こんにちは。エシカルな暮らしに憧れて、少しずつライフスタイルを変えている、あかりです。
今日は、私が長い時間をかけて学んだ「ヴィーガンレザーバッグの選び方」について、本音でお話ししたいと思います。
「ヴィーガンレザーって、本当に環境に優しいの?」
「値段もピンキリだし、どうやって選べばいいかわからない…」
そんな風に感じたことはありませんか?私も最初はそうでした。
「動物愛護」や「サステナブル」という言葉に引かれて飛びついたはいいものの、すぐに型崩れしてしまったり、実は製造過程で大量の化学物質を使っていたり…という経験も。
今では、本当に納得できる一着を選ぶための、自分なりの基準ができました。
今回は、その「失敗から学んだ、ヴィーガンレザーバッグの本当の選び方」をご紹介します。
そもそも「ヴィーガンレザー」とは何か?素材の基礎知識
まず、押さえておきたいのは「ヴィーガンレザー」という言葉の定義です。
厳密には、「動物性の素材を一切含まない、革の代替素材」の総称です。
でも、この中身は実に多様。主に以下のような種類に分けられます。
・合成皮革(PUレザー、PVCレザー)
ポリウレタン(PU)やポリ塩化ビニル(PVC)などの石油由来の樹脂を布地にコーティングした、最もポピュラーな素材。安価で加工しやすい反面、耐久性や通気性に課題がある場合も。特にPVCは製造や廃棄時に環境負荷が高いと指摘されることがあります。
・植物由来素材(アップルレザー、パイナップルレザーなど)
果実の搾りかす(アップルの芯や皮、パイナップルの葉など)から繊維を抽出して作られる、比較的新しいタイプの素材。天然由来成分を多く含み、一部は生分解性を持つものもあります。ただし、多くの場合、耐久性を持たせるために植物性の樹脂と複合させており、「100%植物」ではないことがほとんどです。
・菌糸体(マッシュルームレザー)
きのこの根っこ部分(菌糸体)を培養・加工して作られる素材。完全に動植物を育てることなく、培養で生産できるため、資源消費が少ないと注目されています。今、最もホットな素材の一つと言えるでしょう。
このように、「ヴィーガンレザー」と一口に言っても、その正体は全然違うんです。
「動物性ではない」という一点だけで選ぶと、後で「思ってたのと違う…」となりかねません。
ヴィーガンレザーバッグを選ぶ時に見るべき3つのポイント
では、具体的にどのような点に気をつけて選べば良いのでしょうか?
私は次の3つの軸でじっくりと見極めるようにしています。
1. 素材の中身と「本当の」サステナビリティをチェックする
「エコ」「サステナブル」という言葉は、残念ながら時に曖昧に使われることがあります。
ですので、商品ページやブランドのストーリーをよく読み込むことが大切です。
・具体的な素材名を確認する
「ヴィーガンレザー使用」だけではなく、「PUレザー」なのか「パイナップルレザーを主原料とした複合素材」なのか、できるだけ具体的な記載を探しましょう。ブランドによっては、素材の調達元や配合比率まで開示している信頼できるところもあります。
・環境負荷についての考え方を探る
製造過程でどのくらい水やエネルギーを消費しているか?廃棄物は出ているか?製品寿命が終わった後、生分解される部分はあるか?こうした情報を積極的に公開しているブランドは、本気で環境問題と向き合っている可能性が高いです。
「完璧」な素材はおそらく存在しません。石油由来の合成皮革でも、長く愛用することで廃棄を減らすという選択もあります。大事なのは、トレードオフを理解した上で、自分が最も大切にしたい価値観に合うものを選ぶことだと思います。
2. 耐久性と「長く使うこと」をデザインから考える
せっかく買うなら、できるだけ長く使いたいですよね。ヴィーガンレザーは、適切に扱えば十分に長持ちします。
そのために、購入時にチェックしたいのが「耐久性の設計」です。
・縫製の強度を見る
特に持ち手やストラップの取り付け部分、ファスナーの周りは負荷がかかります。ステッチがしっかりと多く入っているか、補強されているかを確認しましょう。
・構造と素材の厚みを考える
ペラペラの素材で大きなトートバッグを作ると、中身の重みで型崩れや破損のリスクが高まります。バッグのサイズや用途に対して、適度な厚みと張りがある素材が使われているかがポイントです。
・カラーリングの方法
表面をコーティングで着色したものは、経年でコーティングが剥がれる「剥離」が起きることがあります。素材自体に色が染み込んでいるもの(透過染め)の方が、傷や経年変化が目立ちにくく、味わい深く変化していく場合もあります。
「すぐにダメになる」という印象を持たれがちなヴィーガンレザーですが、実は製品の「作り」によって寿命は大きく変わります。値段だけで判断せず、細部まで丁寧に作られたものを選びたいですね。
3. ブランドの「倫理観」と「透明性」に共感できるか
最終的に、私が最も重視するのはこのポイントです。
バッグは、単なる「物」を超えて、作り手の想いが込められた「作品」だと思うからです。
・労働環境への配慮はあるか
製品が安価であっても、それが不当に安い人件費や劣悪な労働環境の上に成り立っているのであれば、それは「倫理的」とは言えません。フェアトレード認証を取得していたり、工房の環境を公開していたりするブランドは、信頼の一つの指標になります。
・素材調達から販売までのストーリーが語られているか
なぜその素材を選んだのか?どのような想いでものづくりをしているのか?ブランドのウェブサイトやSNSを見れば、そのこだわりや哲学が伝わってくるはずです。ストーリーに共感できたものは、愛着もわき、ずっと大切にしたくなります。
・アップサイクルや修理サービスへの取り組み
廃棄物を原料に使ったアップサイクル素材を使っていたり、製品が傷んだ時の修理サービスを提供していたりするブランドは、製品寿命を延ばすことにも真剣です。こうした循環型のビジネスモデルに取り組む姿勢は、大きな安心材料です。
おすすめのヴィーガンレザーバッグと、日々のお手入れ方法
ここまで基準をお話しした上で、私が実際に長く愛用しているアイテムの一例をご紹介します。
例えば、シンプルなデイリーバッグとして、ヴィーガンレザー トートバッグを選びました。
ポイントは、上記で挙げた3つすべてをクリアしていたこと。
具体的な植物由来素材の配合比率が明記されており、縫製も頑丈、そしてブランドが環境プロジェクトに収益の一部を寄付している点に共感したからです。
そして、良いものを選んだら、次は「適切に使う」番です。
・日常のお手入れ
柔らかい布でほこりを払い、時折、ヴィーガンレザー専用のクリーナーや保護スプレー(素材確認必須)でお手入れします。水やアルコールを含むものは避けましょう。
・しまい方
直射日光や極端な高温多湿を避け、風通しの良い場所で保管します。形を保つために中に詰め物を入れておくのも良い方法です。
・万一の汚れや傷
軽い汚れは乾いた布で早めに拭き取ります。深い傷や汚れが気になる場合は、無理をせず専門のクリーニング店に相談することをおすすめします。自分で何とかしようとして、事態を悪化させた苦い経験があります…。
ヴィーガンレザーバッグの選び方は、自分の価値観と向き合う旅
いかがでしたか?
ヴィーガンレザーバッグを選ぶ作業は、単なる「買い物」を超えて、「自分はどんなものに囲まれて生きたいか」「どんな未来にお金を投票したいか」という価値観と向き合う時間でもあります。
最初から完璧を目指す必要はありません。
まずは一つ、気になるブランドのストーリーを読んでみること。お店で実際に手に取って、縫製を見てみること。そこから、あなただけの「いいもの」を見極める感覚が、きっと養われていきます。
素材の進化は日進月歩です。今日お話しした情報も、数年後にはさらにアップデートされているかもしれません。
でも、「素材の中身を見極め、耐久性を考え、作り手の想いに共感する」 という選び方の基本は、いつだってあなたの強い味方になってくれるはず。
一つのバッグを長く大切に使うこと。それは、大量生産・大量消費のサイクルから一歩離れて、自分らしい豊かさを築いていく、確かな一歩になるのだと信じています。
あなたも、ぜひ納得の一着を見つける旅に出かけてみてください。
