新しいiPhoneが発売されるたびに、「今使っているiPhone、下取りに出そうかな?」って考えますよね。でも、「データは消えたままなの?」「傷があるとダメ?」「どこに出すのが一番お得?」と、疑問や不安がたくさんあるのも事実。
実は、たった数つの準備をしっかりやるかどうかで、下取り額が変わったり、トラブルを防げたりするんです。
今回は、iPhoneの下取りに出す前に絶対にやっておきたい準備を、手順ごとに徹底解説。これを読めば、あなたのiPhoneを最高の状態で、そして安心して次の持ち主へ送り出せますよ。
なぜ下取り前に準備が必要なの?知らないと怖い3つのリスク
「え、ただ初期化すればいいんでしょ?」と思っている人、ちょっと待ってください。準備を怠ると、こんな恐ろしいことが起きるかもしれません。
1. 個人情報が漏れる可能性
写真、連絡先、クレジットカード情報、SNSのログイン情報…あなたのiPhoneには、ありとあらゆる個人情報が詰まっています。ただの「削除」ではなく、正しい「初期化」をしないと、専門ツールを使えばデータが復元できてしまうケースも。下取りに出すということは、見ず知らずの誰かに端末を渡すこと。自分の情報を守るのは、あなた自身なんです。
2. 下取り額が0円になる
一番怖いのがこれ。「アクティベーションロック」という仕組みをご存知ですか?これは、あなたのiPhoneがあなたのものだということを証明する、いわばセキュリティロック。これを外さずに初期化してしまうと、次の人がどんなに正規の手続きをしてもiPhoneを使えません。つまり、下取りに出しても「使えないジャンク品」扱いで、買取不可、もしくは0円になってしまうんです。
3. 新しいiPhoneへの引き継ぎがうまくいかない
下取りに出す前に、新しいiPhoneにデータを移行する必要がありますよね。準備が不十分だと、LINEのトーク履歴が消えた、アプリのデータが引き継げなかった…なんて悲しい事態に。新しい生活を気持ちよくスタートさせるためにも、準備は丁寧にやりたいところです。
下取り前に必ずやるべき!完全準備7つのステップ
それでは、具体的な準備手順を7つのステップで見ていきましょう。この順番でやるのが、一番スムーズでミスが少ない方法です。
ステップ1:新しいiPhoneが届く前に「バックアップ」を取ろう
まず最初にやるべきは、データのバックアップです。今のiPhoneのデータを、新しいiPhoneに引っ越すための準備ですね。方法は主に2つあります。
① iCloudにバックアップ(一番お手軽)
- 「設定」→ 自分の名前 →「iCloud」→「iCloudバックアップ」→「今すぐバックアップを作成」
- 自宅のWi-Fiに繋いで実行するのがおすすめ。完了するまでしばらく待ちましょう。
② MacまたはPC(iTunes/Finder)にバックアップ(より確実・高速)
- iPhoneとパソコンをケーブルで繋ぐ
- Mac(macOS Catalina以降)の場合:Finderを開き、サイドバーからiPhoneを選択→「今すぐバックアップ」
- Windowsまたはそれ以前のmacOSの場合:iTunesを開き、iPhoneを選択→「今すぐバックアップ」
- 「コンピュータに暗号化バックアップ」にチェックを入れてパスワードを設定すると、パスワードやヘルスケアデータも保存できて安心です。
どちらかの方法で、必ずバックアップが完了していることを確認してくださいね。
ステップ2:下取り前に「Apple ID」からサインアウトする
ここからが、下取り準備の核心部分です。これを間違えると、後で大変なことになります。
まずは、すべてのサービスからApple IDをサインアウトします。「設定」アプリを開いたら、一番上にある自分の名前をタップ。画面を一番下までスクロールすると「サインアウト」というボタンがあります。これをタップしてください。
すると、いくつか確認画面が出てきますが、iPhoneにデータのコピーを残すかどうかの選択肢は、下取りに出すのであれば「いいえ」で大丈夫です(バックアップは既に取ってありますからね)。
ステップ3:「探す」をオフにしてアクティベーションロックを解除する
ステップ2のサインアウトの流れの中で、実はこれも同時にオフになります。非常に重要なのは、この「探す」がオフの状態になっているかどうか。
「設定」アプリの自分の名前をタップした中に「探す」という項目があります。そこを開いて「探す」がオフ(緑色じゃない状態)になっていること。そして、「アクティベーションロック」が「オフ」と表示されていることを、必ず目で確認してください。
これで、あなたのiPhoneは、あなた以外の誰でも使える状態になったんです。
ステップ4:SIMカードを抜く
これは意外と忘れがち。下取りに出す前に、今使っているSIMカードは必ず抜いておきましょう。新しいiPhoneに同じSIMカードを挿し替えて使うことになります。
iPhone付属のSIM取り出しピン(なければクリップなど)で、本体側面の小さな穴を押すと、SIMトレイが出てきます。そこに入っている小さなカードを、なくさないように大切に保管してくださいね。
ステップ5:「すべてのコンテンツと設定を消去」で初期化する
さあ、いよいよiPhoneの初期化です。
「設定」→「一般」→「転送または[iPhone_model]をリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。
パスワードを何度か聞かれます。
- 画面ロックのパスワード
- Apple IDのパスワード(アクティベーションロックを最終的に解除するため)
これらを入力すると、画面が真っ暗になり、リンゴマークが出て、しばらくすると初期設定の画面(「Hello」と表示される画面)になります。
ここで重要なのは、必ず「Hello」の画面が表示されるまで確認すること! もし途中で止まってしまったり、Apple IDを求められたりしたら、アクティベーションロックが解除できていないサインかもしれません。
ステップ6:端末の状態をチェックする(傷・バッテリー・動作)
初期化が終わったら、最後にもう一度iPhoneの外観と動作をチェックしましょう。これは、下取りに出す前に自分のiPhoneの状態を正確に把握しておくためです。
- 外観: 画面にヒビはないか、本体に大きな傷やへこみはないか。
- バッテリー: 「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」で「最大容量」を確認。80%を切っていると、買取額が下がる原因になります。
- 動作: 電源ボタン、音量ボタン、カメラ、スピーカー、マイクが正常に動くか。
傷の程度は、下取り先によって評価が分かれます。Appleやキャリアは「使用による細かな傷」は減額対象にならないことが多いですが、買取専門店だと状態によってしっかり査定額が変わります。
ステップ7:付属品を揃えるかどうかを決める
これは、どこに下取りに出すかで準備が変わります。
- Appleや携帯キャリアに出す場合:付属品は基本的に不要です。本体だけでOK。
- 買取専門店に出す場合:純正の箱、充電器、ケーブル、イヤホンが全て揃っていると、「付属品完備」として査定額がアップすることがほとんどです。
どこに出すか決まっていないなら、とりあえず箱や付属品は保管しておくのが無難です。
下取り先はどう選ぶ?それぞれのメリット・デメリット
ここまでの準備ができたら、次は「どこに出すか」を決めましょう。大きく分けて3つの選択肢があります。
1. Apple(アップル)
- メリット: 手続きが簡単。小さな傷は気にしない(動作に問題がなければ)。付属品不要。新しいiPhone購入時に申し込めば、配送キットが送られてきて、送るだけ。
- デメリット: 現金化はされず、アップルギフトカードか新しい端末の購入額からの値引きのみ。買取専門店より査定額が低い場合がある。
2. 携帯キャリア(ドコモ/au/ソフトバンク)
- メリット: 店舗でその場で手続きできる。新しい端末購入と同時なら、その場で値引いてくれる場合も。
- デメリット: プログラムが期間限定・機種限定の場合がある。査定基準が厳しい場合も。他社への乗り換えでは使えないことが多い。
3. 買取専門店(じゃんぱら、イオシス、ブックオフなど)
- メリット: 現金がすぐに手に入る。キャンペーン次第では、Appleやキャリアより高く売れることがザラにある。故障品(ジャンク品)でも買取してくれる店もある。
- デメリット: 外観の傷や付属品の有無で査定額が大きく変わる。自分で店舗に持ち込むか、宅配キットを手配する手間がかかる。
おすすめは、まずAppleかキャリアの下取り額を調べ、同時に買取専門店のネット見積もりも数社取って比較すること。 たったこれだけで、数千円から時には1万円以上も差がつくことがあります。
やってはいけない!下取り前のNG行動3選
最後に、やってしまいがちなNG行動をまとめておきます。
NG1:フィルムやカバーをつけたまま査定に出す
「保護してたし、そのまま出そう」はNG。特に買取店では、フィルムを剥がして画面の状態を確認します。もしフィルムの下に大きな傷があったら…剥がしてから自分の目で確認し、状態を把握しておきましょう。
NG2:水洗いする
「きれいにしよう」と本体を水で洗うのは絶対にやめてください。水濡れシールが反応して、「水没品(水濡れ故障扱い)」になり、買取不可になります。汚れが気になるなら、乾いた柔らかい布で優しく拭く程度にしましょう。
NG3:バッテリーが0%のまま送る
査定時には動作確認が必要です。少なくともバッテリーは50%程度残して、電源が入る状態で送りましょう。
まとめ:正しい準備で、愛着あるiPhoneを気持ちよく手放そう
iPhoneの下取り準備は、ちょっと面倒に感じるかもしれません。でも、この記事で紹介した「バックアップ」「サインアウト(探すをオフ)」「初期化」という基本の流れを守れば、個人情報漏洩のリスクはゼロになり、トラブルなく手続きを終えられます。
そして、どこに出すかで数千円も変わることを思えば、準備に使う30分は決して無駄じゃないはず。
このガイドを参考に、あなたのiPhoneを最高の形で次の旅立ちに送り出してあげてください。新しいiPhoneライフが、より素晴らしいものになりますように!
