「デスクトップは大きすぎるけど、ノートでは物足りない」――そんなゲーマーにいま注目されているのが“ミニPC”です。小型なのに高性能、設置も自由自在。しかも最近では、AMDの最新Ryzenシリーズを搭載したゲーミング特化モデルも続々登場しています。
この記事では、最新のRyzen搭載ミニPCを中心に、ゲーミング用途で選ぶべきポイントとおすすめモデルを紹介していきます。リビングで気軽に遊びたい人も、サブ機として使いたい人も必見です。
- ミニPCがゲーミングで人気を集める理由
- Ryzen搭載ミニPCがゲーミングに最適な理由
- ゲーミング向けミニPCを選ぶポイント
- ゲーミング用途におすすめのRyzen搭載ミニPC10選
- 1. GEEKOM A8（Ryzen 9 8945HS）
- 2. Minisforum UM790 Pro（Ryzen 9 7940HS）
- 3. Beelink GTR7（Ryzen 7 7840HS）
- 4. Minisforum HX100G（Ryzen 7 7840HS + RX 6600M）
- 5. GEEKOM AE7（Ryzen 9 7940HS）
- 6. Minisforum UM690（Ryzen 9 6900HX）
- 7. Beelink SER8（Ryzen 7 8845HS）
- 8. Morefine M600（Ryzen 9 7940HS）
- 9. GEEKOM A7（Ryzen 7 7840HS）
- 10. Minisforum EliteMini B550（Ryzen 7 5700G）
- ミニPCでゲームを快適に楽しむための設定とコツ
- Ryzen搭載ミニPCで広がる新しいゲームスタイル
- まとめ：ゲーミング用途におすすめのミニPC10選！最新Ryzen搭載で快適プレイを実現
ミニPCがゲーミングで人気を集める理由
ここ数年でミニPCは一気に進化しました。以前は「事務作業向けの小型パソコン」という印象が強かったものの、RyzenシリーズやIntel Core i7以上の高性能CPUを搭載したモデルが増え、グラフィック性能や放熱設計も格段に向上しています。
一番の魅力は、その“省スペース性”。わずか手のひらサイズでありながら、AAAタイトルをフルHDで快適にプレイできるモデルまで登場しています。ゲーム用だけでなく、動画編集や配信にも対応できるスペックを備えているのも大きな強みです。
さらに、リビングテレビに接続して家庭用ゲーム機のように使える点も人気の理由。HDMIケーブル一本で接続し、コントローラーをペアリングすれば、まるでコンソール感覚で遊べます。
Ryzen搭載ミニPCがゲーミングに最適な理由
AMDのRyzenシリーズは、ミニPC市場を変えたといっても過言ではありません。特にRyzen 7やRyzen 9などの上位モデルは、ノート向けCPUでありながらデスクトップ並みのパフォーマンスを発揮します。
Ryzenの強みは「マルチコア性能」と「統合グラフィックス」。たとえばRyzen 9 7940HSやRyzen 7 7840HSは8コア16スレッド構成で、動画配信やマルチタスク処理も余裕。さらにRadeon 780Mなど最新の内蔵GPUを搭載しており、軽〜中程度のゲームなら単体GPUなしでもスムーズに動作します。
また、Ryzen搭載ミニPCの多くは省電力設計で、発熱を抑えながら高パフォーマンスを維持できます。静音性にも優れているため、長時間のプレイでも快適。性能と効率のバランスが取れているのが、RyzenミニPC最大の魅力です。
ゲーミング向けミニPCを選ぶポイント
1. CPU性能を最優先に
ゲームではグラフィックカードも重要ですが、フレームレートを安定させるのに欠かせないのがCPUです。Ryzen 7以上を目安に選ぶと、最新タイトルでも安心。特にRyzen 9 7940HSやRyzen 7 7840HSなど、Zen4世代以降を選ぶとパフォーマンスが頭ひとつ抜けています。
2. グラフィックス性能をチェック
内蔵GPU（Radeon 780Mなど）でも軽めのゲームなら十分。ただしFPSやアクションなど重いタイトルを遊ぶなら、外部GPUを搭載したモデルやeGPU（外付けGPU）対応機を選ぶと快適です。
3. 冷却と静音性
小型筐体は熱がこもりやすいため、ヒートパイプやデュアルファンを採用したモデルを選びましょう。長時間のプレイでも性能低下しにくく、ファンノイズも抑えられます。
4. メモリとストレージ
ゲーム用途ならメモリ16GB以上が目安。特に内蔵GPUはメインメモリを共有するため、デュアルチャネル構成（8GB×2など）が効果的です。ストレージはNVMe SSD搭載で、1TB前後あると快適。
5. 接続端子と拡張性
USB-CやHDMI 2.1、DisplayPortなど、複数モニター出力に対応しているか確認。Wi-Fi 6Eや2.5GbE LANに対応していれば、オンラインゲームも安定します。後からストレージを増設できるモデルなら長く使えます。
ゲーミング用途におすすめのRyzen搭載ミニPC10選
ここでは、国内外で評価の高いRyzen搭載ミニPCを厳選して紹介します（2025年時点の市場傾向をもとに構成）。
1. GEEKOM A8（Ryzen 9 8945HS）
最新Ryzen AIチップを搭載し、Radeon 780Mグラフィックスを内蔵。4K動画編集や軽めの3Dゲームも快適に動作。金属ボディで放熱性も高く、デザインも高級感あり。
2. Minisforum UM790 Pro（Ryzen 9 7940HS）
ゲーミング用途で人気の定番。デュアルファン冷却とDDR5メモリ対応で、高負荷でも安定。Radeon 780M内蔵で、Steamの人気タイトルも1080pで快適プレイ可能。
3. Beelink GTR7（Ryzen 7 7840HS）
強力な冷却システムと静音設計が特徴。筐体はコンパクトながらも拡張性が高く、デュアルM.2スロット搭載。FPSやMMOなどにも対応。
4. Minisforum HX100G（Ryzen 7 7840HS + RX 6600M）
専用GPUを内蔵した“ハイブリッドミニPC”。デスクトップ級のグラフィックス性能を小型筐体で実現。高設定でのAAAタイトルもプレイ可能。
5. GEEKOM AE7（Ryzen 9 7940HS）
堅牢なアルミ筐体と省電力設計。動画配信やゲーム実況にも適しており、安定した動作と低ノイズが魅力。
6. Minisforum UM690（Ryzen 9 6900HX）
やや前世代ながら、価格と性能のバランスが優秀。Radeon 680M内蔵で中量級ゲームに強く、コスパを重視する人におすすめ。
7. Beelink SER8（Ryzen 7 8845HS）
AI支援機能を搭載した最新世代モデル。マルチタスクにも強く、ゲームと同時に配信・録画も可能。HDMIとUSB-Cのデュアル出力に対応。
8. Morefine M600（Ryzen 9 7940HS）
スリムでスタイリッシュな筐体。静音性に優れ、RGBライティング付きでゲーミングPCらしい雰囲気。内部メンテナンスもしやすい。
9. GEEKOM A7（Ryzen 7 7840HS）
軽量で持ち運びやすく、据え置き・モバイル両対応。エミュレーションやクラウドゲーミングとの相性が抜群。
10. Minisforum EliteMini B550（Ryzen 7 5700G）
自作志向のユーザーにも人気のB550ベース。デスクトップAPUを搭載し、内蔵Radeonで安定したフレームレートを実現。
ミニPCでゲームを快適に楽しむための設定とコツ
どんなに性能の良いミニPCでも、設定次第で体感は大きく変わります。特にAPUモデルを使う場合は、次の3つを意識すると効果的です。
- メモリをデュアルチャネルにする
内蔵GPU性能を引き出す基本。シングル構成より30〜40％性能アップすることもあります。 - 解像度と画質を最適化
フルHDで中設定あたりが最もバランスが良い。4KはGPU負荷が高く、動作が重くなる傾向。 - 冷却環境を整える
長時間プレイ時は筐体周囲に空間を確保し、埃を定期的に清掃。性能低下や騒音を防げます。
Ryzen搭載ミニPCで広がる新しいゲームスタイル
これまで「小型PC＝性能が低い」という常識は、もはや過去の話です。Ryzenを搭載した最新のミニPCは、AAAタイトルも快適に動作し、しかも静か。リビングで家族と映画を観たあと、そのままゲームを始める――そんな使い方も自然にできる時代になりました。
さらに、AI処理や動画配信、音楽制作などにも流用できる拡張性の高さも魅力。小さくても万能な“次世代の相棒”として、Ryzen搭載ミニPCは確実に存在感を増しています。
まとめ：ゲーミング用途におすすめのミニPC10選！最新Ryzen搭載で快適プレイを実現
ミニPCは、コンパクトながら確かな性能を持ち、Ryzenの登場で本格的なゲーミングマシンへと進化しました。
Ryzen 7以上のCPU、Radeon 780Mや専用GPUを備えたモデルなら、AAAタイトルも十分楽しめます。
「小さくても妥協しない」――そんなゲーマーにとって、最新Ryzen搭載ミニPCは最適な選択肢です。
これから新しいゲーム環境を構築するなら、ぜひ自分のスタイルに合った1台を探してみてください。
