音楽を聴くとき、思わず身体が揺れるような「ズン」と響く低音。あの迫力を求めてイヤホンを探している人、多いのではないでしょうか。最近は完全ワイヤレスイヤホンでも、有線に負けないレベルの重低音を楽しめるモデルが続々登場しています。
この記事では、音楽好きが納得できる“低音が気持ちいい”ワイヤレスイヤホンを7つ紹介します。ジャンル別のおすすめや選び方のポイントもあわせて解説していきます。
低音が気持ちいいイヤホンってどんな音?
「低音重視」と聞くと、ただ“ドンドン響く”ような音を想像しがちですが、実際には“量より質”が大切。
良質な低音は、ドラムのキックやベースラインをしっかり支えながら、中高域を邪魔しません。重さとキレのバランスが取れているほど、長時間聴いても疲れにくく、音楽の奥行きを感じられます。
また、低音の迫力を活かすには、耳への密閉性も重要。装着感がゆるいと低域が逃げてしまうため、フィットするイヤーピースを選ぶのもポイントです。
ワイヤレスイヤホンで低音を楽しむための3つの条件
1. 大口径ドライバーを搭載している
低音は空気を大きく動かすことで生まれます。ドライバーのサイズが大きいほど、低域の再生に余裕が出やすい傾向があります。
特に10mm前後のダイナミックドライバーを搭載しているモデルは、深く厚みのあるサウンドを得やすいです。
2. コーデックが高音質対応
Bluetoothイヤホンの音質は、対応コーデックによっても変わります。LDACやaptX Adaptiveなどの高音質コーデックは、低域の情報量をしっかり伝えてくれるため、重低音の質感が損なわれにくいのが特徴です。
3. 密閉性とノイズキャンセリング性能
ノイズキャンセリング(ANC)機能があると、外の雑音をカットして低音の輪郭をより鮮明に感じられます。
特にBoseやSonyのように遮音性に優れた設計のモデルは、環境音を気にせず音に集中できるのが魅力です。
迫力の重低音!おすすめワイヤレスイヤホン7選
ここからは、実際に低音の迫力で人気を集めるモデルを7つ紹介します。価格や特徴もあわせてチェックしてみましょう。
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4
高音質イヤホンの代名詞ともいえるゼンハイザー。上位モデルのこの機種は、低音の深みと空間の広がりが圧倒的です。
重低音がありながらも中高域がつぶれず、ライブ音源やジャズなど繊細な楽曲にもマッチします。高解像度コーデックLDACにも対応し、音質に妥協したくない人にぴったり。
Bose QuietComfort Earbuds
「低音のBose」と呼ばれるほど、昔から低域再生に定評があるブランド。
QuietComfortは名前の通りノイズキャンセリング性能が抜群で、街中や電車でも音楽に没頭できます。EDMやヒップホップのような低域のリズムを楽しみたい人に最適です。
JBL Wave Buds
ライブハウスのような臨場感を求めるなら、JBLのWave Buds。
音の厚みとパンチのあるベースが特徴で、ポップスやロックを聴くと自然とテンションが上がります。価格も手頃で、低音初心者にもおすすめです。
OPPO Enco Buds3 Pro
コスパ抜群のOPPO。2,000円台という価格ながら、低音のキレとアプリによる音質調整機能を備えています。
派手すぎず、それでいてしっかり体に響く低域は、通勤やカフェでのリスニングにも向いています。
Skullcandy ワイヤレスイヤホン
ストリートカルチャー好きに人気のSkullcandyは、見た目のクールさと“ドスッ”とくる低音が魅力。
低音ブーストモードを搭載しており、EDMやトラップのサブベースがしっかり感じられます。デザイン性と迫力を両立したい人に。
Anker Soundcore K20i
低価格ながら、低音の量感をしっかり感じられるモデル。Anker独自の「BassUpテクノロジー」で、低域を強調しながらもクリアなサウンドを実現しています。
初めて重低音モデルを試してみたい人にぴったりの一台です。
Xiaomi Redmi Buds 6 Active
1,000円台という価格ながら、意外と低音がしっかり出ることで話題。
高級機ほどの深みはありませんが、普段使いには十分。エントリーモデルとして、まず“重低音イヤホン”を体験したい人におすすめです。
低音イヤホンをさらに楽しむコツ
せっかく低音重視のイヤホンを手に入れても、使い方次第で音の印象は変わります。以下のポイントを押さえると、さらに深い音を味わえます。
- フィット感を調整する:耳に隙間があると低音が逃げます。イヤーピースを自分の耳に合うサイズに変えてみましょう。
- イコライザ設定を試す:アプリで低域を少しブーストすると、ベースやドラムの響きがより際立ちます。
- 音量に注意する:低音が気持ちいいとつい音量を上げがちですが、耳への負担も大きくなります。心地よい範囲で楽しみましょう。
- ノイズキャンセリングを活用:環境音を減らすことで、低音の輪郭をより感じやすくなります。
音楽ジャンル別おすすめスタイル
- ヒップホップ/R&B:BoseやSkullcandyなど、低域が豊かでビートが際立つモデル。
- EDM/トラップ:JBLやAnkerなど、キレのある低音でリズムを体感できるモデル。
- ロック/メタル:ゼンハイザーやOPPOのように、低音と中域のバランスが取れたタイプ。
- ポップス/アコースティック:低音が出すぎないバランス型モデルが聴きやすいです。
まとめ:低音を感じるワイヤレスイヤホンで、音楽を“体で聴く”楽しみを
ワイヤレスイヤホンの進化で、今や有線に劣らない重低音を味わえる時代になりました。
ドライバーの大きさ、コーデック、フィット感、ノイズキャンセリング。これらがうまく組み合わさることで、音が“聴こえる”から“感じる”へと変わります。
「迫力の重低音!ワイヤレスイヤホンの低音おすすめモデル7選」で紹介したモデルは、どれも個性豊かで、あなたの音楽体験をアップデートしてくれるはず。
お気に入りの一台を見つけて、全身で音の震えを楽しんでみてください。
