最近は、ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)でもワイヤレスイヤホンを使う人が増えています。
有線ケーブルの煩わしさから解放され、携帯モードでもTVモードでもスッキリとプレイできるのが魅力ですよね。
ただ、「Bluetoothなら何でも繋がる」と思って買ってみたら遅延がひどかったり、音が途切れたりと、うまくいかないケースもあります。
この記事では、スイッチに対応するワイヤレスイヤホンの選び方と、おすすめのモデルを5つ紹介します。
「音ズレしにくいモデルが知りたい」「コスパ重視で選びたい」といった方にも役立つ内容です。
スイッチでワイヤレスイヤホンを使う前に知っておきたい基本
まず押さえておきたいのが、スイッチのBluetoothオーディオ対応仕様。
Switch本体のシステムバージョンが「13.0.0以上」であれば、Bluetoothイヤホンを直接接続できます。
ただし、対応コーデックはSBCのみ。aptXやAACなどの高音質・低遅延コーデックは非対応です。
そのため、一般的なBluetoothイヤホンを接続すると、わずかに音ズレが生じることがあります。
これは仕様上避けられない部分で、特に音楽ゲームやアクションゲームでは体感しやすいでしょう。
また、Bluetoothオーディオ使用中は「マイク入力ができない」点にも注意。
Switchの音声チャット機能やマイク通話はワイヤレスイヤホンからは行えません。
ゲーム音を聞くだけなら問題ありませんが、通話を重視する人は別の方法を検討しましょう。
遅延を減らすなら「2.4GHzドングル対応」をチェック
「音ズレがどうしても気になる」という人には、Bluetoothではなく2.4GHzドングル方式を採用したモデルがおすすめです。
これは、USB-Cポートに専用ドングルを挿して使うタイプで、Bluetoothよりも圧倒的に低遅延。
音ゲーやFPSのようにタイミングがシビアなゲームをプレイするなら、この方式を選ぶ価値があります。
例えば、SteelSeriesやHyperXなどのゲーミングブランドはこの2.4GHz接続に対応したモデルを展開しています。
「SwitchだけでなくPCやスマホでも使える」ものも多く、用途を広げたい人にも向いています。
ワイヤレスイヤホンを選ぶときのポイント
スイッチ用として選ぶ場合、以下の5つのポイントを意識すると失敗しにくいです。
1. 接続方式と対応コーデック
Bluetoothのみで使うのか、ドングルを使って低遅延接続を狙うのか。
Switchが対応しているのはSBCコーデックなので、音質より安定性を重視するほうが快適です。
2. 遅延の少なさ
Bluetooth接続では100〜200ms程度の遅延が発生します。
「低遅延モード」「ゲーミングモード」などを搭載している製品は、ゲーム向きです。
音ゲーを遊ぶならドングル方式一択といってもいいでしょう。
3. 装着感と疲れにくさ
長時間プレイするなら、軽くて耳にフィットする形状が大切です。
特にカナル型は遮音性が高いですが、人によっては圧迫感を感じる場合もあります。
ゲームをしながら会話するなら、外音取り込み機能付きも便利です。
4. バッテリー持ち
スイッチで連続プレイしていると、意外と充電が切れやすいもの。
単体で5時間以上、ケース併用で20時間以上再生できるモデルを選ぶと安心です。
5. 価格と用途のバランス
「Switchだけで使う」ならコスパ重視でも十分。
一方で、「音質にもこだわりたい」「スマホでも使いたい」という人は、1万円以上の中堅モデルを選ぶと満足度が高いです。
ワイヤレスイヤホンをスイッチに接続する方法
実際の接続はとても簡単です。
- イヤホンをペアリングモードにする
- Switchの「設定」→「Bluetoothオーディオ」→「登録する」を選択
- 検出されたイヤホンを選び、接続を完了
一度登録しておけば、次回以降は自動で接続されるモデルも多いです。
もし接続がうまくいかない場合は、他の端末(スマホなど)とのペアリングを解除してから試しましょう。
ゲーム別に見るおすすめの選び方
- アクション・FPS系:低遅延重視。2.4GHzドングル対応モデルが最適。
- RPG・シミュレーション系:音質や没入感を重視。ノイズキャンセル機能付きが快適。
- 音楽・リズムゲーム系:有線または低遅延モード付きのワイヤレスがおすすめ。
自分のプレイスタイルに合わせて、「どこを妥協できるか」「どこを重視するか」を考えるのがポイントです。
ニンテンドースイッチ対応おすすめワイヤレスイヤホン5選
ここからは、Switchで使いやすいと評判の高いモデルを5つ紹介します。
SteelSeries Arctis GameBuds
ゲーミングブランドとして有名なSteelSeriesの完全ワイヤレスモデル。
USB-Cドングルで2.4GHz接続が可能で、遅延を極限まで抑えています。
低音の迫力と定位感に優れ、FPSやアクションとの相性が抜群です。
Sony INZONE Buds(WF-G700N)
ソニーのゲーミングブランド「INZONE」シリーズの最新イヤホン。
ノイズキャンセリングと高音質設計で、没入感あるプレイ体験ができます。
Bluetooth接続でも遅延が少なく、マルチデバイス利用にも最適です。
HyperX Cirro Buds Pro
コスパと性能のバランスが取れた中価格帯モデル。
aptX Adaptive対応で、スマホやPCでの使用にも便利。
軽量設計で長時間プレイでも耳が痛くなりにくいのが特徴です。
Nexus NX-BTE17TW1BK
「Switch専用」として設計されたエントリーモデル。
手軽にワイヤレスを体験したい人に向いています。
価格が手頃で、初めての1台にもぴったり。
GameTech SWF2412 フルワイヤレスイヤホンSW
低価格で導入しやすいSwitch向けイヤホン。
音質は控えめですが、携帯モードでのプレイや移動中の使用に便利。
コストを抑えてワイヤレス化を試したい人におすすめです。
使用時の注意点と快適に使うコツ
・Bluetoothイヤホン使用中は、コントローラー接続台数が制限されることがあります。
・通信環境によっては、音飛びや接続切れが起きることも。
・長時間プレイでは耳への負担を考え、途中で外す休憩も大切です。
また、音質や遅延は使用環境やイヤホンの相性にも左右されるため、レビューを参考にしながら自分のスタイルに合うものを見つけるのがコツです。
まとめ:ニンテンドースイッチ対応ワイヤレスイヤホンの選び方とおすすめモデル5選
スイッチでワイヤレスイヤホンを使うなら、まず「Bluetoothの仕様」を理解することが大切です。
SBCコーデックによる遅延を許容できるなら手軽に導入できますし、より快適さを求めるなら2.4GHzドングル対応モデルを選ぶのが最適。
今回紹介した5つのモデルは、それぞれ価格・性能・用途のバランスが取れています。
自分のプレイスタイルや予算に合わせて、最適な1台を見つけてください。
ワイヤレスで自由にプレイできるようになると、スイッチの楽しみ方がぐっと広がります。
お気に入りのイヤホンで、より快適なゲーム時間を楽しんでください。
