ゲームをプレイしているとき、「音がズレて聞こえる…」と感じたことはありませんか?
とくにFPSや音ゲー、格闘ゲームなどでは、わずかな遅延が命取りになることもあります。
そこで今回は、ゲーム向けワイヤレスイヤホンの中でも“遅延を感じにくく快適にプレイできる”おすすめモデルを厳選して紹介します。
なぜゲームで「遅延なし」が大切なのか
ワイヤレスイヤホンは便利ですが、Bluetooth接続では音声データを圧縮・送信・復号する過程があるため、どうしても音が遅れて聞こえがちです。
このわずかな遅延が、ゲームでは大きな差につながります。
・音ゲーではタイミングがずれる
・FPSでは敵の足音が遅れて聞こえる
・格闘ゲームでは攻撃と効果音のズレで違和感が出る
つまり、ゲーム用に選ぶなら「低遅延」や「ゲーミングモード」が搭載されたモデルを選ぶのが鉄則。
最近では、2.4GHz専用ドングル接続など、Bluetoothよりさらに速い通信方式を採用するイヤホンも増えています。
遅延を抑える3つのポイント
1. 接続方式に注目
もっとも遅延を抑えられるのは、2.4GHzワイヤレス接続です。
USBドングルを使って直接通信するので、Bluetooth特有のタイムラグがほぼありません。
PCやPS5、Switchなどで本格的に遊ぶならこの方式がベストです。
一方、スマホやタブレット中心のプレイなら、Bluetoothでも「ゲームモード」や「低遅延コーデック(aptX Adaptive・LC3など)」対応モデルを選ぶと快適に使えます。
2. 対応コーデックをチェック
Bluetoothイヤホンでは、コーデックが音の伝送速度を左右します。
主な種類は次のとおりです。
- SBC/AAC:標準的だが遅延はやや大きめ
- aptX/aptX LL:低遅延・高音質の定番
- aptX Adaptive/LC3:最新規格。遅延・省電力・音質のバランスが良い
ゲームを重視するなら、少なくとも「aptX LL」か「ゲームモード対応」の記載があるモデルを選ぶのがおすすめです。
3. ゲームモード搭載の有無
最近のワイヤレスイヤホンには、「ゲームモード」「低遅延モード」といった機能がよく搭載されています。
これをオンにすると、内部処理をシンプルにして音の伝達速度を高速化。
音ゲーや対戦系タイトルでもズレがほとんど気にならないレベルに調整されています。
ゲーム向けワイヤレスイヤホンおすすめ9選
ここからは、実際に人気の高いモデルを9つ紹介します。
遅延・音質・装着感など、ゲーマー目線で選びました。
1. SONY INZONE Buds WF-G700N
ソニーがゲーミング向けに開発した2.4GHzワイヤレス対応イヤホン。
USBドングルを使うことで約30msという超低遅延を実現し、FPSでも音ズレをほぼ感じません。
立体音響「360 Spatial Sound for Gaming」にも対応し、敵の位置が直感的に分かるのが魅力です。
長時間プレイでも疲れにくい装着感と最大12時間再生のバッテリーも優秀。
2. ASUS ROG Cetra True Wireless SpeedNova
ゲーミングデバイスブランドROGの完全ワイヤレス。
低遅延モードを備え、遅延を体感的に感じないレベルまで抑制。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載で、外音をカットしつつゲームに没入できます。
専用アプリで音質や操作もカスタマイズ可能。
3. Anker Soundcore VR P10
Meta Quest 2にも対応するゲーミングイヤホン。
USB-Cドングルでの2.4GHz接続により、実測で約30msの低遅延を誇ります。
スマホとドングルを同時接続できるため、通話しながらゲーム音を聞くことも可能。
装着感が軽く、マルチデバイスで遊ぶ人に最適。
4. HyperX Cirro Buds Pro
高コスパで人気のHyperXシリーズ。
ノイズキャンセリングと外音取り込みを両立し、通勤中も快適。
ゲームモードONで低遅延化し、スマホゲームでも違和感のないレスポンスを実現。
ケース込みで約40時間使えるロングバッテリーも魅力。
5. Razer Hammerhead HyperSpeed(PlayStation/Xbox対応)
ゲーミングブランドRazerの定番モデル。
2.4GHzドングルで遅延を最小化し、Bluetoothも併用可能。
PS5やSwitchに直接挿せるので、据え置きゲーマーにも人気。
RGBライティングなど、Razerらしいデザイン性も高評価です。
6. EPOS GTW 270 Hybrid
オーディオブランドSennheiserの技術を受け継ぐEPOS製イヤホン。
aptX LL対応で、Bluetooth接続でも低遅延。
音質のバランスが良く、ボイスチャットでも自然な音を再現します。
金属質なケースデザインも所有欲をそそる一品。
7. Acer Predator Galea 330
2.4GHz専用ドングルを採用したエントリーモデル。
遅延は50ms前後で、カジュアルゲーマーには十分。
軽量設計で長時間プレイしても疲れにくく、価格も手頃。
「とりあえずワイヤレスで遊んでみたい」という人におすすめ。
8. Edifier GX07
中国発のオーディオブランドEdifierによるゲーミングモデル。
低遅延モードを搭載し、音の定位と迫力を両立。
ANCやカスタムEQ機能も充実しており、音質重視派にも人気です。
デザイン性が高く、ファッション性を求める人にも◎。
9. SoundPEATS Air3 Deluxe HS
aptX Adaptive対応で、Android端末との相性抜群。
ゲームモードでは遅延が約60msまで短縮され、音ゲーでも快適。
オープンイヤー型に近い装着感で、長時間プレイでも耳が痛くなりにくいです。
1万円以下でこの性能はかなりお得。
ゲーム用に選ぶときのチェックリスト
イヤホンを選ぶときは、次の点を意識してみましょう。
- 低遅延モードや2.4GHz対応か
- 対応コーデック(aptX LL/Adaptive/LC3)
- バッテリー持ちと充電ケースの有無
- 装着感(軽さ・安定性・耳への圧迫感)
- マイク性能(通話・ボイスチャットの聞き取りやすさ)
- 対応機器(Switch/PS5/PC/スマホなど)
ゲーム中の快適さはもちろん、普段使いとしての音質や使い勝手もチェックすると失敗が少なくなります。
ワイヤレスイヤホンで快適プレイを楽しもう
「ワイヤレス=遅延する」という時代は、もう過去の話です。
技術の進化によって、今では有線に近い感覚でプレイできるモデルが増えています。
今回紹介したイヤホンは、どれも“ゲームを快適に楽しむ”ために設計されたものばかり。
ぜひあなたのプレイスタイルに合った1台を見つけて、
コードに縛られない快適なゲーム体験を手に入れてください。
ゲーム向けワイヤレスイヤホンおすすめ9選!遅延なしで快適プレイを実現【まとめ】
最後にもう一度ポイントをおさらいします。
- 遅延を抑えるなら「2.4GHz接続」または「低遅延モード」
- コーデックはaptX LL/AdaptiveやLC3に対応していると安心
- 装着感・音質・マイク性能も忘れずにチェック
遅延のない快適な環境で、あなたのゲームプレイをもっと楽しく、もっと自由に。
