「寝ながらイヤホンを使いたいけど、耳が痛くなる…」そんな悩みを抱えていませんか？
夜のリラックスタイムや、周囲の音を遮って眠りたいときに役立つのが“寝ながら使えるワイヤレスイヤホン”。最近では、睡眠中の装着を前提に設計されたモデルも増えています。
今回は、快眠を邪魔しない軽量モデルを中心に、選び方のコツとおすすめ10選をご紹介します。
寝ながら使うイヤホンを選ぶときのポイント
横向きでも痛くない「低プロファイル設計」
寝返りをうつときにイヤホンが枕に押されて痛くなった経験がある人は多いはず。
睡眠用イヤホンでは「耳からの飛び出しが少ない設計」が重要です。超小型タイプや、耳のくぼみにすっぽり収まるモデルを選ぶと、横向きに寝ても違和感が少なくなります。
特にサイドスリーパー（横向き寝派）の方は、薄型・丸型でシリコン素材の柔らかいイヤホンを選びましょう。
しっかりフィットしてずれにくい形状
寝ている間は無意識に動くため、イヤホンが外れやすいものだと朝にはどこかへ消えてしまうことも。
耳のくぼみにフィットする形や、複数サイズのイヤーチップが付属しているモデルを選ぶと安心です。耳への圧迫が少ない柔らかい素材を使っているものなら、長時間装着しても快適に眠れます。
ノイズ対策＆ホワイトノイズ機能
眠りを妨げる騒音やいびきを遮断したい場合は、ノイズキャンセリング（ANC）搭載モデルが有効です。
ただし、強力なANCはバッテリーを消耗しやすいので、必要に応じてON/OFFできるタイプがおすすめ。
また、ホワイトノイズや自然音などを再生できる機能を持つモデルもあり、音でリラックスしたい人にぴったりです。
バッテリー持続時間と自動オフ機能
一晩中再生しても途切れないバッテリー性能は必須条件。
目安として、8時間以上の連続再生が可能なモデルを選びましょう。さらに、自動で再生を止める「スリープタイマー」機能があると、寝落ちしても安心です。
翌朝、バッテリーが空になっている…という事態も防げます。
音漏れ防止と安全性
音漏れが少ない構造を選べば、隣で寝ている人の眠りを邪魔しません。
また、完全に外部音を遮断してしまうと火災報知器などの緊急音に気付けない可能性もあるため、環境に応じて片耳使用や低音量再生を意識しましょう。
長時間使用は耳の健康にも影響するため、たまには「イヤホンなしの日」を作るのもおすすめです。
快眠をサポートするおすすめワイヤレスイヤホン10選
ここでは、実際に「寝ながら快適に使える」と評判の高い10モデルを紹介します。
価格帯や特徴が異なるので、自分の睡眠スタイルに合うものを見つけてください。
1. Anker Soundcore Sleep A30
睡眠専用に設計されたハイエンドモデル。
最大30dBのノイズを抑えるANC機能、ホワイトノイズ再生、枕に当たっても痛くない薄型デザインなど、快眠のための要素が凝縮されています。
専用アプリで自然音やリラックス音を選べるのも魅力。価格は高めですが、睡眠の質を本気で改善したい人に最適です。
2. Anker Soundcore Sleep A20
A30の前モデルで、コスパ重視の人気機種。
低プロファイル設計で横向き寝でも快適、ホワイトノイズ機能も搭載しています。
装着感が軽く、長時間でも耳が痛くなりにくいと評判。手頃な価格で睡眠用イヤホンを試したい人にぴったりです。
3. 1MORE Sleeping Earbuds Z30
音質とデザインに定評のある国内ブランド。
医療用シリコン素材を使用し、耳への負担を最小限に抑えた形状が特徴です。
やわらかな装着感と自然な音の広がりで、瞑想やASMRにも向いています。
4. Bose Sleepbuds II
睡眠専用イヤホンの先駆け的存在。
音楽の再生はできませんが、専用アプリの“サウンドライブラリ”にある環境音を流して快眠をサポートします。
耳からの突出が少なく、枕に干渉しにくい設計。寝室の騒音対策を目的にするなら今でも高い人気があります。
5. 寝ホン（超小型ワイヤレスイヤホン）
Amazonなどで人気の低価格モデル。
1,500円前後と手に取りやすく、初めて寝ながらイヤホンを試す人におすすめ。
軽量・シンプル設計で、充電ケースもコンパクト。音質より快適さ重視の人に向いています。
6. 耳を塞がないイヤーカフ型 Bluetooth イヤホン
「耳の中に入れるのが苦手」という人には、耳掛け式やオープンイヤー型も選択肢。
耳道を塞がず、周囲の音も適度に聞こえるため安全性が高いのが特徴です。
音質よりも装着感と通気性を重視したい人に最適です。
7. Shokz OpenRun Mini
骨伝導タイプの代表格。
睡眠中の使用を想定した設計ではありませんが、仰向け寝や短時間のリラックスタイムに使うには快適。
耳を圧迫しない構造なので、長時間使っても蒸れにくいのが魅力です。
8. 寝ホン Bluetooth 5.4 昼夜兼用モデル
昼は通勤・通学で使い、夜は寝ながらリラックスにも使える万能タイプ。
低反発イヤーチップでフィット感が良く、音漏れしにくい構造です。
1,000円台という価格ながら、安定した接続性で評価されています。
9. Apple AirPods Pro（第2世代）
「寝ながらAirPodsってどうなの？」と思うかもしれませんが、実は意外と快適。
ANCの効きが良く、寝室の騒音を遮るには十分。
ただし横向き寝では耳に圧がかかるため、仰向け派の人におすすめです。
10. Soundcore Sleep A10
Ankerのスリープシリーズ初期モデル。
耳にすっぽり収まるコンパクト設計で、寝返りしても痛くなりにくい形状。
ホワイトノイズ再生機能を備え、スマホなしでも利用可能です。バッテリーも約10時間持続します。
寝ながらワイヤレスイヤホンを快適に使うコツ
せっかく快適なイヤホンを選んでも、使い方を間違えると耳を痛めたり、寝付きが悪くなることも。
以下のポイントを意識してみてください。
- 音量は控えめに。静かでも十分リラックスできます。
- 自動停止タイマーを設定して、寝落ちしても安心。
- 枕の硬さを調整して、イヤホンが押されない位置を探す。
- 耳が蒸れやすい人は、数日に一度イヤホンを使わない日を作る。
- 緊急時に備えて、片耳だけ装着するのもおすすめ。
小さな工夫で、睡眠の質はぐっと変わります。
寝ながら使えるワイヤレスイヤホンで快眠をアップデート
寝ながら音楽を聴くことは、単なる癒しではなく、日々の睡眠習慣を整えるきっかけにもなります。
音でリラックスし、外の雑音をやわらげ、より穏やかに眠りへと導いてくれる──。
ただし、耳への負担や安全性には配慮しながら、自分の生活スタイルに合うモデルを選ぶことが大切です。
あなたにとって心地よい夜を支えてくれる“相棒”を、ぜひ見つけてみてください。
最後まで読んでくれたあなたの睡眠が、今日よりも少し快適になりますように。
