ゲームをしていて「音がワンテンポ遅れて聞こえる」と感じたことはありませんか？
それ、イヤホンの“遅延”が原因かもしれません。特にFPSや音ゲーなど、音のタイミングが勝敗やスコアに直結するジャンルでは、音の遅れが命取りになります。
今回はそんな悩みを解決してくれる、低遅延でゲームに最適なワイヤレスイヤホンを8つ紹介します。
選び方のコツからおすすめ機種まで、快適にプレイできるイヤホン探しの参考にどうぞ。
なぜゲームでは「低遅延イヤホン」が重要なのか
ゲーム中の“音の遅れ”は、思っている以上にストレスになります。
映像の動きに対して銃声や足音が遅れて聞こえると、反応が遅れたり、敵の位置がつかみにくくなったりするのです。特にオンライン対戦では、わずかなズレが勝敗を左右します。
一般的なBluetoothイヤホンの遅延は約150〜300msほど。
一方で、低遅延モードを備えたゲーミングイヤホンは40〜60ms程度まで抑えられます。これは体感的に“映像と音がほぼ一致する”レベル。
まるで有線のような操作感でプレイできるのが魅力です。
低遅延ワイヤレスイヤホンを選ぶポイント
Bluetoothのバージョンと通信方式をチェック
まず確認したいのがBluetoothのバージョン。
古いバージョンでは通信速度が遅く、遅延が大きくなりやすい傾向があります。Bluetooth5.0以降に対応していれば、基本性能としては安心です。
また、より安定した通信を求めるなら、2.4GHzドングル接続に対応したモデルがおすすめ。USBレシーバーを挿すだけで、ワイヤレスでも遅延を最小限に抑えられます。
PCやPlayStation、Switchなど家庭用ゲーム機で使う人には特に便利です。
コーデックの違いを理解する
Bluetoothイヤホンの音声伝送には「コーデック」という圧縮方式があります。
遅延の少なさを重視するなら「aptX Low Latency」や「aptX Adaptive」対応モデルを選ぶと良いでしょう。
iPhoneではAAC、AndroidではaptX系が多いですが、端末とイヤホンの両方が同じコーデックに対応している必要があります。
ゲームモードの有無
最近のワイヤレスイヤホンには“ゲームモード”を搭載したものが増えています。
このモードをオンにすると通信設定が切り替わり、遅延を抑えるよう最適化されます。
メーカーによっては30ms前後まで短縮できるものもあるので、チェックしておきたいポイントです。
音の定位とチューニング
ゲームでは“どの方向から音が来るか”が重要です。
低音重視すぎると迫力はあっても足音が埋もれがち。中高域がクリアなイヤホンを選ぶと、敵の動きや距離感をつかみやすくなります。
FPSやアクションゲームをよくプレイする人は、バランスの良い音質のモデルを選ぶと快適です。
マイクと通話品質も忘れずに
オンライン対戦ではボイスチャットが欠かせません。
マイク性能が低いと声がこもったりノイズが入ったりするので、通話用マイクの品質も大事です。
風切り音や環境音を抑えるノイズリダクション機能付きなら、より快適にコミュニケーションできます。
ゲームに最適なワイヤレスイヤホンおすすめ8選
ここからは、実際に人気の高いゲーミング対応イヤホンを紹介します。
いずれも遅延の少なさや音質、使いやすさで評価の高いモデルです。
1. Sony INZONE Buds
ゲーミングブランド「INZONE」シリーズの完全ワイヤレスイヤホン。
2.4GHzのUSBドングル接続とBluetoothの両方に対応し、低遅延と高音質を両立しています。
ソニー独自の「360 Spatial Sound」で立体的な音場を再現。FPSでも敵の位置が掴みやすいと好評です。装着感も軽く、長時間プレイにも向いています。
2. SteelSeries Arctis GameBuds
ゲーミングデバイスで有名なSteelSeriesのイヤホン。
専用ドングルによる安定した通信と、ゲーム用チューニングが魅力です。
ボイスチャットもクリアで、専用アプリからEQ設定も細かく調整可能。FPSやMOBAなど競技系タイトルに強いモデルです。
3. Razer Hammerhead HyperSpeed
“ゲーマー向けデザイン”の代名詞的存在。
Razer独自の2.4GHz接続と低遅延Bluetoothに対応し、SwitchやPS5にも対応しています。
RGBライトが光るデザイン性も人気で、軽量ながら迫力あるサウンドを実現。
ゲームモードをオンにすれば遅延は約40ms程度まで低減します。
4. ASUS ROG Cetra True Wireless
ASUSのゲーミングブランド「ROG」から登場した完全ワイヤレスイヤホン。
aptX Adaptive対応で音質と低遅延のバランスが良く、アクティブノイズキャンセリング（ANC）も搭載。
外音をしっかり遮断して、ゲームの世界に没入できます。デザインもスタイリッシュで普段使いにも◎。
5. Acer Predator Galea 330
Acerのゲーミングブランド「Predator」のワイヤレスイヤホン。
PC向けのドングル接続に対応し、安定した低遅延通信を実現。
音の解像度が高く、環境音までクリアに再生されるため、臨場感のあるプレイが楽しめます。
シンプルながら実力派の1台です。
6. HyperX Cirro Buds Pro
コスパの良さで人気のHyperXから登場したモデル。
ゲームモードをオンにすることで遅延を大幅に抑え、ボイスチャットも明瞭に伝わります。
コンパクトで軽いので持ち運びしやすく、スマホゲームユーザーにもぴったり。
価格と性能のバランスが非常に良いイヤホンです。
7. Middle Rabbit SW5 2.4G ワイヤレスゲーミングイヤホン
低価格ながら“20ms”という超低遅延をうたう注目モデル。
2.4GHzドングルとBluetooth5.4の両対応で、スマホからPCまで幅広く使えます。
シンプルなデザインと手の届きやすい価格帯で、サブ機としてもおすすめ。
「とにかく遅延を抑えたい」人に向いています。
8. Sony INZONE Buds WF-G700N
INZONEシリーズの上位機。
高性能ノイズキャンセリングを搭載し、静かな環境で集中してプレイ可能。
低遅延・高解像サウンドに加え、アプリ連携でカスタマイズ性も抜群。
ゲーミングだけでなく音楽・動画にも万能な万能タイプです。
遅延だけじゃない、ワイヤレスイヤホン選びの楽しさ
「低遅延」は確かに大事ですが、それだけで選ぶのはもったいないです。
音質・装着感・デザイン・接続の安定性など、自分のプレイスタイルに合ったバランスを見つけることが、長く愛用できるポイントになります。
たとえば、長時間プレイが多いなら軽量で疲れにくいモデルを。
外でも使いたいなら、ノイズキャンセリングや防水性能があるタイプを選ぶと便利です。
最近では、ゲーミング専用でなくても“ゲームモード”を備えた一般向けイヤホンも増えています。
まとめ：ゲームに最適なワイヤレスイヤホンで低遅延・快適プレイを実現しよう
ゲームを本気で楽しむなら、イヤホン選びにもこだわるべきです。
低遅延タイプなら、映像と音がしっかりシンクロして没入感が段違い。
足音をいち早く察知できれば、勝率にも影響します。
今回紹介した8つのモデルは、どれもゲーム用途で高評価を得ている実力派。
ぜひ自分のプレイ環境に合ったイヤホンを選び、快適なゲーム体験を手に入れてください。
ゲームに最適なワイヤレスイヤホンおすすめ8選！低遅延で快適プレイを実現
――このキーワードをきっかけに、あなたのゲームライフがさらに充実することを願っています。
