最近「ミニPCってどうなの？」という声をよく聞きます。デスクの上をすっきりさせたい、でも性能は妥協したくない。そんな人たちの間で、いま“高性能ミニPC”が注目されています。この記事では、最新の技術を詰め込んだおすすめモデルを紹介しながら、選び方のポイントや注意点もわかりやすく解説していきます。
コンパクトなのにハイパワー、ミニPCが人気の理由
昔のミニPCといえば、事務作業やネットサーフィン程度が限界でした。でも今は違います。Ryzen 9やCore i9といったハイエンドCPUを搭載したモデルが次々登場し、動画編集やゲーム、配信までこなせるほどの性能を持つものも増えています。
さらに、Thunderbolt 4やUSB4などの高速ポート、2.5GbE LAN、Wi-Fi 6Eといった最新規格にも対応。これまでデスクトップPCが担ってきた領域を、手のひらサイズの筐体が肩代わりできるようになってきたのです。
高性能ミニPCを選ぶときのポイント
1. CPUとGPUは性能の要
クリエイティブ作業をするなら、CPUの世代とコア数はしっかり確認しましょう。動画編集なら最低でも8コア、可能なら12〜16コアが理想です。AMD Ryzen 9 7940HSやIntel Core i9-13900Hを搭載したモデルなら、編集や配信も快適です。
GPUも重要です。最近はRadeon 780Mなどの高性能内蔵GPUが人気。軽めのゲームや4K映像編集なら十分対応できます。より重いタイトルを遊ぶなら、外部GPU（eGPU）対応モデルを選ぶと安心です。
2. メモリとストレージは“余裕”が鍵
動画編集やマルチタスクを考えると、メモリは16GBでは足りないことも。将来的に増設できるモデルを選ぶのがおすすめです。32GBあれば、多くの用途でストレスを感じにくくなります。
ストレージはNVMe SSDを選びましょう。読み書き速度が速く、アプリの起動やデータの書き出しが格段にスムーズになります。M.2スロットを2基搭載していれば、あとから容量を拡張できて便利です。
3. ポート数と拡張性をチェック
ミニPCは小型ゆえにポートが限られがち。外付け機器を多く使う人は、USBポートの数や種類を必ず確認しましょう。USB4／Thunderboltポートがあれば、外部GPUや高速ストレージの接続も可能です。
HDMIやDisplayPortを複数備えたモデルなら、マルチディスプレイも簡単。4Kや8K出力に対応しているかも重要なポイントです。
4. 冷却性能と静音性
高性能モデルほど発熱も大きくなります。冷却設計がしっかりしているかは要チェック。放熱が追いつかないと、せっかくの性能を活かせません。静音ファンを採用しているモデルや、長時間稼働でも安定しているものを選びましょう。
高性能ミニPCおすすめ10選
ここからは、2025年時点で人気の高い“本当に使える”高性能ミニPCを紹介します。
1. MINISFORUM UM890 Pro
Ryzen 9 8945HSを搭載し、動画編集から3Dレンダリングまで対応可能。小型ながら冷却構造が優秀で、長時間の作業でも安定。クリエイター向けの最有力候補です。
2. GMKtec K11
Ryzen 9 8945HSを搭載したバランス型。32GBメモリと1TB SSD構成で、価格と性能のバランスが良い。デザインもスマートで、仕事用デスクにも馴染みます。
3. MINISFORUM AtomMan G7 Pt
ゲームも動画編集も両立したい人に。Ryzen 9とRadeon 780Mの組み合わせで、4K映像編集や軽めの3Dゲームも快適です。eGPU接続にも対応。
4. BOSGAME M2 Mini PC
Ryzen 9 7940HS搭載で、メモリ32GB、SSD1TBと充実構成。冷却性能が高く、ファン音も控えめ。映像編集や配信向き。
5. ASUS Mini PC PN64
Intel Core i7-13700H搭載。信頼のASUSブランドで安定感抜群。複数ポート・静音設計で、ビジネスにもクリエイティブ作業にも向きます。
6. HP Elite Mini 805 G8
法人用途にも対応する堅牢設計。Ryzen 7搭載で、クリエイティブ作業もこなせる万能モデル。サポートの安心感も魅力。
7. MINISFORUM UM790 Pro
Ryzen 9 7940HS＋Radeon 780M構成。4Kマルチディスプレイ対応で、映像編集やゲーミング用途にも最適。デザインもスタイリッシュです。
8. ASUS ExpertCenter PN64-S5302AD
高耐久仕様で、長時間稼働でも安定。ビジネスとプライベートを兼用したい人におすすめ。
9. Minisforum BD790i X3D
Ryzen 9 7900X3Dを搭載したゲーミング志向のハイエンドミニPC。省スペースながらデスクトップ級の処理能力。
10. ACEMAGIC S3A
手頃な価格でRyzen 7を搭載。コスパを重視しつつ、動画編集や軽いゲームも可能。初めてのミニPCにも最適です。
ミニPCは“使う環境”で真価が変わる
ミニPCは設置性が魅力です。モニター裏に取り付けたり、カフェや出先で作業したりと、自由度が高いのが強み。デスクトップPCのように大きなケースを置く必要がなく、電源も省エネ。
ただし、狭い場所での使用は排熱がこもりやすいので注意。壁やモニター裏に設置する場合も、少し空間を空けて通気性を確保すると安心です。
ゲーム用途にも十分使える理由
最新のRyzen 7000シリーズやIntel第13世代CPUを搭載したミニPCは、内蔵GPUでも軽〜中程度の3Dゲームなら快適に遊べます。たとえば『フォートナイト』『原神』『Apex Legends』程度なら、設定を調整すれば60fps前後を維持できるモデルも。
さらに、USB4ポート経由で外部GPUを接続すれば、AAAタイトルにも対応可能。小さな筐体でも本格的なゲーミング環境を構築できます。
クリエイティブ用途でミニPCが選ばれる理由
動画編集や配信では、マルチコアCPUと高速SSDが活躍します。最新ミニPCはこれらを備え、Adobe PremiereやDaVinci Resolveなどのアプリも問題なく動作。軽量で持ち運びしやすいので、撮影現場や出張先でも編集可能です。
また、複数のディスプレイ出力やThunderbolt接続で、外部ストレージやモニターを効率的に使えるのも魅力。コンパクトながらプロのワークフローにも十分対応します。
注意点と選び方のコツ
高性能ミニPCにも注意点はあります。
・冷却不足：筐体が小さいため、長時間の高負荷作業では熱がこもることも。
・拡張性の制限：グラボ交換や内部増設は難しいモデルが多い。
・価格差：高性能モデルは10万円を超えることもある。
つまり、「自分の用途に合ったスペックを見極めること」が大切。ライトユーザーならRyzen 5／Core i5でも十分ですが、動画編集やゲームを想定するならRyzen 9／Core i9を検討しましょう。
まとめ：高性能ミニPCおすすめ10選で、デスクを自由に！
ミニPCは、もはや“サブPC”ではありません。高性能CPUとGPUを備えた最新モデルなら、動画編集・配信・ゲームなど、クリエイティブな作業を快適にこなせます。しかも静かで、省スペース。リビングにもオフィスにもぴったりです。
今回紹介した「高性能ミニPCおすすめ10選」は、どれも信頼性と実用性を兼ね備えたモデルばかり。あなたの作業スタイルや予算に合わせて、最適な一台を見つけてみてください。
これからの時代、“小さくてもパワフル”が新常識。ミニPCで、あなたのデスク環境をもっと自由に進化させましょう。
