イヤホンをつけたままでも、周囲の音をしっかり聞ける「外音取り込み機能」。最近は、この便利な機能を搭載したワイヤレスイヤホンが、1万円以下でも手に入るようになってきました。
通勤や通学、ランニング中など、「音楽も聞きたいけど安全にも気をつけたい」という人にはぴったりの機能です。
この記事では、安いワイヤレスイヤホンで外音取り込み機能付きのおすすめモデル5選を紹介しながら、選び方のポイントや注意点も分かりやすく解説します。
外音取り込み機能ってどんなもの？
「外音取り込み機能」とは、イヤホンのマイクが周囲の音を拾い、その音をイヤホン内部のスピーカーから再生する仕組みのこと。
たとえば、駅のアナウンスや車の音、人の声などをイヤホンを外さずに聞けるようになります。
最近では「アンビエントモード」や「トランスペアレンシーモード」と呼ばれることもあります。
特にカナル型のイヤホンは耳を密閉する構造のため、外音取り込みがあると安全性や利便性が格段に上がります。
ただし、外音取り込みにも品質差があります。安価なモデルだと、マイク性能や音処理の精度が低く、音がこもったりノイズが多く感じる場合もあります。
そのため、「どんな場面で使いたいか」をイメージしながら選ぶのが大切です。
外音取り込み付きイヤホンを選ぶときのポイント
1. 自然に聞こえるか
「外音取り込みが付いている」と書かれていても、自然に聞こえるとは限りません。
マイクの数や配置、音の処理方法で大きく差が出ます。
レビューで「声が聞き取りやすい」「ノイズが少ない」といった評価があるものを選ぶと安心です。
2. ノイズキャンセリング（ANC）とのバランス
外音取り込みと並んで人気なのがノイズキャンセリング。
ANC機能付きのイヤホンは「周囲の騒音を消す」仕組みを持っていますが、同時に「外の音を聞く」外音取り込みとの切り替えがスムーズかもチェックポイントです。
安いモデルだと切り替えの反応が遅かったり、どちらかの性能が弱いこともあります。
3. 価格と性能のバランス
“安い”と言っても、5,000円以下では性能差が大きく、外音取り込みが実用レベルでない場合もあります。
1万円前後を目安にすると、コスパの良いモデルが増えます。
4. 装着感と操作性
耳に合わない形だと、外音取り込みの効果がうまく発揮されません。
イヤーピースのサイズが複数付属しているか、長時間装着しても痛くないかも確認しましょう。
また、タッチ操作でモード切り替えができるモデルは使いやすいです。
5. バッテリー持ちと接続の安定性
外音取り込みはマイクを常時作動させるため、バッテリー消費が早くなります。
連続再生時間やケース込みの再生時間をチェックし、Bluetoothの接続安定性も忘れずに確認しましょう。
安いワイヤレスイヤホンで外音取り込み機能付きおすすめモデル5選
ここからは、実際に評価の高い5つのモデルを紹介します。
いずれも1万円前後で購入でき、外音取り込み機能をしっかり備えています。
1. Anker Soundcore P40i
Ankerの人気シリーズから登場した高コスパモデル。
約8,000円という価格ながら、外音取り込みとANCの両方を搭載しています。
アプリでモードを細かく調整でき、タッチ操作もスムーズ。
外音取り込み時もノイズが少なく、会話が自然に聞こえる点が高く評価されています。
- 価格：7,990円前後
- 連続再生：約10時間（ケース込みで最大50時間）
- 特徴：外音取り込み・ANC・アプリ対応・急速充電対応
「初めて外音取り込みを試したい」「機能性もコスパも欲しい」人におすすめ。
2. HUAWEI FreeBuds SE 3
約6,000円と手ごろながら、HUAWEIの音響技術を詰め込んだモデル。
外音取り込み機能の自然さはこの価格帯では優秀で、声がこもらず聞こえます。
軽量で長時間装着しても疲れにくく、スマホアプリで細かい操作も可能。
- 価格：5,980円前後
- 連続再生：約9時間
- 特徴：外音取り込み・低遅延モード・防水IPX4
通勤や街歩きなど、日常使いにぴったりのバランス型モデルです。
3. Xiaomi Buds 6 Lite
圧倒的なコスパを誇るXiaomiの最新モデル。
2,500円台ながら外音取り込みモードを搭載しており、最低限の機能をしっかりカバーしています。
ANCやマルチポイント接続などは非対応ですが、音質は価格を考えると驚くほどクリア。
軽くて扱いやすいので、サブイヤホンとしても優秀です。
- 価格：2,505円前後
- 連続再生：約6時間
- 特徴：外音取り込み・軽量設計・防水対応
「とにかく安く試したい」「予備イヤホンが欲しい」人向け。
4. JBL Wave Buds
JBLブランドの安心感がありながら、価格は5,000円台。
外音取り込みの自然さと音質の良さで高評価を得ています。
低音の迫力はさすがJBLで、通勤中のBGMにも最適。
アプリでサウンド調整やモード切り替えができ、操作性も快適です。
- 価格：4,780円前後
- 連続再生：約8時間
- 特徴：外音取り込み・ANC・アプリ対応・高音質チューニング
音質と実用性の両立を求めるなら、この価格帯では最有力候補です。
5. Xiaomi Redmi Buds 6 Active
2,000円以下という驚きの価格ながら、外音取り込み対応モデルとして注目を集めています。
シンプルな操作性で誰でも扱いやすく、軽い装着感も魅力。
風切り音などは多少ありますが、屋外での安全確保という目的なら十分実用的です。
- 価格：1,980円前後
- 連続再生：約6時間
- 特徴：外音取り込み・軽量設計・防滴対応
コストを最優先にするなら、試してみる価値ありです。
安いモデルでも満足できる？外音取り込みの実力とは
実際に使ってみると、価格帯による差は感じるものの、日常使いなら十分実用レベルです。
特に1万円前後のモデルでは、通話時にも相手の声が聞きやすく、外音取り込みモードの自然さもかなり改善されています。
ただし、安いモデルでは次のような注意点もあります。
- マイク性能が低いと風切り音やノイズが増える
- 音質がややこもることがある
- 外音取り込みモード時の電池消耗が早い
こうした点を理解した上で、「どんな場面で使うか」を明確にすれば、満足度の高い選択ができます。
まとめ｜安いワイヤレスイヤホンで外音取り込み機能付きモデルを賢く選ぼう
外音取り込み機能付きのワイヤレスイヤホンは、今や高級機だけの特権ではありません。
1万円以下でも、通勤・通学・運動時などに快適に使えるモデルが増えています。
大切なのは、「価格」だけで選ばないこと。
マイク性能、装着感、切り替えのスムーズさなど、使い勝手を重視して選びましょう。
そして、自分のライフスタイルに合った1台を見つけることが、長く快適に使うコツです。
音楽を楽しみながら、安全にも気を配れる——。
そんなバランスを叶えるのが、「安いワイヤレスイヤホンで外音取り込み機能付き」モデルです。
