新しいiPhone、届きましたか?
箱を開けて、ワクワクしながら電源ボタンを長押し……。そこから始まる「クイックスタート」、画面に出てくる案内に従うだけでデータ移行が進むのは本当に便利ですよね。
でも、ここでひとつ悩みが発生するのが 「eSIMの引き継ぎ」。
「このまま進めれば、eSIMも自動で移行されるの?」
「キャリアの手続きって、事前にやらなきゃダメ?」
「途中で『転送できません』ってエラー出たらどうしよう……」
実はこれ、めちゃくちゃ多い相談なんです。
2024年の調査でも、eSIMユーザーの約65%が「機種変更時の引き継ぎで何かつまずいた」と答えています。あなただけじゃありません。
この記事では、iphoneのクイックスタートでeISMをスムーズに設定するために「事前に知っておくべきこと」と「パターン別の正しい手順」を、新旧iPhoneの組み合わせごとに徹底解説します。
ショップに行く前に、ぜひここでチェックしておいてくださいね。
iPhoneクイックスタートとeSIM転送の「仕組み」を理解しておこう
まず、なんでクイックスタートでeSIMが移せるのか?
そのカラクリをざっくり知っておくと、エラーに遭遇したときの焦りがぜんぜん違います。
クイックスタートでのeSIM移行は、Appleの「eSIM Quick Transfer」という技術を使っています。
これは、同じApple IDでサインインした2台のiphone間で、iCloud経由でeSIMのプロファイルをコピーする仕組み。旧iPhoneから新iPhoneに、まるで写真をAirDropするみたいに、そっとプロファイルが送られるイメージです。
ここで大事なのは、「物理SIM」はこの方法では移行できないという点。
なぜなら、物理SIMに書かれている情報はiphoneの本体に保存されていないから。キャリアのサーバーにしかなくて、「コピーするファイルがない」状態なんです。
つまり、
- 旧iPhoneがeSIM → 新iPhoneもeSIM:クイックスタートでほぼOK
- 旧iPhoneが物理SIM → 新iPhoneをeSIMにしたい:事前にキャリアで手続き必須
これ、最初の関門です。
クイックスタートを始める前に「絶対やるべき5つ」の準備
「よし、やろう!」と電源を入れる前に、以下の5つだけはサクッと確認しておきましょう。
1. 旧iPhoneのiOSを最新に近づける
→ 16.0未満だとeSIM転送機能が安定しません。できれば最新版に。
2. キャリア設定アップデートを確認
→ 「設定」→「一般」→「情報」で、ポップアップが出たら更新。これが出ないかも重要なんです。
3. Apple IDの二要素認証をオンに
→ iCloudキーチェーンがeSIM転送に必要なため、オフだと詰みます。
4. Wi-Fi環境の安定性チェック
→ 実はここが最大の落とし穴。混雑している公共Wi-Fiや、5GHzの電波が弱い場所は避けましょう。
5. 旧iPhoneのバッテリーを50%以上に
→ 転送中にバッテリー切れになると、プロファイルが破損するリスクがあります。
この5つ、たった3分で終わります。ここをスキップすると後で泣くので、ぜひやってくださいね。
【パターン別】新旧iPhoneの組み合わせで手順が変わる
ここからが本題。
あなたの今使っているiPhoneと、新しいiPhoneの「SIMの形」の組み合わせで、やるべきことが変わります。
よくある4パターンに分けて説明するので、該当するところだけ読んでください。
パターン① 旧:eSIM → 新:eSIM(もしくはデュアルeSIM対応)
これが一番スムーズなパターンです。
- 新旧iphoneを近づけて、クイックスタート開始
- カメラが起動してアニメーション読み取り
- Apple IDのパスワード入力
- Face ID / Touch IDの設定あたりで「モバイル通信プランを転送」と表示
ここで「続ける」を選びましょう。
気になるのが「旧iPhoneの回線、どうなるの?」という点。
キャリアによりますが、多くの場合、新iPhoneで開通が完了すると旧iPhoneのeSIMは自動的に無効化されます。ただし、楽天モバイルなど一部キャリアではすぐに切れず、新旧両方で使えちゃうことも。
二重課金の心配はほぼありませんが、もし旧iPhoneで通話ができてしまうとややこしいので、設定アプリの「モバイル通信」から手動で削除しておくのが安心です。
パターン② 旧:物理SIM → 新:eSIM(日本版/スロットあり)
「え、クイックスタートの画面で『eSIMにしますか?』って出たけど、これでいいの?」
よくある質問です。
結論:この画面で「続ける」を押しても、物理SIM→eSIMへの変換はされません。
なぜなら、クイックスタートはあくまで「すでにあるeSIMプロファイル」をコピーする機能だから。
物理SIMの情報をeSIMに書き換えるのは、キャリアのシステム上の契約変更が必要です。
正しい手順はこうなります。
- 事前にキャリアのWebサイト(マイページ)で「SIM変更・eSIM発行」の手続きをする
- QRコードが発行されるので、スクショに保存 or 印刷
- クイックスタートでデータ移行は通常通り進める(このときeSIM移行画面はスキップ)
- ホーム画面が出たら「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」でQRコードを読み込む
これで物理SIMからeSIMへの移行は完了です。
注意:この手続きをしないまま新iPhoneでクイックスタートを終えると、旧iPhoneの物理SIMしか生きていない状態になります。新iPhoneはWi-Fi専用機に……。事前手続き、忘れずに!
パターン③ 旧:物理SIM → 新:eSIM専用モデル(米国版など)
このパターン、実は増えています。
並行輸入で買ったとか、海外駐在中に現地モデルを入手したとか。
物理SIMスロットが存在しないモデルに、物理SIMから移行する方法……これ、唯一のルートは「キャリアでeSIMを新規発行」のみです。
クイックスタートでプロファイルが勝手に来ることは100%ありません。
手順:
- キャリアのWebサイトまたはアプリでeSIM発行手続き(手数料がかかる場合あり)
- QRコードを受け取る
- クイックスタートはデータ移行のみで完了させる
- 後からQRコードでeSIMを追加
さらに注意:旧iPhoneの物理SIMはこの時点でも生きています。
「機種変更」の手続きをキャリアで行わないと、旧iPhoneで電話がかかってくる状態が続きます。おサイフケータイを使っていた人は特に、旧iPhoneを初期化する前に移行手続きを済ませましょう。
パターン④ Androidからの乗り換え(初めてのeSIM専用iPhone)
この場合、クイックスタートは使えません。
Androidの「iOSに移行」アプリは別物で、eSIMの情報は移せないんです。
完全新規セットアップとして進めます。
- 新しいiphoneを「Appとデータ」の画面で「新しいiPhoneとして設定」
- 後からキャリアのeSIM発行手続き(QRコード読み取り)
- Googleフォトや手動で写真などを移行
ちょっと面倒ですが、ここだけ乗り越えればあとは快適です。
【キャリア別】クイックスタートeSIM転送「対応・非対応」最新マップ
ここ、めちゃくちゃ大事です。
キャリアによって、クイックスタートで「ポンッ」と移せるかどうかが違います。
2024年後半〜2025年1月時点の情報をまとめました。
✅ クイックスタート転送「対応」(自動移行できる)
- NTTドコモ(5G機種間、eSIM→eSIM)
- au(2022年以降モデル)
- ソフトバンク(条件付き:端末をオンラインストア購入など)
- 楽天モバイル(最もスムーズ)
- povo(移行できるが、手動再ダウンロード推奨の場合あり)
⚠️ クイックスタート転送「非対応・注意が必要」
- IIJmio(マイページ再発行のみ)
- LINEMO(オンライン手続き必須)
- UQモバイル(au回線だが、手動が基本)
- ワイモバイル(ソフトバンク回線、手動推奨)
- ahamo(ドコモ回線だが、オンライン手続き推奨。できた事例はある)
「え、同じ回線使ってるのにキャラが違うの?」と思いましたか?
そうです。キャリアがAppleと結んでいる契約や、システムの実装状況によってバラバラなんです。
もしお使いのキャリアが「非対応」だったら:
- クイックスタートではデータだけ移す
- eSIMは別途、キャリアのマイページやアプリで「eSIM再発行」の手続き
これが正解です。
「エラーが出た!」よくある失敗とリカバリー術
事前準備バッチリ、キャリア対応済み、なのに……
クイックスタートの途中で 「モバイル通信プランを転送できませんでした」。
これ、遭遇すると結構焦りますよね。
でも大丈夫。原因はだいたい決まっています。
ケース1:「続ける」を押したのに30分以上進まない
→ Wi-Fi・Bluetoothの干渉が疑われます。
対処法:
- 一度、両方のiPhoneの画面をオフにして、電波のいい場所に移動
- クイックスタートをやり直す
- それでもダメなら、いったん新iPhoneのセットアップをスキップして完了させ、後から手動でeSIMを追加
ケース2:「このキャリアは転送に対応していません」と表示される
→ 上記の「非対応キャリア」か、旧iPhoneの回線が物理SIMであるケース。
対処法:
- 非対応キャリア:素直にキャリアのサイトでeSIM再発行
- 物理SIM→eSIM:キャリアで契約変更手続き
ケース3:eSIM転送ボタンがグレーアウトしている
→ スクリーンタイムの制限がかかっていませんか?
「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」→「モバイルデータ通信の変更」を「許可」に。
これで直ることが多いです。
クイックスタートを100%成功させる「隠れテクニック」
最後に、AppleサポートコミュニティやRedditの猛者たちが実践している成功率を爆上げする裏ワザをひとつ。
クイックスタートを始める前に、旧iPhoneで事前に「eSIMを転送」を手動で開始しておくんです。
手順:
- 旧iPhoneの「設定」→「モバイル通信」
- 移行したい回線をタップ
- 下の方の 「eSIMを転送」 をタップ
ここで「新しいiPhoneを近づけてください」と出るので、そのまま新iPhoneの電源を入れてクイックスタート開始。
これだけで、OSが自動で出す転送画面よりエラー率がグッと下がるという報告が多数あります。
ぜひ試してみてください。
まとめ:iPhoneクイックスタートとeSIMは「準備」と「知識」が9割
いかがでしたか?
iphoneのクイックスタートは、普段のデータ移行に関しては神レベルの便利さ。
でも、eSIMが絡むとちょっとクセがあるのも事実です。
この記事の最重要ポイントをまとめます。
- クイックスタートでeSIMが移せるのは「旧iPhoneがeSIM」のときだけ
- 物理SIMからeSIMへの変換は、キャリアの事前手続きが必須
- キャリアごとの対応有無はバラバラ。非対応なら手動でeSIM追加
- エラーが出ても、原因は限られているので落ち着いて対処
これを押さえておけば、新しいiPhoneが届いた日も「あれ……?」ってなりません。
せっかくの新機種、スムーズにセットアップして、気持ちよく使い始めましょうね。
あなたのiPhoneライフが、今日からまたひとつ、快適になりますように。
