最近、パソコン選びの基準が変わってきています。デスクの上に大きなタワー型を置くよりも、手のひらサイズの“ミニPC”が選ばれる時代。しかも、AMDのRyzenプロセッサを搭載したモデルが「小さいのに速い」「省電力で静か」と人気を集めています。この記事では、Ryzen搭載ミニPCの魅力や選び方、そしておすすめモデルを詳しく紹介します。
- ミニPCが人気を集める理由
- Ryzen搭載ミニPCが選ばれる理由
- Ryzen搭載ミニPCを選ぶポイント
- コスパ抜群！Ryzen搭載ミニPCおすすめ10選
- 1. GEEKOM A5（Ryzen 7 5800H）
- 2. MINISFORUM UM773 Lite（Ryzen 7 7735HS）
- 3. ACEMAGIC W1（Ryzen 5 7430U）
- 4. MINISFORUM UM690（Ryzen 9 6900HX）
- 5. Beelink SER6 Pro（Ryzen 7 7735HS）
- 6. GMKtec M5 Plus（Ryzen 7 5825U）
- 7. CHUWI LarkBox X（Ryzen 7 3750H）
- 8. HP Elite Mini 805 G8（Ryzen 5 5600GE）
- 9. Lenovo ThinkCentre M75q Tiny Gen5（Ryzen 5 PRO 8500GE）
- 10. MINISFORUM UM780 XTX（Ryzen 7 7840HS）
- Ryzen搭載ミニPCの実力と注意点
- Ryzen搭載ミニPCおすすめ10選のまとめ
ミニPCが人気を集める理由
「小さくて可愛いPC」と思うかもしれませんが、ミニPCは見た目以上に実用的。まず、省スペースでデスク周りがすっきりします。手のひらサイズで、モニターの裏に取り付けられるVESA対応モデルも多い。しかも、消費電力が少なく、静音性に優れているので、リビングや寝室に置いても快適です。
テレワークやオンライン授業、動画編集や軽めのゲームなど、日常的な用途をすべて1台でこなせる性能を持ちながら、価格はノートPCや大型デスクトップよりも控えめ。特にRyzen搭載モデルは、コストパフォーマンスの高さが際立っています。
Ryzen搭載ミニPCが選ばれる理由
1. マルチコア性能が高く処理が速い
Ryzenシリーズは、コア数とスレッド数が多く、同時処理に強いのが特徴。動画のエンコードや画像編集などの重たい作業もスムーズにこなします。例えばRyzen 7やRyzen 9を搭載したミニPCなら、ビジネス用のマルチタスクも余裕です。
2. グラフィックス性能も優秀
RyzenのAPU（統合GPU搭載モデル）は、Radeonグラフィックスを内蔵しており、外部GPUがなくても軽い3Dゲームや4K動画の再生が快適。YouTube視聴や軽い映像編集程度なら、驚くほどスムーズです。
3. 省電力で静か
ミニPCは冷却性能に限界があるため、低発熱なRyzenのモバイル向けチップは相性抜群。静音ファンやアルミ製の放熱構造を採用したモデルも多く、負荷をかけても“ほぼ無音”という声もあります。
4. コスパの良さ
Intel製CPUと比べて、Ryzen搭載ミニPCは同価格帯でより高性能なケースが多い。つまり「同じ価格ならRyzenモデルの方が得」という傾向があります。性能・省電力・価格のバランスが取れたモデルが多く、初めてのミニPCにも最適です。
Ryzen搭載ミニPCを選ぶポイント
CPU性能と世代をチェック
Ryzen 5000番台以上のモデルを選ぶと、Zen3以降の高効率アーキテクチャでパフォーマンスが安定します。最近ではRyzen 7 7735HSやRyzen 9 7940HSなど、Zen4世代のチップも登場し、AI支援機能やグラフィックス性能がさらに向上しています。
メモリとストレージ
ミニPCでは、メモリがデュアルチャネル構成（2枚差し）になっているかがポイント。シングル構成だと性能が落ちる場合があるため注意です。ストレージはNVMe SSD対応モデルなら、起動やアプリの読み込みが爆速になります。
冷却構造と静音性
小型筐体では熱のこもりやすさがネック。放熱設計の良いアルミ筐体や大型ヒートパイプを採用したモデルを選びましょう。レビューで「静音」と評価されているモデルは、ファン制御が上手く設計されている証拠です。
接続端子の充実度
USB-C、HDMI、DisplayPort、LAN、Wi-Fi 6/7対応など、外部機器との接続性も重要。マルチモニターで作業したい人は、映像出力が2系統以上あるモデルを選ぶのがおすすめです。
用途を明確にする
オフィス作業中心ならRyzen 5クラスで十分。動画編集や配信をするならRyzen 7以上、軽めのゲームも楽しみたいならRadeon 780M内蔵モデルなどが向いています。用途をはっきりさせることで、ムダな出費を防げます。
コスパ抜群！Ryzen搭載ミニPCおすすめ10選
ここからは、Ryzen搭載ミニPCの中でも評価が高く、性能と価格のバランスが取れたモデルを紹介します。
1. GEEKOM A5（Ryzen 7 5800H）
8コア16スレッドの高性能CPUを搭載。静音性が高く、長時間の作業でもクロックダウンしにくい設計。動画編集や配信にも十分対応できる万能機です。
2. MINISFORUM UM773 Lite（Ryzen 7 7735HS）
最新世代のZen3+アーキテクチャ採用。Radeon 680M搭載で、軽めの3Dゲームも快適。冷却性能も優秀で、デザインもスタイリッシュ。
3. ACEMAGIC W1（Ryzen 5 7430U）
省電力モデルながら6コア12スレッドで日常作業はサクサク。ファン音が非常に静かで、寝室やリビング設置にも向いています。
4. MINISFORUM UM690（Ryzen 9 6900HX）
高性能志向のクリエイター向けミニPC。Radeon 680M内蔵で、動画編集や写真現像も快適。Thunderbolt互換のUSB4ポートも魅力。
5. Beelink SER6 Pro（Ryzen 7 7735HS）
放熱性能が高く、筐体デザインも高級感あり。Wi-Fi 6Eや2.5GbE LANに対応し、ビジネス用途でも安定性抜群です。
6. GMKtec M5 Plus（Ryzen 7 5825U）
手のひらサイズながら8コア搭載でマルチタスクも余裕。低価格ながらSSD・メモリ拡張性が高いのが魅力です。
7. CHUWI LarkBox X（Ryzen 7 3750H）
入門者向けのコスパモデル。ネットサーフィンやOffice作業中心なら十分な性能。デザインが可愛く、インテリアにも馴染みます。
8. HP Elite Mini 805 G8（Ryzen 5 5600GE）
信頼のHP製。法人利用や在宅ワークにおすすめ。セキュリティ機能も充実しており、長期運用に向いています。
9. Lenovo ThinkCentre M75q Tiny Gen5（Ryzen 5 PRO 8500GE）
企業向けの安定性重視モデル。Ryzen PROシリーズで管理機能が強化されており、ビジネス用途に最適。
10. MINISFORUM UM780 XTX（Ryzen 7 7840HS）
AIエンジン搭載の最新世代モデル。グラフィックス性能が飛躍的に向上しており、軽いゲームや動画編集を余裕でこなします。
Ryzen搭載ミニPCの実力と注意点
Ryzen搭載ミニPCは、価格に対しての性能が非常に高く、コンパクトで使いやすいという点で魅力的です。ただし、小型ゆえの制約もあります。冷却が不十分だと性能が落ちる場合や、拡張性が限定されることも。購入時は「放熱設計」「メモリスロット数」「ポート構成」を必ずチェックしましょう。
また、グラフィック性能が高いといっても、ハイエンドGPUを積んだ大型デスクトップほどではありません。AAA級ゲームを最高設定で遊ぶのは難しいですが、日常作業・軽い動画編集・旧作ゲームなら十分対応できます。
Ryzen搭載ミニPCおすすめ10選のまとめ
Ryzen搭載ミニPCは、「小さいけれどパワフル」という新しいPCの形です。省スペースで静音、省エネ性能も高く、在宅ワーク・動画視聴・クリエイティブ作業まで幅広く活躍します。
今回紹介したモデルは、どれもコスパと性能のバランスが取れたものばかり。Ryzenの力を活かした小型PCを選べば、日常の作業効率が一気に上がるはずです。あなたの用途に合った1台を見つけて、快適なPCライフを始めてみてください。
Ryzen搭載ミニPCおすすめ10選！コスパ抜群の高性能小型PCを徹底解説【まとめ】
Ryzen搭載ミニPCは、これからの時代にぴったりの選択肢です。性能・静音・省エネのバランスが取れた“ちょうどいいPC”として、家庭でもビジネスでも大活躍間違いなし。
小さなボディに詰まったRyzenのパワーを、ぜひ体感してみてください。
