動画やゲームを楽しむとき、音の遅れって地味にストレスですよね。
ワイヤレスイヤホンは便利だけど、「映像と音がズレる」「足音が遅れて聞こえる」と感じたことがある人も多いはず。
そんな悩みを解消してくれるのが「ドングル付きワイヤレスイヤホン」です。今回は、遅延をほぼ感じずに快適なリスニングができるおすすめ5モデルを紹介します。
ドングル付きワイヤレスイヤホンとは？
ドングルとは、USBポートに差し込んで使う小型アダプターのこと。
Bluetoothではなく、専用の無線接続（多くは2.4GHz帯）で通信することで、音の遅延を大幅に抑えられるのが特徴です。
Bluetooth接続では、音声データの圧縮や伝送でタイムラグが発生しやすく、平均で100ミリ秒前後の遅延が起こることもあります。
一方、ドングル接続なら20〜30ミリ秒ほど。人の感覚ではほぼズレを感じないレベルです。
特にFPSや音ゲーのような「音と反応のタイミングが命」のジャンルでは、ドングル付きイヤホンが圧倒的に有利。
映像とのズレがないので、プレイ中のストレスが激減します。
ドングル付きイヤホンが人気を集める理由
1. 圧倒的な低遅延
専用の通信方式で音を即時に転送するため、Bluetooth接続よりも遅延が少なく、動画視聴やゲームに最適です。
特にアクションやシューティングでは「銃声が遅れて聞こえる」ような違和感がなくなります。
2. 安定した通信
混雑しがちなBluetooth帯域に比べ、専用無線はノイズの影響を受けにくく、接続が途切れにくいのも魅力。
通信が安定していることで、オンライン対戦や長時間の視聴にも向いています。
3. 対応機器が広い
USBドングルを差せば、PC・PlayStation・Nintendo Switchなど、Bluetoothに対応していない機器でも使えるのが便利。
ゲーム機からスマホまで1台でまかなえるマルチ対応モデルも増えています。
4. Bluetoothモードも併用可能
最近は「デュアルモード対応」モデルも登場。
普段はBluetoothでスマホ接続、ゲーム時はドングル接続という使い分けができます。
ドングル付きイヤホンの選び方
接続方式をチェック
ドングルのタイプにはUSB-AとUSB-Cがあります。
スマホやノートPCなどUSB-C端子が主流になっているので、USB-Cドングル対応モデルを選ぶと使いやすいです。
一方、デスクトップPCやPS5ではUSB-Aポートが多いため、変換アダプター付きのものが便利です。
遅延性能を確認
メーカーが「低遅延モード」「ゲームモード」などを明記しているモデルを選びましょう。
目安は30ミリ秒以下。スペック表に「2.4GHz接続」や「aptX LL対応」と書かれていると安心です。
音質と機能
ドングル付きイヤホンでも、音質やノイズキャンセリング機能を重視したモデルがあります。
音楽も楽しみたい人は、ANC（アクティブノイズキャンセリング）や外音取り込み機能の有無をチェック。
バッテリー持ちと装着感
長時間使うなら、イヤホン単体で5〜8時間、ケース込みで20時間以上持つモデルがおすすめ。
装着感が軽く、耳にフィットするデザインだと疲れにくいです。
遅延なしで快適リスニング！おすすめドングル付きワイヤレスイヤホン5選
1. SONY INZONE Buds
ソニーのゲーミングブランド「INZONE」シリーズの完全ワイヤレスモデル。
2.4GHzのUSBドングルを使った独自無線接続で、遅延を極限まで抑制しています。
音の定位感が高く、FPSなどで敵の位置を正確に把握できる点も魅力。
ノイズキャンセリングも搭載しており、音楽鑑賞にも最適です。
特徴
- 2.4GHzドングル＋Bluetooth両対応
- 遅延ほぼゼロの専用無線通信
- ゲーム・音楽どちらも高音質
- USB-C接続対応（PS5・PC）
2. Middle Rabbit SW5
Amazonでも人気の高いコスパモデル。
2.4GHzドングルとBluetooth5.4のデュアルモード対応で、スマホでもPCでも簡単に切り替え可能。
遅延はわずか20ミリ秒前後と、映像やゲーム操作のズレがほとんどありません。
特徴
- 低遅延モード（約20ms）搭載
- USB-Cドングル付き
- ノイズキャンセリング搭載
- 約6時間再生（ケース込み24時間）
3. Middle Rabbit SW4 Pro
上位モデルとして登場したSW4 Proは、遅延性能と音質をさらに強化。
ドングル接続時のレスポンスが非常に速く、Bluetooth接続でも安定しています。
外音取り込みやタッチ操作など、日常使いにも便利な機能が揃っています。
特徴
- 2.4GHzワイヤレス接続
- Bluetooth／ドングル両対応
- 遅延ほぼ体感ゼロ
- ゲーム・動画・音楽すべてに最適
4. Edifier NeoBuds Pro 2
ハイレゾ音質対応で、音質重視派に人気の高いモデル。
別売のドングルを使うことで、Bluetooth接続よりも低遅延な2.4GHzモードが使えます。
aptX Adaptive対応で、音楽もゲームも高音質をキープ。
音質・機能・デザインのバランスが優秀な万能タイプです。
特徴
- aptX Adaptive対応
- USBドングルで低遅延化
- ANC／外音取り込み搭載
- 最大再生時間：約8時間
5. EPOS GTW 270 Hybrid
プロゲーマーにも支持される高音質ゲーミングイヤホン。
USB-Cドングルを使う「aptX LL」低遅延接続に対応しており、音のズレを感じにくい設計です。
接続安定性・音質・ビルドクオリティの高さが際立ちます。
やや高価ですが、性能重視なら間違いのない一台。
特徴
- aptX LL対応（低遅延）
- USB-Cドングル付き
- 高耐久アルミケース
- Bluetooth併用可能
ドングル付きワイヤレスイヤホンの注意点
どんなに便利でも、事前に知っておくべき注意点もあります。
- ドングルを紛失しないよう注意
専用通信のため、ドングルがないと低遅延接続ができなくなるモデルもあります。 - ポートの形状を確認
USB-AとUSB-Cのどちらが付属しているか、変換アダプターが必要かを事前にチェック。 - 通話・ANCの制限に注意
一部モデルでは、ドングル接続中にマイクやノイズキャンセリングが使えない場合があります。 - ファームウェア更新を忘れずに
接続安定性や音質を改善するアップデートが提供されることもあるので、定期的に確認しましょう。
ドングル付きイヤホンで得られる快適リスニング体験
「遅延なし」をうたうドングル付きイヤホンは、実際に使ってみると驚くほど快適です。
動画視聴中に口の動きと声がしっかり合い、ゲームでは音の方向やタイミングがぴたりと合う。
ケーブルの煩わしさもなく、完全ワイヤレスの自由さをそのまま楽しめます。
音質や接続の安定性も進化しており、もはや“ワイヤレス＝遅れる”という時代ではありません。
自宅でも外出先でも、シームレスに使えるのが今のドングル付きモデルの魅力です。
ドングル付きワイヤレスイヤホンのおすすめ5選！遅延なしで快適リスニング【まとめ】
ドングル付きワイヤレスイヤホンは、
「遅延が気になる」「ゲームも動画も快適に楽しみたい」
そんな人にぴったりの選択肢です。
今回紹介したような2.4GHz接続やaptX LL対応モデルなら、映像と音のズレをほぼ感じずに快適に使えます。
自分の使う機器やシーンに合わせて、最適な一台を選んでみてください。
「遅延なしで快適リスニング」――
ワイヤレスの自由さと、有線並みの反応速度を両立する。
それが、今注目のドングル付きワイヤレスイヤホンの魅力です。
