新しいiphoneを手に入れたのは嬉しいけれど、今まで使っていたAndroidスマホに溜まった何千枚もの写真や動画をどうやって移せばいいか、頭を悩ませていませんか?
「移行が面倒で新しいiphoneを使い始めるのが遅れてる」
「クラウドを使うと画質が落ちるんじゃないかと心配」
「そもそも、何から手を付けていいかわからない…」
そんなあなたのために、この記事ではAndroidからiPhoneへの写真移行を、最短ルートで確実に成功させる方法を全てまとめました。
データ移行は、方法さえ間違えなければ驚くほど簡単です。このガイドに沿って進めれば、大切な思い出を一切失うことなく、スムーズに新しいiphoneライフを始められます。さっそく、最適な方法から見ていきましょう。
まずはコレ!状況別・最適な写真移行方法の選び方
「どの方法が一番いいの?」という質問には、「あなたの状況によって最適解が変わる」とお答えします。以下の簡易チェックで、今すぐ始められる最適な方法が見つかります。
もし、新しいiphoneのセットアップをまだ始めていないなら
→ 「iOSへ移行」アプリが一択です。初期設定の流れに組み込まれているので、最も安全かつ包括的にデータを移せます。
もし、すでにiphoneのセットアップを終えているなら
→ クラウドサービス(Googleフォトなど)か、パソコン経由が現実的です。中でもGoogleフォトは、Androidユーザーには最も使い慣れた方法でしょう。
もし、写真データが非常に大量(数千枚以上)なら
→ ネットワーク環境に左右されず確実に移せるパソコン(USBケーブル)経由がおすすめです。時間はかかっても確実性は抜群。
もし、移したい写真が数十~百枚程度なら
→ 最新のデバイス間直接共有機能(Quick Shareなど) が驚くほど手軽です。ただし、お使いのAndroid端末が対応しているか要確認。
まずはご自身の状況に当てはまる方法を1つ選び、次の章から具体的な手順を確認してください。万が一うまくいかない場合の代替案も、後ほど全て紹介しますのでご安心を。
方法1:公式ツール「iOSへ移行」アプリを使う(新規セットアップ時)
これは、Appleが提供するAndroidユーザーをiphoneに歓迎するための、まさに「王道」の移行ルートです。新しいiphoneを箱から出して初期設定を始める段階で利用できます。
移行前に必ずやっておくべき3つの準備
この方法を成功させるカギは、ほぼ「準備」にあります。以下の3点を必ずチェックしてください。
- Android側の充電を確認:移行中にAndroidの電池が切れると転送が中断します。充電器に繋いでおくか、少なくとも80%以上の充電がある状態で始めましょう。
- Wi-Fi環境を確保:両方のデバイスを同じ安定したWi-Fiネットワークに接続します。通信量を気にせず済む自宅のWi-Fiがベストです。
- データの容量を確認:Androidに保存されている写真・動画の総容量が、新しいiphoneの空き容量を超えていないか確認します。設定アプリから簡単に調べられます。
ステップバイステップ移行手順
準備が整ったら、iphoneの電源を入れて、初期設定の画面に従って進めます。
- iphoneの「こんにちは」画面から言語などを設定し、「アプリとデータ」画面まで進みます。
- 画面の選択肢の中から、「Androidからデータを移行」をタップしてください。
- Android端末で、Google Playストアを開き、「iOSへ移行」と検索してAppleが提供するアプリをインストール・起動します。
- iphoneの画面に6桁(または10桁)の数字のコードが表示されるので、それをAndroid端末のアプリに入力します。
- その後、アプリの指示に従い、「一時的なWi-Fiネットワークへの接続を許可」などのプロンプトが出たら許可します。これで2台のデバイスが直接通信を始めます。
- Android端末で、転送したいコンテンツを選択します。「写真と動画」はもちろんチェックを入れ、連絡先やカレンダーなど必要に応じて選択しましょう。
- 「次へ」をタップすると転送が開始されます。データ量にもよりますが、数十分から数時間かかることも。その間、両方のデバイスを充電器に繋いだまま、触らずに放置することが成功のコツです。
転送が完了すると、iphone側で通知が来ます。あとは設定を続行すれば、Androidにあった写真が、iphoneの「写真」アプリにすべて揃っているはずです。
方法2:クラウドサービスでシンプルに移行(設定後でもOK)
「iphoneの設定はもう終わらせちゃった…」という方や、「ネットワークさえあれば自分のペースで進めたい」という方には、クラウドを使った方法が最も柔軟です。中でも、Androidユーザーに馴染み深いGoogleフォト(Google One)を使う方法が断然おすすめです。
Googleフォトを使った移行の実際の流れ
この方法の本質は、「Androidでクラウドに上げて、iphoneでクラウドから下ろす」という単純な2ステップです。
ステップ1:Androidで写真をクラウドにアップロードする
- Androidスマホで「Googleフォト」アプリを開きます。
- 右上のアカウントアイコン → 「フォトの設定」 → 「バックアップと同期」と進みます。
- 「バックアップと同期」がオンになっていることを確認します。もしオフならオンに切り替えましょう。これで、接続したWi-Fi下で写真のバックアップが自動開始されます。
- すぐにバックアップを開始したい場合は、画面上部の「今すぐバックアップ」をタップします。全ての写真がクラウドに上がるまで待ちましょう。
ステップ2:iphoneで写真をダウンロードする
- iphoneのApp Storeから「Googleフォト」をインストールします。
- アプリを開き、Androidで使っていたのまったく同じGoogleアカウントでログインします。
- ログインすると、Androidでバックアップしたすべての写真がタイムラインに表示されます。
- 写真をiphoneのカメラロールに保存したい場合は、写真を選択し、共有アイコン(上向き矢印のマーク)をタップ → 「写真を保存」を選択します。これで、iphoneの「写真」アプリにも画像が保存されます。
最も重要な注意点「画質設定」
クラウド移行で一番気をつけるべきは、知らない間に画質が劣化している可能性です。必ず以下の設定を確認してください。
Googleフォトの設定内にある「アップロードサイズ」をチェックします。
- 「元の画質」: ファイルサイズはそのままで保存されますが、Googleアカウントの無料ストレージ容量(15GB)を消費します。画質を絶対に落としたくない方はこちらを選びましょう。
- 「高画質」: 無制限で保存できますが、ファイルサイズが圧縮され画質が若干落ちます。大切な思い出の写真は、「元の画質」でバックアップすることをおすすめします。
方法3:パソコン経由で確実に移す(大容量におすすめ)
数百GBにも及ぶ大量の写真・動画を、最も確実に、しかも比較的高速に移したいなら、この「パソコンを中継基地にする方法」が最強です。インターネット環境に左右されず、ファイルを直接コピーするので安心感があります。
Windowsパソコンを使う場合の具体的な手順
- Androidからパソコンへコピー
- AndroidスマホをUSBケーブルでパソコンに接続します。
- [接続先]を「ファイル転送」(またはMTP)に設定します。
- パソコンのエクスプローラーを開くと、「このPC」内にAndroid端末が表示されるので、ダブルクリックで開きます。
- 内部ストレージ → 「DCIM」フォルダを探します。ここにカメラで撮影した写真・動画が保存されています。このフォルダごと、または中の写真を選択して、パソコンのデスクトップなど分かりやすい場所にコピーします。
- パソコンから[iPhone]へ転送
- iCloudフォトを経由する方法(おすすめ):
- iphoneとパソコンで同じApple IDを使っていることを確認します。
- パソコンに「iCloud for Windows」をインストールし、セットアップします。
- 「写真」の同期を有効にし、「iCloud 写真ライブラリ」にチェックを入れます。
- 先ほどパソコンにコピーした写真を、エクスプローラー内の「iCloud Photos」→「アップロード」フォルダにドラッグ&ドロップします。
- あとは自動で[iPhone]に写真が同期されます。パソコンと[iPhone]がWi-Fiに接続されていることを確認しましょう。
- 直接接続する方法:
- iCloudフォトを経由する方法(おすすめ):
Macを使う場合の手順(よりシンプル)
Macの場合は「写真」アプリが強力な相棒になります。
- Androidからパソコンへのコピー手順は、Windowsと同様です(Androidを「ファイル転送」モードで接続 → 「DCIM」フォルダからMacの任意の場所にコピー)。
- Macの「写真」アプリを開き、先ほどコピーした写真をアプリウィンドウにドラッグ&ドロップするだけでインポートできます。
- Macの「写真」アプリとiphoneの「写真」アプリで、iCloud写真を有効にしていれば、Macにインポートした写真は自動的に[iPhone]にも表示されます。
この方法は一手間かかるように見えますが、転送の進捗が目に見えるので安心感があり、失敗がほぼありません。特に、子供の成長記録や旅行の思い出など、大切なデータを移す時に私はこの方法を選びます。
移行がうまくいかない時のトラブルシューティング
どの方法を試しても、まれに思わぬエラーに遭遇することがあります。よくある問題とその解決策をまとめました。
- 「iOSへ移行」アプリでコードが認識されない
- 対策: Android端末で、Wi-Fiを一旦オフ/オンにし、モバイルデータ通信を完全にオフにしてみてください。また、iphone側でコードを再発行(「コードが表示されませんか?」をタップ)させることも有効です。
- 転送が途中で止まってしまう
- 対策: これが一番多い悩みです。まずは両方のデバイスを再起動して、最初からやり直してみましょう。また、Wi-Fiルーターの近くで行う、他の家族の動画視聴などを一時的に止めてもらうなど、ネットワーク環境を最適化することで改善されることが多いです。
- Googleフォトに写真が表示されない
- 対策: まず、Androidと[iPhone]でログインしているGoogleアカウントが完全に同一かを厳密に確認してください(Gメールアドレスが一字一句合っているか)。また、Android側のバックアップが本当に完了しているか、Googleフォトアプリの設定で「バックアップの完了」を確認しましょう。
- パソコンがAndroidまたは[iPhone]を認識しない
- 対策: まずはUSBケーブルを変えてみるのが一番の近道です。特に充電専用の安価なケーブルではデータ転送できないことがあります。純正または信頼できるブランドのケーブルを使いましょう。また、パソコンを再起動するだけでも認識されることがよくあります。
移行後にやっておくと便利な設定と整理術
無事に写真の移行が終わったら、最後の一押しで、iphoneでの写真ライフをさらに快適にする設定を2つ紹介します。
1. iCloud写真を有効にして、すべてのデバイスで同期
設定アプリ → 「(自分の名前)」 → 「iCloud」 → 「写真」と進み、「iCloud写真」をオンにしましょう。これで、今後[iPhone]で撮った写真は自動的にiCloudにバックアップされ、同じApple IDでログインしているiPadやMacでもすぐに見られるようになります。デバイスをまたいだシームレスな体験の始まりです。
2. 「写真」アプリの検索機能を使いこなす
[iPhone]の「写真」アプリは、場所や人物、物(「車」「山」「海」など)で写真を自動分類してくれる優秀なAIを持っています。アルバムタブを開けば、「人物とペット」「場所」「メディアタイプ」などで写真が整理されています。また、上部の検索ボックスに「2019年 沖縄」などと入力するだけで、その時期・場所の写真が瞬時に表示されます。この機能を知っているかどうかで、数千枚の中から目的の一枚を見つける速さが雲泥の差です。
さようならデータ移行の不安!AndroidからiPhoneへの写真移行をマスターしよう
いかがでしたか? Androidからiphoneへの写真移行は、正しい手順さえ踏めば、決して難しい作業ではありません。
この記事で紹介した方法を振り返ると、
- 初期設定時なら 「iOSへ移行」アプリ
- 設定後でも自分のペースで進めたいなら 「クラウドサービス(Googleフォト)」
- 大量のデータを確実に移したいなら 「パソコン経由」
この3つの選択肢が、あなたの大切な思い出を確実に新しいiphoneへ連れて行く、最も堅実なルートです。
「データ移行が不安で、新しいiphoneの開封が遅れている…」そんな状態は今日で終わりにしましょう。このガイドを参考に、まずはご自身の状況に合った方法を1つ選び、一歩を踏み出してみてください。ほんの数十分から数時間後には、Androidに保存されていたあの懐かしい写真が、新しいiphoneの美しいディスプレイに輝いているはずです。
さあ、新しいiphoneでの、より快適な毎日を始めましょう!
