突然ですが、あなたのiPhone SEは今、どんな状態ですか?
「画面が真っ暗で何をしても反応しない」
「フリーズしてスライドで電源オフもできない」
「何度も勝手に再起動を繰り返している」
そんな緊急事態に直面して、この記事を開いてくれたのではないでしょうか。安心してください。この記事では、iPhone SEの全世代(第1・第2・第3世代)に対応した再起動・強制再起動の確実な手順を、モデル別にくわしく解説します。
さらに、ボタンが効かないときの代替方法や、再起動を繰り返す「根本的な原因」とその解決策まで、まるごとお伝えします。マニュアル通りにやってもうまくいかなかった…という方も、もう諦める必要はありません。
iPhone SEの再起動が失敗する? まずは落ち着いてモデル確認を
焦ると操作を間違えがちです。まずは深呼吸して、お手持ちのiPhone SEがどれに当たるか確認しましょう。見分け方はカンタンです。
- iPhone SE(第1世代):2016年発売。外観はiPhone 5sやiPhone 5にそっくりで、画面正面に丸い「ホームボタン」があります。ボディの角がシャープなデザインです。
- iPhone SE(第2世代):2020年発売。デザインはiPhone 8とほぼ同一で、ホームボタンはありますが、前面全体がガラスカバーで覆われ、ホームボタンは物理的に動かない「タッチIDセンサー」 になっています。
- iPhone SE(第3世代):2022年発売。外観は第2世代とほぼ同じですが、5Gに対応しているのが大きな特徴です。再起動操作は第2世代と全く同じです。
操作が違うのは主に「強制再起動」です。あなたの端末に合ったセクションを読んでくださいね。
【完全版】iPhone SE モデル別・強制再起動の正しい手順
ここからは、画面がフリーズしたり、真っ暗で反応しなかったりする「非常事態」のための、強制再起動(フォースリスタート)の手順です。データが消える心配は基本的にありませんので、安心して実行してください。
iPhone SE(第2世代/第3世代)の強制再起動
ボタンの位置と順序が命です。声に出して読みながらやってみましょう。
- 「音量アップ」ボタンを押して、すぐ離す
- カチッと感じるまで、素早く1回押しましょう。長押しは不要です。
- 「音量ダウン」ボタンを押して、すぐ離す
- 同じく、カチッと感じるまで素早く1回押します。
- 「サイドボタン」(電源ボタン)を長押しし続ける
- ここが最大のポイントです。画面にAppleロゴが現れるまで、絶対にボタンを離さないでください。10秒以上かかることもあります。途中で「電源オフ」スライダが表示されても、完全に無視して押し続けます。
「どうしてもタイミングが難しい!」という方へ
失敗する原因のほとんどは、「素早く」ができていないか、サイドボタンを長押ししている途中で諦めてしまうことです。音量ボタン2つの操作は、パパッと2秒以内に終わらせ、すぐにサイドボタンの長押しに移りましょう。
iPhone SE(第1世代)の強制再起動
かつておなじみの、あの操作です。
- 「ホームボタン」(画面正面の丸いボタン)と「トップボタン」(上部の電源ボタン)を、同時に長押しします。
- Appleロゴが表示されるまで(約10秒)押し続け、表示されたらボタンを離します。
ボタンが押しにくい時は? AssistiveTouchを使った再起動術
「ボタンの調子が悪い」「ケースが厚くて押しづらい」「手に障害があって物理ボタンの同時押しが難しい」
そんな時は、画面タッチだけで全てを操作できる「AssistiveTouch(アシスティブタッチ)」機能が強力な味方になります。設定方法は以下の通りです。
- 「設定」アプリを開き、「アクセシビリティ」 > 「タッチ」 > 「AssistiveTouch」と進みます。
- 「AssistiveTouch」のスイッチをオン(緑色)にします。すると、画面上に半透明の四角いボタンが現れます。
- そのボタンをタップし、表示されたメニューから「デバイス」を選びます。
- さらに「詳細」をタップすると、画面の中央にデバイスメニューが展開されます。そこに「再起動」ボタンがありますので、タップするだけで通常の再起動が開始されます。
この機能を設定しておけば、次からは物理ボタンを使わずに再起動できるようになります。非常用として設定しておくことをオススメします。
なぜ繰り返す? 再起動トラブルの「根本原因」と対処法
強制再起動で一時的には直ったものの、またすぐに同じ症状が出る…。これは、再起動が「対症療法」でしかなく、病気の根本原因が取り除かれていない状態です。考えられる主な原因と、その解決策を探りましょう。
原因1:バッテリーの寿命が限界にきている
特に第1世代のiPhone SEなど、購入から数年が経過している機種で非常に多い原因です。バッテリーは消耗品です。
- 見分け方:設定アプリで「バッテリー」 > 「バッテリーの状態」を確認してみてください。「最大容量」が80%を切っている、または「ピークパフォーマンス容量」の項目で「修理」などと表示されていませんか? また、「充電がすぐに減る」「特定の充電率(例えば20%)を切ると突然シャットダウンする」といった症状も典型的です。
- 解決策:バッテリー交換を検討しましょう。Apple正規のサービスや、信頼できる修理店で交換することで、新品のような駆動時間と安定性が戻ります。
原因2:ストレージ(保存容量)が完全にパンクしている
「ストレージほぼいっぱい」の表示を見たことはありませんか? 空き容量が数GB、あるいはほぼ0に近い状態が続くと、OSが正常に動作するための作業スペースがなくなり、フリーズや頻繁な再起動を引き起こします。
- 解決策:今すぐ設定アプリの「一般」 > 「iPhone ストレージ」を確認しましょう。
- 不要なアプリの削除:使っていないアプリは削除を。
- 写真・動画の整理:大量にある場合は、パソコンにバックアップするか、iCloudやGoogle フォトなどのクラウドサービスに移しましょう。
- メッセージの自動削除:「設定」>「メッセージ」>「メッセージの履歴」で、保存期間を「1年」や「30日」に設定するだけでも、大きな容量を解放できます。
原因3:OSやアプリの深刻な不具合(ソフトウェア起因)
上記2つに心当たりがなければ、ソフトウェア自体に問題がある可能性が高いです。
- コンピュータ(PC/Mac)を使ったアップデート/復元:
- 最新版のiTunes(Windows)またはFinder(macOS Catalina以降)を起動します。
- USBケーブルでiPhoneをコンピュータに接続します。
- デバイスを認識したら、「更新」または「復元」を試みます。「更新」はデータを保持したままOSのみを再インストールするため、まずはこちらを試しましょう。どうしてもダメな場合の最終手段が「復元」ですが、この場合は端末内の全データが消去されるため、事前のバックアップが絶対条件です。
- 設定のリセット:「設定」>「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「設定を全てリセット」を選択します。これにより、ネットワーク設定、キーボード辞書、ホーム画面レイアウトなどが工場出荷時の状態に戻り、個人データ(写真や連絡先)は消えません。不具合がシステム設定に起因する場合に有効です。
電源が全く入らない…そんな絶望的な時のチェックリスト
強制再起動も何も、画面が真っ黒で反応が一切ない。そんな最も焦る状態の時は、以下の順番で確認してみてください。
- 充電とケーブルの確認:充電器に差して、最低1時間は放置してから再度試してみてください。完全にバッテリーが空っぽの状態では、どんな操作も受け付けません。また、充電ケーブルや充電器自体が故障している可能性も。別のケーブルや充電器があれば、そちらで試しましょう。
- 接続端子の掃除:充電端子(Lightning端子)にホコリやゴミが詰まっていると、充電できていないことがあります。繊細に埃を取り除いてみてください。
- 物理的ダメージの有無:最近、端末を落としたり、水に濡らしたりした記憶はありませんか? ハードウェア(基板など)の物理的故障が疑われる場合は、Appleの公式サポートや正規サービスプロバイダーに診断を依頼するのが確実な道です。
まとめ:iPhone SEの再起動トラブルから抜け出すために
いかがでしたか? iPhone SEの再起動トラブルは、正しい手順を知っているか、そしてその先の根本原因に目を向けられるかで、解決の道が全く違ってきます。
今回お伝えしたことをまとめると、
- フリーズ時は、ご自身の機種に合った強制再起動手順を、落ち着いて正確に実行する
- ボタン操作が難しい場合は、「AssistiveTouch」機能を活用する
- 再起動を繰り返す場合は、「バッテリー劣化」「ストレージ不足」「ソフトウェア不具合」という3大原因を疑い、一つずつ対処法を試す
- どうしてもダメな時は、充電状態を確認し、最終的には専門家の診断を仰ぐ
この流れを頭に入れておけば、次にトラブルが起きても慌てずに対処できるはずです。
あなたの愛用のiPhone SEが、もう一度快適に動き出すことを願っています。この記事が、その小さな手助けとなれば嬉しいです。
