突然、大切な用事でウェブサイトを開こうとしたら、iPhoneの画面に「この接続は安全ではありません」という警告文がドーンと表示された経験、ありませんか?
「え、これってマズいの?」「どうやって直せばいいの?」と一瞬で不安になった人、多いはず。
安心してください。この警告は、あなたのiPhoneがきちんと危険を察知して、あなたを守ろうとしている証拠です。ただ、原因は一つではなく、中には「安全を確認した上で、どうしてもこのサイトを見る必要がある」という場面もあるでしょう。
この記事では、その警告の「正体」から、今日からできる安全な対処法まで、状況別に詳しく解説します。最後まで読めば、次に警告が出た時も、慌てずに適切な行動が取れるようになりますよ。
警告が出る主な3つの原因を理解しよう
なぜ、あなたのiPhoneは「この接続は安全ではありません」と教えてくれるのでしょうか? その原因は大きく分けて3つあります。まずは敵(リスク)を知ることから始めましょう。
1. ウェブサイトそのものに問題がある(最も多い原因)
これは、あなたのiPhoneや設定が悪いのではなく、アクセスしようとしているサイト側にセキュリティ上の問題があるケースです。
- 「http://」で始まるサイト:URLの最初が「https://」ではなく「http://」で始まるサイトは、通信が暗号化されていません。2018年以降、主要なブラウザはこのようなサイトに対して「安全ではない」と表示するようになりました。個人情報を送信するようなページでは、この表示が出たら絶対に入力をやめてください。
- 証明書の問題:サイトが「https://」でも、その証明書(安全の保証書)が有効期限切れだったり、サイトのドメイン名と一致していなかったり、信頼されていない業者から発行されていたりすると、この警告が表示されます。よく管理されていないサイトで起こりがちです。
2. あなたのネットワーク環境に問題がある
アクセスするサイトは安全でも、あなたが今つながっているWi-Fiなどの通信経路に問題がある可能性があります。
- 公共のWi-Fiの制限:カフェや空港などのフリーWi-Fiでは、接続時に認証ページを表示させるために、一時的にこの警告が出ることがあります。
- ルーターやプロキシの設定:自宅や職場のネットワーク機器の設定が古かったり、特殊なフィルタリングがかかっていたりすると、安全なサイトへの接続を妨げる場合があります。
3. あなたのiPhoneに一時的な不具合がある
機械ですから、ごく稀にソフトウェアがちょっとした混乱を起こすこともあります。
- Safariのキャッシュデータの破損:ブラウザが溜め込んでいる一時データがおかしくなると、正常なページの読み込みを邪魔することがあります。
- 日付と時刻の設定ミス:iPhoneの時計が大きくずれていると、安全な証明書の有効期限判定が狂い、「期限切れ」と誤認して警告を出す原因になります。
まず試したい基本のトラブルシューティング4ステップ
警告が出たら、まずは落ち着いて。あなたのiPhone側で簡単に解決できる可能性が高い、以下の4つのステップを順番に試してみましょう。多くの場合はここで解決します。
ステップ1:まずはページを更新してみる
一番シンプルで効果的な方法です。画面右上の「更新」ボタン(円形の矢印マーク)をタップするか、画面を下にスワイプして引き下げて更新します。サイト側の一時的なエラーや、通信中のちょっとしたエラーが解消されることがよくあります。
ステップ2:Wi-Fiと機内モードを切り替える
通信経路をリセットすることで問題が解消されるかもしれません。
- 画面の右上から下にスワイプしてコントロールセンターを開きます。
- 「機内モード」のアイコンをタップしてオン(オレンジ色)にします。これで全ての通信が一度切れます。
- 15秒ほど待った後、もう一度タップしてオフにします。
- 同時に、Wi-Fiも一度オフにしてから再接続してみましょう。
ステップ3:Safariのキャッシュと履歴をクリアする
これにより、ブラウザに溜まった古くて壊れたデータがリセットされます。
- iPhoneの「設定」アプリを開きます。
- 「Safari」を下に探してタップします。
- 「履歴とウェブサイトデータを消去」をタップし、確認します。保存されているパスワードやクレジットカード情報は消えませんのでご安心を。
ステップ4:iPhoneを再起動する
電子機器の万能対処法「電源を入れ直す」です。OSやアプリの小さな不具合が解消される可能性があります。再起動の方法は、あなたのお持ちのiphoneのモデルによって異なりますので、必要に応じて調べてみてください。
どうしてもアクセスが必要な場合の高度な対処法(自己責任で)
上記の方法を試してもダメで、なおかつ「このサイトにどうしてもアクセスしなければならない」という強い理由がある場合のみ、次の方法を検討してください。これらの操作はセキュリティレベルを下げる行為であり、リスクを伴うことを十分に理解した上で、自己責任で行ってください。
方法1:警告画面から「詳細」→「訪問する」を選択する(非推奨)
警告画面に「詳細」または「ウェブサイト情報」というリンクがあり、それをタップすると「訪問する」オプションが表示される場合があります。これは、「危険を承知で進みます」という意思表示に等しいです。
- 絶対に守るべきルール:この方法で先に進んだページで、絶対にログインIDやパスワード、クレジットカード番号、住所などの個人情報を入力しないでください。閲覧だけに留めましょう。
方法2:日付と時刻の設定を自動にする
まれに、iPhoneの日時設定が大きくずれていると証明書の判定が狂うことがあります。
- 「設定」→「一般」→「日付と時刻」の順にタップします。
- 「自動設定」のスイッチがオン(緑色)になっていることを確認します。オフになっていたら、タップしてオンにしましょう。
警告の色や表示に注意!これが出たら絶対に先に進まないで
対処法をご紹介しましたが、一方で「これは絶対に踏み込んではいけない危険信号」というものがあります。警告の色と表示内容に要注目です。
- アドレスバーが「赤」や「グレー」で「安全ではありません」と表示されている場合:これは最も危険度が高い状態です。通信が完全に暗号化されておらず、第三者にあなたの入力した情報が筒抜けになるリスクが極めて高いです。金融機関のサイトやショッピングサイト、SNSのログインページでこの表示が出たら、即座にアクセスを中止してください。
- 「フィッシングウェブサイトの可能性があります」などの追加警告:このサイトは本物の銀行や会社を装った、偽物の「フィッシングサイト」である可能性が高いです。絶対に先に進んではいけません。
安全なウェブサイト(例えばGoogleやAmazonなど)は、アドレスバーの左側に鍵マーク(🔒) が表示されています。このマークがなく、警告が出ているサイトは、基本的に信頼しないことが賢明です。
まとめ:iPhoneの警告は味方。正しく理解して安全なブラウジングを
いかがでしたか? iPhoneで「この接続は安全ではありません」という警告が出た時の正しい向き合い方について、理解を深めていただけたでしょうか。
この警告は、あなたを煩わせるためのものではなく、あなたの個人情報やプライバシーを守るために、iphoneが発している重要なアラートです。まずは基本の再読み込みや再起動を試し、それでも解消せず、かつアクセスする強い必要性がないのであれば、潔くそのサイトから離れる勇気も時には必要です。
今回ご紹介したトラブルシューティングのステップを頭の片隅に置いておけば、次に画面に警告が表示されても、必要以上に怖がったり、誤った判断を下したりすることはなくなるはずです。
安全で快適なインターネットライフを送るために、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
