「iPhoneの画面をOBSに取り込んで、ゲーム配信やアプリ解説をしたい」こんな想いを持っていませんか?でも方法がいくつかあって、どれを選べばいいか迷ってしまう。安定した有線接続、手軽な無線接続、それぞれのメリット・デメリットを知りたいですよね。
この記事では、iPhoneとOBSを連携させる全手法を一挙にご紹介します。必要な機材から具体的な手順、よくあるトラブルの解決法まで、図解入りで詳しく解説。あなたの環境と目的にピッタリの方法が見つかりますよ。
iPhoneをOBSに映す5つの方法:選ぶ基準はコレだ!
まずは基本から。iPhoneの画面をPCのOBSに取り込む主な方法は5つあります。
1. 無線ミラーリング(AirPlay利用)
一番手軽に始められる方法です。Wi-Fiさえあれば特別な機材は不要。iPhoneの標準機能「AirPlay」を使って画面を転送します。
2. 有線接続(キャプチャーボード)
プロ配信者も使う確実な方法。ケーブルで直接つなぐので、遅延がほぼなく、画質も最高です。ただし機材投資が必要になります。
3. USB接続(公式プラグイン)
OBS公式が提供するソリューション。iPhoneを超高品質なUSBウェブカメラとして使えます。
4. NDI技術を使った無線接続
プロの映像制作現場で使われる技術を応用。Wi-Fiでも高品質な転送が可能です。
5. 多機能Webcamアプリ
CamoやEpocCamなどの専用アプリ。背景透過や美顔フィルターなど追加機能が豊富です。
それぞれに適したシーンが違います。手軽さなら無線ミラーリング、確実性なら有線接続、機能性なら専用アプリといった具合です。
方法1:無料で始める「無線ミラーリング」完全ガイド
まずはコストゼロで試せる方法から。PCとiPhoneが同じWi-Fiに接続されていることが絶対条件です。
必要なもの
・PC(Windows/Mac)
・iPhone
・Wi-Fi環境
・ミラーリング用ソフト(LetsView、LonelyScreenなど)
具体的な手順
- PCにミラーリングソフトをインストール
- ソフトを起動したら、iPhoneのコントロールセンターを開く
- 「画面ミラーリング」をタップ
- 表示されたPCのデバイス名を選択
- OBSで「ウィンドウキャプチャ」ソースを追加
- ミラーリングソフトのウィンドウを選択
これだけでiPhoneの画面がOBSに映ります!
この方法のメリット
・特別な機材が不要で無料から始められる
・ケーブルがないので動き回れる
・設定がとても簡単
注意点として
・Wi-Fi環境に大きく依存する
・遅延が発生したりカクついたりする可能性あり
・画質は有線に比べると劣る
「とりあえず試してみたい」「配信内容に極端な高画質が要求されない」場合に最適な入門的な方法です。
方法2:プロも使う「有線接続」の確かな安定感
次は、最も確実で高品質な結果が得られる有線接続です。ゲーム実況などで広く使われるキャプチャーボードを用いる方法になります。
必要な機材
・キャプチャーボード本体
・iPhone用HDMI変換アダプター
・HDMIケーブル
接続の流れ
iPhone → HDMI変換アダプター → HDMIケーブル → キャプチャーボード → PC
この順につなぐだけ。給電ポート付きアダプターを使えば、配信中もiphoneを充電し続けられます。
設定手順
- キャプチャーボードのドライバーをPCにインストール
- すべてのケーブルを接続
- OBSで「映像キャプチャデバイス」ソースを追加
- デバイスとしてキャプチャーボードを選択
たったこれだけで、高品質な映像がOBSに取り込めます。
有線接続の圧倒的メリット
・ネットワークの影響を一切受けない
・遅延がほとんど感知できないレベル
・伝送ロスが少なく高画質
・音声もHDMI経由で同時に取り込める
「絶対に安定した高画質配信をしたい」という本格的な配信者にこそ試してほしい方法です。SwitchやPS5などのゲーム機配信も視野に入れているなら、一度投資する価値があります。
方法3:バランス抜群「USB公式プラグイン」
OBS Studioの公式プラグイン「iOS Camera Plugin」を使う方法もおすすめです。iphoneを超高品質なUSBウェブカメラとして扱えます。
設定手順
- OBS用プラグインをPCにインストール
- iPhone用アプリ「Camera for OBS Studio」を購入・インストール
- Lightning/USB-CケーブルでiphoneとPCを接続
- OBSで「iOS Camera」ソースを追加
Windows PCの場合は、接続前にiTunesを一度起動してドライバーを認識させておく必要があります。
この方法の特徴
・有線の安定性と簡便さを併せ持つ
・遅延が非常に少ない
・iphoneカメラの性能を直接引き出せる高画質
・特別なアダプターが不要
ただし一点注意が。この方法はあくまで「カメラ」としての接続です。iphone画面に表示されるゲームやアプリの内部音声を伝送する機能については、保証されない場合があります。iphoneのカメラ映像を美しく配信に使いながら、マイク音声は別途設定する、といった使い方が想定されます。
トラブルシューティング:よくある問題と解決法
どの方法を選んでも、まれに問題が発生することがあります。代表的なトラブルとその解決法をご紹介します。
映像がOBSに映らない・真っ暗
キャプチャーボード使用時:
- 最新ドライバーを再インストール
- HDMIケーブルや変換アダプターの接続を確認
- OBSの「映像キャプチャデバイス」で正しいデバイスを選択
ミラーリングソフト使用時:
- PCとiphoneが同じWi-Fiか確認
- OBSの「ウィンドウキャプチャ」で対象ウィンドウを再設定
- ミラーリングソフトを再起動
iphoneの音声がOBSに入らない
これはよくある問題です。確認すべきポイント:
iphone側:
・マナーモードを解除(最重要!)
・本体のメディア音量を最大に
OBS側:
キャプチャーボード経由の場合:
・音声ミキサーに該当オーディオ入力が表示されているか確認
ミラーリング経由の場合:
・「デスクトップ音声」が有効になっているか確認
Windowsの場合:
・サウンドコントロールパネルの「録音」タブで、使用デバイスが既定に設定されているか確認
映像がカクつく・遅延が大きい
無線方式の場合:
ほぼ間違いなくネットワークが原因です。
・5GHz帯のWi-Fiを使用
・PCは有線LANでルーターに接続(理想)
・配信と画面転送で別の回線を使う
全方式に共通:
OBS本体の負荷も原因になり得ます。
・エンコーダ設定を軽くする(x264のプリセットを変更)
・配信出力解像度を1080pから720pに下げる
応用編:iphoneをもっと活用するテクニック
基本の画面転送をマスターしたら、次のステップに進みましょう。
iphoneを超高画質カメラとして利用
iphoneの高性能カメラを、顔出しカメラや俯瞰カメラとして使用する方法です。「USB公式プラグイン」や「多機能Webcamアプリ」が最適。さらに、画作りのためのソフトを通してからOBSに送ることで、プロ級の色調や照明効果を加えることも可能です。
IRL(野外)配信への応用
野外での生活配信では、iphone単体またはiphoneにDJI Osmo Pocketなどのカメラを接続してメイン映像とし、4G/5Gネットワークを経由して直接配信する方法が主流です。
さらに発展させると、OBSは自宅のPCで稼働させ、iphoneからはSRTなどの低遅延プロトコルで映像を自宅のOBSに送信する「遠隔中継」方式も取れます。iphoneの機動性と、PC(OBS)での高度な画面合成の両方を実現できるのです。
最適な方法の選び方:あなたに合った選択を
結局、どの方法が一番いいのでしょうか?答えは「あなたの目的による」です。
予算、求める画質・安定性、配信内容、技術的許容度――この4点を天秤にかけて選択しましょう。
・手軽に試したい → 無線ミラーリング
・安定・高画質が最優先 → 有線キャプチャボード
・高画質カメラとして固定使用 → USB公式プラグイン
・複数カメラ切り替えなど柔軟な演出 → NDI
・美顔やバーチャル背景など映像エフェクト重視 → 多機能Webcamアプリ
初めての場合は手軽な「無線ミラーリング」から始め、必要性を感じたら有線方式や高機能アプリにステップアップしていく。この段階的なアプローチが失敗を防ぎます。
OBSとiphone連携で配信の可能性を広げよう
iphoneの画面をOBSに映す方法は、ひとつではありません。あなたの環境、目的、予算に合わせて最適な選択肢が必ずあります。
無料で始められる方法からプロ仕様の機材を使った方法まで、この記事ですべて網羅しました。まずは一番ハードルの低い方法から試してみてください。思い立ったが吉日です。
配信のクオリティが上がれば、視聴者とのつながりも深まります。OBSとiphoneを連携させる技術は、あなたの配信表現の可能性を広げる強力なツールになるはずです。
