「そろそろiPhone Xが動きが重い…このまま使い続けられる?」
「最新OSにアップデートできないって聞いたけど、実際はどうなの?」
「買い替え時なのか、それともあと数年使えるのか、判断基準が知りたい」
今も愛用しているあなたや、中古での購入を考えているあなたが抱える、まさにその疑問に答えます。
結論から言うと、iPhone Xは「物理的寿命」はまだありつつも、「ソフトウェアサポート」という重要な面では終わりが見えてきている段階です。この記事では、公式発表や実際のユーザーの声をもとに、iPhone Xをいつまで快適に使えるのか、その判断に必要な5つの重要な事実を詳しく解説します。最後には、今のiPhone Xユーザーにとっての現実的な選択肢もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
事実1:iOSの新機能アップデートは終了。これが意味すること
最も決定的な事実は、Appleが2023年9月にリリースしたiOS 17で、iPhone Xのサポートを終了したことです。
これは単に壁紙や機能が追加されないという話ではありません。セキュリティアップデートこそが、あなたのスマートフォンライフを守る最も重要な要素です。OSサポートが終了すると、今後発見される新たなシステムの脆弱性(セキュリティホール)に対して、Appleから修正プログラム(セキュリティパッチ)が提供されなくなる可能性が高まります。
つまり、インターネットを閲覧したり、アプリをインストールしたりする際に、マルウェアやハッキングのリスクに徐々に晒されていくことになります。オンラインバンキングやクレジットカード情報の入力、個人の写真やメッセージの保存を考えれば、これは無視できない問題です。
現状、Appleは過去のOSに対しても、重大な脆弱性に対してはしばらくの間セキュリティアップデートを提供する傾向があります。しかし、その頻度は減り、いつ完全に終了するかは公表されません。この「いつ切り札が切れるか分からない」状態が、使い続ける上での最大の不安要素なのです。
事実2:主要アプリのサポートはいつまで続く?迫り来る「アプリ地獄」
OSの次に問題となるのが、あなたが毎日使っているアプリです。
LINE、Gmail、YouTube、銀行アプリ、各種ゲーム…これらは常にアップデートされ、新機能が追加され、同時にセキュリティも強化されています。アプリの開発会社は、効率的に開発を進めるために、古いOSのサポートを切り捨てていくのです。
具体的なスケジュールは各社によって異なりますが、iOS 16(iPhone Xがサポートする最後のメジャーOS)のサポートが終了する頃、多くのアプリが「iOS 17以上必須」という条件に移行していくと予想されます。
実際、過去のパターンを見ると、OSサポート終了から1〜2年後には、人気アプリが順次、古いOSのサポートを打ち切るケースがほとんどです。ある日突然、「このアプリを利用するにはOSをアップデートしてください」というメッセージが表示され、使用できなくなる——そんな「アプリ地獄」に陥る日が、そう遠くない未来にやって来る可能性が高いのです。
事実3:電池と性能。物理的な「寿命」の現実
ソフトウェア面とは別に、ハードウェアの現実と向き合う必要があります。iPhone Xは2017年発売ですから、最も古い機種では製造から7年近くが経過しています。
- バッテリーの劣化:充電サイクルを重ねたバッテリーは、最大容量が大きく減少し、「電池の減りが異常に早い」「80%以上充電されていても突然シャットダウンする」といった問題が起きやすくなります。バッテリー交換は有効な対策ですが、それでも新品時の状態を完全に取り戻せるわけではありません。
- 性能面の限界:A11 Bionicチップは当時としては画期的でしたが、最新のアプリ、特にAI処理や高負荷なゲーム、高画質動画の編集などには、もはや力不足を感じる場面が増えています。「動作がもっさりする」「アプリの起動に時間がかかる」と感じたら、それはハードウェアの限界が近づいているサインです。
- 修理パーツの調達:Appleや正規修理店でさえ、古いモデルの修理用パーツ(特にディスプレイやカメラモジュールなど)の在庫は限られています。万一、画面を割ってしまった場合、修理そのものが難しくなったり、費用対効果が悪くなったりするリスクがあります。
事実4:中古購入者は特に注意!「買い時」を考える価値
「中古ならお得にiPhone Xを手に入れたい」と考えている方へ。上記の事実を踏まえた上で、リスクを理解することが大切です。
中古購入の最大のメリットは「コスト」。最新モデルの数分の一の価格で、OLEDディスプレイやフェイスIDなどの高級な機能を体験できます。まだ2年程度、日常的な利用(メール、SNS、Web閲覧、動画視聴)に耐えうる性能は残っています。
しかし、デメリットも明確です。
- 保証期間が極めて短い、またはない。
- バッテリーの状態はほぼ確実に劣化している。交換費用を追加で見積もる必要があります。
- 将来性がゼロに等しい。購入した時点でOSサポートは終了しており、使える期間には明確なリミットが設定されています。
したがって、中古購入は「あくまで短期間(1~2年)のつなぎ機として」「最新OS必須のアプリをあまり使わない」「リスクを承知の上でコストを最優先する」という方に限定した方が賢明な選択と言えるでしょう。
事実5:5Gとのギャップ。通信環境の変化
iPhone Xが発売された2017年は、まだ5Gが普及する前の時代でした。つまり、iPhone Xは5G通信に対応していません。
現在、主要キャリアは5Gネットワークの拡充に力を入れており、特に都心部では4G(LTE)よりも高速で快適な5Gエリアが広がっています。動画のストリーミングがよりスムーズに、大容量ファイルのダウンロードが劇的に速くなるなど、体感できる差は確実にあります。
iPhone Xを使い続けるということは、この最新の通信インフラの恩恵をあきらめることを意味します。今後、5Gを前提とした新サービスが登場した時にも、利用できない可能性が高まります。通信速度へのこだわりがある方にとっては、これは無視できないデメリットです。
まとめ:iPhone Xユーザーが今、取るべき3つの選択肢
ここまでの5つの事実を総合すると、iPhone Xは「まだ使える」けど「将来はない」端末であることがわかります。では、現在のユーザーはどう動けばいいのでしょうか?
選択肢1:あと1~2年、最大限の工夫をして使い続ける
- 条件:最新アプリへの依存度が低く、セキュリティリスクをある程度許容できる方。
- やるべきこと:
- バッテリー状態を確認し、最大容量が80%を切っていたら、バッテリー交換を検討する。
- ストレージの空き容量を確保し、動作を軽く保つ。
- 不審なリンクを不用意に開かないなど、自分自身でセキュリティ意識を最大限に高める。
選択肢2:中古市場で「つなぎ機」として購入する
- 条件:コストを極限まで抑えたい方。短期間の使用で済ませられる方。
- やるべきこと:
- 信頼できる中古販売店で、バッテリー状態と外観を必ず確認する。
- 予算にバッテリー交換費用も含めて考える。
- 「いつ使えなくなってもおかしくない」という前提で購入する。
選択肢3:買い替えで、安心と新機能を手に入れる
- 条件:セキュリティ、最新アプリ、5G通信、今後の長期使用を全て諦めたくない方。最も現実的でおすすめの選択肢。
- おすすめの方向性:
iPhone Xはいつまで使える?答えは「あなたの使い方次第」
結局のところ、iPhone Xがいつまで使えるかは、あなた自身の使い方と許容範囲で決まります。
「動きが遅くても、SNSと電話さえできればいい」というのであれば、バッテリーさえ持てばあと数年、物理的には動かせるかもしれません。しかし、「安全・快適・最新の環境を当たり前にしたい」と考えるなら、OSサポート終了は明確な「買い替えのサイン」と捉えるべきでしょう。
特に、スマホに多くの個人情報や財産的な価値(二段階認証など)を預けている現代において、セキュリティは軽視できない問題です。この記事でお伝えした5つの事実をしっかりと踏まえ、あなたにとってベストな判断をされることを願っています。まだまだ愛着のあるデザインのiPhone Xですが、そろそろ次の相棒にバトンを渡す時期が来ているのかもしれません。
