Thunderbolt対応、HDMI×2以上、Wi-Fi6/2.5G LAN対応
これらの条件を満たすミニPCなら、4K編集でもかなり快適に動作します。
ミニPCで動画編集をするときの注意点
1. 熱対策と冷却性能
小型ゆえに冷却スペースが限られます。
夏場や長時間レンダリング時は熱でパフォーマンスが落ちる可能性があるため、冷却性能の高いモデルを選ぶことが大切。レビューで「サーマルスロットリングが少ない」と評価されている機種を選ぶと安心です。
2. 拡張性の確認
一部のミニPCはメモリやSSDが交換・増設可能ですが、完全固定タイプもあります。
後から容量を増やす予定があるなら、アクセスしやすい構造の製品を選びましょう。
3. 接続ポートの種類
外付けSSDやSDカードリーダー、モニターを同時に繋ぐ場合はポート数が重要。
USB4やThunderbolt 4対応なら、高速転送や外部GPUの拡張にも対応できます。
動画編集におすすめのミニPC5選
ここからは、実際に動画編集で快適に動作する高性能ミニPCを5機種ピックアップします。
どれも実用性が高く、YouTube制作から4K編集まで対応できるバランスの取れたモデルです。
① [Minisforum UM790 Pro](https://www.amazon.co.jp/s?k=MINISFORUM+UM790 Pro&tag=test39-22)
ハイエンド志向の定番モデル。Ryzen 9 7940HSとRadeon 780Mを搭載し、4K動画編集も余裕。
冷却性能が高く、長時間レンダリングでも安定しています。
コンパクトな筐体ながら、メモリやSSDの増設も可能。実際のレビューでも「4K編集を難なくこなした」という声が多数。
② [GEEKOM A8 Mini PC](https://www.amazon.co.jp/s?k=GEEKOM+A8 Mini PC&tag=test39-22)
Ryzen 9 8945HSを採用した最新モデル。最大64GBメモリ、PCIe Gen4 SSD対応と、クリエイター向けの設計。
8K出力やマルチディスプレイにも対応しており、Adobe Premiere ProやDaVinci Resolveでも快適に動作します。
高性能ながら8万円台とコスパが良い点も魅力。
③ [Beelink SER8 Mini PC](https://www.amazon.co.jp/s?k=Beelink+SER8 Mini PC&tag/test39-22)
コスパ重視派におすすめ。Ryzen 7 7840HS搭載で、フルHD〜4K編集までスムーズ。
Wi-Fi6E、USB4、2.5G LANなどの最新インターフェースを備え、外部ストレージとの接続も高速。
デザインも落ち着いており、デスク上に置いてもスタイリッシュです。
④ Sycom G-Master Spear Mini B850A
国産ブランドの本格派ミニPC。Ryzen 9やRTXシリーズを搭載可能で、プロ用途にも対応。
冷却や静音設計がしっかりしており、長時間のエンコード作業も安定。
カスタマイズ性が高く、ワークステーション級の性能を求める人に最適です。
⑤ [GMKtec M5 Plus Mini PC](https://www.amazon.co.jp/s?k=GMKtec+M5 Plus Mini PC&tag=test39-22)
軽い編集作業にぴったりのエントリーモデル。
フルHD動画のカット編集やテロップ挿入なら十分こなせます。
5万円前後で手に入り、コンパクトながら静音性も高いので、自宅の小規模編集環境におすすめです。
ミニPCで動画編集を快適にするコツ
- 外付けSSDを活用する
動画素材やプロジェクトファイルを外部ストレージに分けることで、PC内部の負荷を減らせます。 - プレビュー解像度を下げる
ソフト側でプレビュー解像度を「1/2」や「1/4」に設定すると、処理が軽くなり動作がスムーズに。 - メモリを増設する
編集が重く感じたら、まずはメモリを増設。64GBまで対応するモデルなら後からでも強化できます。 - 冷却環境を整える
PCの下に小型ファンを置くなど、排熱を助ける工夫をすると性能が安定します。
どんな人にミニPCでの動画編集がおすすめ?
- デスクスペースを取りたくない人
- ノートPCより高性能・静音な環境を求める人
- 自作や拡張は面倒だけど、性能は妥協したくない人
- 出先や小規模スタジオでも本格編集をしたい人
ミニPCは「省スペース」と「高性能」を両立できる新しい選択肢です。
YouTube動画制作や短編映像の編集なら、十分すぎるほど頼りになります。
ミニPCで動画編集はできる?最後に伝えたいこと
ミニPCで動画編集は“できる”だけでなく、“快適にできる時代”になりました。
ただし、用途に合ったモデル選びが大切です。
性能を求めるならRyzen 9やCore i7以上を搭載したハイエンドモデル。
コスパ重視ならRyzen 7搭載の中堅機。
まずは軽めに始めたいなら5万円台のエントリーモデル――。
自分のスタイルに合ったミニPCを選べば、小さな筐体でも本格的な編集環境を実現できます。
「ミニPCで動画編集はできる?」と迷っているなら、今こそ試してみる価値ありです。
