「ワイヤレスイヤホンって種類が多すぎて、どれを選べばいいか分からない」。
そんな声、よく聞きます。特に“1万円台”という価格帯は、有名ブランドから新興メーカーまで競争が激しく、コスパの良いモデルが揃っているんです。
この記事では、音質と機能のバランスに優れた1万円台のワイヤレスイヤホンを7つ厳選して紹介します。実際に選ぶときのポイントや注意点も交えながら、失敗しない選び方をお伝えします。
ワイヤレスイヤホンを選ぶときの基本ポイント
音質はコーデックとドライバーで決まる
Bluetoothイヤホンの音質を左右する要素は主に「コーデック」と「ドライバー」です。
コーデックとは、音声データを無線で送る際の圧縮方式のこと。代表的なものにはSBC、AAC、aptX、LDACなどがあります。
Androidスマホを使っている人ならaptXやLDACに対応したモデルを選ぶと、より高音質で楽しめる可能性があります。
また、ドライバー(音を鳴らす部分)のサイズや素材によっても音の傾向が変わります。10mm以上の大型ドライバーを搭載したモデルは、低音の迫力が出やすいのが特徴です。
ノイズキャンセリングと外音取り込みの両立
最近は1万円台でもノイズキャンセリング(ANC)を搭載したモデルが増えています。通勤・通学時に雑音をカットできるので、静かな空間で音楽に没頭できます。
ただし、ANCの効き方には個体差があり、上位モデルのように“無音”になるほどではありません。周囲の音を聞きたいときは「外音取り込みモード」が便利。会話やアナウンスを聞き逃さず使えます。
使い勝手を左右する装着感とバッテリー
音が良くても、耳に合わなければ台無しです。軽量でフィット感のある形状を選ぶことが大切。イヤーピースが複数サイズ付属しているモデルを選ぶと安心です。
バッテリー持ちは「イヤホン単体で6〜8時間」「ケース込みで20〜30時間」が目安。長時間使う人はこのあたりをチェックしておきましょう。
1万円台で買えるおすすめワイヤレスイヤホン7選
1. Anker Soundcore P41i
Ankerの定番Soundcoreシリーズの最新モデル。実売約12,000円ながら、ノイズキャンセリング・外音取り込み・マルチポイント接続をすべて搭載しています。
低音がしっかりしており、ポップスやEDMなどリズム重視の曲と相性抜群。専用アプリでイコライザー調整も可能なので、自分好みの音作りができます。
2. SOUNDPEATS Air5 Pro Plus
SOUNDPEATSはコスパブランドの代表格。Air5 Pro Plusはハイレゾ対応のLDACコーデックに対応し、ノイズキャンセリングも搭載。
ANCオンでも6時間再生でき、ケース込みで最大30時間とバッテリーも優秀。通勤・通学などの長時間利用でも安心です。クリアでバランスの良い音質が魅力。
3. Anker Soundcore Liberty 5
上位モデルの機能を引き継いだAnkerの中堅ライン。マルチポイント対応で、スマホとPCを同時接続できるため、在宅ワークにも便利。
低音の厚みと中高音の伸びが自然で、動画視聴にも向いています。アプリ連携も強力で、操作カスタマイズや音質補正が自在に行えます。
4. HUAWEI FreeBuds 6i
HUAWEIのFreeBudsシリーズはデザイン性と音質の両立が魅力。
このモデルはノイズキャンセリング性能が特に高く、周囲の環境音をしっかり抑えます。ボーカルの明瞭感が高く、女性ボーカル曲やアコースティック系との相性が良好。
ケース込みで最大36時間再生と、バッテリー面もトップクラス。
5. HIFIMAN Svanar Wireless LE
オーディオマニア向けブランドHIFIMANの入門ワイヤレス。音質に全振りしたモデルで、自然な音の広がりと解像感の高さが特長です。
ANCなどの派手な機能は少ないですが、純粋に“音を楽しみたい人”にはおすすめ。高音質志向のリスナーからの評価が高い一台です。
6. SONY LinkBuds WF-L900
“耳をふさがない”という独特のコンセプトで人気のLinkBuds。
外の音を聞きながら音楽を楽しめる構造で、在宅勤務や外出時に周囲の状況を把握したい人に向いています。
音質はナチュラルで疲れにくく、長時間のリスニングにも最適。ソニーならではの信頼性も安心です。
7. Nothing Ear
透明デザインで話題を集めたNothingの最新モデル。個性的な外観だけでなく、ANC・ハイレゾ対応・専用アプリまで備えた万能タイプです。
音質はフラットで聴きやすく、ジャンルを選びません。デザイン性を重視する人、他とは違うイヤホンを求める人におすすめです。
この価格帯が「ちょうどいい」理由
1万円台のワイヤレスイヤホンは、エントリーモデルの「安かろう悪かろう」から一歩抜け出し、上位機の機能をうまく取り込んだ“中堅ベストゾーン”です。
最新のBluetooth 5.3対応やマルチポイント接続、ANC搭載など、以前なら2〜3万円クラスでしか見られなかった機能が手に入ります。
さらに、メーカー各社がこの価格帯に力を入れており、デザインや素材、アプリ連携の質も向上しています。
音質面でも、スマホのコーデック対応が進んだことで、1万円台でも“有線に近いクオリティ”を感じられるようになりました。
購入前に確認しておきたい注意点
- スマホとの相性をチェック
ハイレゾやLDAC対応でも、スマホ側が非対応なら恩恵は受けられません。購入前に対応コーデックを確認しておきましょう。 - ANCの効き方はモデル差がある
上位機種ほどの遮音性は期待しすぎず、「日常の雑音を軽減できればOK」というスタンスが現実的です。 - 装着感とケースのサイズ
長時間使う人ほど軽量モデルが快適。耳の形に合わないと落ちやすくなるため、レビューでフィット感を確認するのがおすすめ。 - 公式保証・販売店を選ぶ
安価な並行輸入品や非正規品には注意。国内正規代理店や公式ストアで購入すると安心です。
こんな人におすすめ
- コスパを重視したいけど、音質にも妥協したくない人
- 通勤・通学・在宅ワークなど、日常使いで快適に使いたい人
- ブランドにこだわらず、自分に合った音を探したい人
- 初めてのワイヤレスイヤホンを選ぶ人
1万円台のイヤホンは、性能・機能・価格のちょうどいいバランス点にあります。
“高すぎず、安すぎず”というポジションが、ユーザー満足度の高い秘密です。
まとめ:1万円台で買えるおすすめワイヤレスイヤホン7選!コスパと音質のバランスが抜群
ワイヤレスイヤホンはここ数年で大きく進化し、1万円台でも驚くほど高性能なモデルが増えました。
AnkerやSOUNDPEATSのようなコスパ重視ブランドから、SONYやHUAWEIのような信頼ブランドまで選択肢が豊富です。
大切なのは「自分がどんなシーンで使うか」を意識すること。
静かな環境で音楽に浸りたいならノイズキャンセリング重視。
仕事や移動中に使うならマルチポイントや外音取り込みが便利。
この記事で紹介した7つのモデルは、どれも“価格以上の満足感”を得られる実力派ばかりです。
あなたの毎日にぴったりの1台を見つけて、快適な音楽ライフを楽しんでください。
