あれ? さっきまで普通に使えてたのに、突然「圏外」や「4G」の表示が消えた…。そんなとき、焦りますよね。
「ドコモのiPhoneで4Gが繋がらない」というトラブルは、多くの方が経験する悩みの種です。でも、安心してください。多くの場合、原因は自宅で簡単に解決できる設定や操作にあります。
この記事では、ドコモ回線を使ったiphoneでネットに接続できなくなったとき、順を追って確実に問題を切り分け、解決に導くための方法を15個まとめました。
iPhone(ドコモ)で4Gが繋がらない! まずはこの5つの基本確認を
問題が起きたら、最初に慌てずに以下のシンプルな操作を試してみましょう。実に多くのトラブルがこの第一歩で解消します。
1. 機内モードのオン/オフを切り替える
電波の再接続を強制的に行う、最も古典的かつ効果的な方法です。
- 画面右上(機種によっては右下)からスワイプしてコントロールセンターを開きます。
- 飛行機マークのアイコン(機内モード)をタップ。
- 一度オン(オレンジ色)にして、10〜15秒ほどそのまま待ちます。
- もう一度タップしてオフにし、電波のマーク(4Gや5G)が戻ってくるのを確認しましょう。
2. 「モバイルデータ通信」がオンか確認する
当たり前のようで、意外とオフになっていることがあります。
- 「設定」アプリを開き、「モバイル通信」をタップ。
- 一番上の「モバイルデータ通信」のスイッチが緑色(オン)になっているか確認してください。ここがオフだと、Wi-Fi環境外では一切ネットに繋がりません。
3. 「4G」が選択されているか再確認する
まれに、設定が「3G」に固定されてしまうことがあります。
- 「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」と進みます。
- 「音声通話とデータ」の項目を開き、「4G」が選択されているかチェックしましょう。古いネットワーク方式に固定されている可能性があります。
4. iPhoneを再起動(強制再起動)する
電子機器の不調を治す基本の「き」。一時的なソフトウェアのバグを解消する最も確実な方法です。
- iPhone 8以降の方:音量アップボタンを素早く押して放す → 音量ダウンボタンを素早く押して放す → 側面の電源ボタンを押し続け、Appleロゴが表示されるまで待ちます。
- 再起動後、電波状況が改善するか確認してみてください。
5. 電波の良い場所に移動してみる
建物の奥まった場所、地下、コンクリート造りの室内は電波が届きにくい場合があります。窓辺や一旦屋外に出て、表示が変わるか試してみるのも有効な一手です。
基本操作で改善しない? 次は「設定」を深掘りしよう
上記でダメだった場合、少し踏み込んだ設定のリセットや確認を行いましょう。重要なデータが消えるわけではないので、安心して進めてください。
6. ネットワーク設定をリセットする
これはかなり効果的な解決策です。端末に溜まったネットワーク接続のキャッシュや一時的なエラーを丸ごと初期化します。
- 手順は「設定」→「一般」→「移行またはiPhoneをリセット」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」です。
- これを行うと、保存済みのWi-Fiパスワードやペアリング済みのBluetooth情報は削除されますが、モバイル通信の根本的な不具合が解消されることが非常に多いです。
7. SIMカードを物理的に確認・再挿入する
小さなカードの接触不良が、大きな通信障害の原因になることがあります。
- iPhoneの電源を完全にオフにします。
- SIMトレイを取り出すためのピン(付属品)でトレイを引き出し、SIMカード自体に埃や汚れ、傷がないかを確認します。
- カードをきちんと向きを合わせて再度セットし、iPhoneの電源を入れ直します。
8. iOSと「キャリア設定」を最新にする
OSや通信設定が古いままでは、最新のネットワークにうまく接続できない場合があります。
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で、最新のiOSがインストールされているか確認しましょう。
- 同時に、「設定」→「一般」→「情報」を開き、画面上の方に「キャリア設定アップデート」の通知が出ていないかもチェック。表示があればすぐに更新を。これにより、ドコモのネットワーク情報が最新になります。
ドコモユーザーならではの重要な確認ポイント
ここからは、格安SIM(MVNO)ではなく「ドコモ回線」ならではの、特に重要な確認事項です。見落としがちな根本原因にアプローチします。
9. 通信制限や料金未払いがないかMy docomoで確認
ユーザー側の契約状況に問題があるケースです。
- My docomoアプリまたは公式サイトにログインし、以下の2点を確認します。
- 今月のデータ使用量:プランの上限に達していませんか? 超過すると通信速度が極端に遅くなったり(低速化)、場合によっては通信自体が止まったりします。
- 利用料金の未払い:料金の支払いが遅れていると、サービスが停止されることがあります。
10. 【最重要】「VoLTE」設定がオンになっているか確認する
これは、近い将来すべてのドコモユーザーに関わる、極めて重要な項目です。ドコモは2026年3月31日に従来の3G(FOMA)サービスを終了します。この影響はガラケーだけではありません。
- 「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」と進み、「VoLTE」の項目を探します。
- もしスイッチがあれば、必ずオン(緑色) に設定してください。これがオフのままだと、3Gサービス終了後に音声通話ができなくなるリスクがあります。
- VoLTEは「4G(LTE)回線を使って高音質通話を行う技術」で、現在のスマホ通信の基本です。この設定確認は必須です。
11. 「spモード」契約が有効か確認する
データ通信をするために必要な、ドコモ固有のプロバイダ契約です。
- 新しいプラン(ahamoやドコモの「〜ギガホ」プランなど)に加入している場合は、基本的に自動的にセットされています。
- しかし、古いプランを長年継続している場合、この「spモード」が未契約または停止状態になっている可能性がゼロではありません。My docomoの「契約内容」から確認できます。
12. 古い「構成プロファイル」を削除する
他社(auやソフトバンク)や格安SIMからドコモに乗り換えた方に多いケースです。
- 「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」を開きます。
- ここに、以前のキャリアやMVNOの「構成プロファイル」が残っていませんか? もしドコモ(spモード)以外のプロファイルがあれば、それを削除することで干渉がなくなる場合があります。
13. SIMカード自体が古すぎないか考える
SIMカードにも寿命と技術的な進化があります。10年以上前のものをそのまま使い続けていると、新しい通信方式に対応しきれていない可能性が。
- 心当たりがある方は、最寄りのドコモショップで「SIMカードの交換」が必要かどうか相談してみる価値があります。
それでも繋がらないときの最終確認と対処法
上記のすべてを試しても解決しない場合、考えられる原因と取るべき行動は以下の通りです。
14. ドコモのネットワーク障害を疑う
あなたの設定や端末が原因ではなく、ドコモ側に問題がある可能性です。自分ひとりではどうにもできませんが、確認はできます。
- ドコモ公式サイトのトップページにある「通信状況のお知らせ」をチェック。
- あるいは、ソーシャルメディアの公式アカウント(Xなど)で「障害」や「メンテナンス」に関する告知が出ていないか確認しましょう。大規模な障害であれば、ニュースサイトなどでも報じられます。
15. 機種そのものの非対応・故障を疑う
最後に、物理的な原因を考えます。
- 機種の非対応:非常に古いiphone(例:iPhone 4s以前)は、そもそも4G(LTE)通信に対応していません。また、iPhone 6以降であっても、OSのアップデートが止まっている機種はネットワーク変更に対応しきれないケースがあります。
- 端末の物理故障:思い当たる節(水没、強い衝撃)があるなら、内部の通信モジュールが故障しているかもしれません。この場合は、Appleの公式サポートや信頼できる修理店で診断してもらいましょう。
まとめ:iPhone(ドコモ回線)で4Gが繋がらない時の確実な解決ロードマップ
トラブルに直面した時は、焦らずに順序立てて対処することが最短の解決法です。今回ご紹介した15の方法を、効率的に試す流れでまとめます。
【即効性を求める最初の5分】
- 機内モードのオン/オフ切り替え。
- 「モバイルデータ通信」スイッチの確認。
- iPhoneの再起動。
- 電波の良い場所への移動。
【根本解決を目指す次のステップ】
- ネットワーク設定のリセット(特効薬的な効果あり)。
- iOSとキャリア設定の更新。
- 「VoLTE」設定の確認とオン化(2026年3月の大変化に備えた必須作業)。
- My docomoで「通信制限」と「spモード契約」を確認。
【最後の手段】
- ドコモ公式の通信障害情報を確認。
- 使用機種が4G(VoLTE)に対応しているかを改めて確認。
- ドコモのカスタマーサポート(電話やチャット) に問い合わせる。
「iPhone(ドコモ回線)で4Gが繋がらない」問題は、ほとんどの場合が設定や一時的な不具合によるものです。一つひとつ冷静に試していけば、必ず道は開けます。特に、近づくネットワークの大変化を見据え、今のうちに「VoLTE」設定だけは確認しておくことを強くおすすめします。これで、突然通話ができなくなる心配もなくなりますよ。
