デスク周りをスッキリさせたい。でもノートPCではパワーが物足りない──そんな人に今、注目されているのが「Core i5搭載ミニPC」です。
手のひらサイズの筐体に高性能CPUを詰め込み、仕事にも動画編集にも使える万能マシンとして人気が高まっています。
ここでは、実際の性能や選び方のポイント、話題のモデルを分かりやすく紹介していきます。
なぜ今「ミニPC × Core i5」なのか
ミニPCとは、手のひら〜文庫本サイズの小型デスクトップPCのこと。
場所を取らず、モニター裏やデスクの端にすっきり設置できるため、リモートワークや自宅作業でも人気です。
最近は、ノートPC用の省電力CPUではなく、デスクトップ級のCore i5プロセッサを搭載したモデルも増えてきました。
Core i5は、Intelの中でミドルレンジに位置する定番CPU。
価格を抑えつつ、マルチタスクや動画編集などの負荷が高い作業にも十分対応できる点が魅力です。
「高すぎず、低すぎず」のバランスが取れたCPUとして、仕事用途にもクリエイティブ用途にも最適です。
仕事に使える！Core i5ミニPCの実力
テレワークでよくある悩みが、「ノートPCだと処理が重い」「ファンがうるさい」「画面が小さくて作業効率が悪い」といった点。
ミニPCは外部モニターを使えるため、大画面で快適に作業できます。しかも、本体はモニター裏に隠せるほどコンパクトです。
Core i5搭載ミニPCなら、こんな使い方が快適にこなせます。
- ブラウザで複数タブを開いてリサーチ
- Excel・Word・PowerPointなどの同時起動
- ZoomやTeamsでのオンライン会議
- 画像編集や資料の書き出し処理
一般的な業務用途なら、8コア前後のCore i5でストレスを感じることはほぼありません。
特に第12世代以降のCore i5（例：12450H、12600H）は、性能が大幅に向上しており、同時に電力効率も改善されています。
在宅ワークでは「静音性」も大事な要素です。
Beelink SEi12やMINISFORUM UN1245Wなどの最近のモデルは冷却設計も進化しており、通常作業中はファン音がほとんど気にならないレベルです。
小さくても、実用的なデスクトップ代替機として活躍できます。
Core i5ミニPCは動画編集にも使える？
意外に思うかもしれませんが、Core i5搭載ミニPCは動画編集にも対応できます。
もちろん、8K映像やエフェクト盛り盛りのプロジェクトには向きませんが、YouTube動画やVlog、SNS用の編集なら十分実用レベルです。
12世代のCore i5（12450H／12600Hなど）は、ハイブリッドアーキテクチャを採用し、重い処理をPコア、軽い処理をEコアが分担。
動画編集ソフトでのプレビューや書き出しもスムーズで、フルHDや4K動画のレンダリングも短時間で完了します。
さらに、Intelの内蔵グラフィックス「Iris Xe」や「UHD Graphics」は、動画エンコード支援（Quick Sync）機能を搭載。
これにより、CPUだけでなくGPU支援を受けて高速に書き出しを行うことができます。
軽量なDaVinci ResolveやFilmoraなどのソフトなら、Core i5ミニPCでも十分編集可能。
Premiere Proを使う場合でも、メモリ16GB以上＋NVMe SSD構成を選べば実用レベルです。
Core i5ミニPCを選ぶときのチェックポイント
1. CPU世代・型番を確認する
Core i5でも世代や型番で性能が大きく変わります。
おすすめは「第12世代以降」のHシリーズ（例：i5-12450H、i5-12600H）。
省電力モデル（Uシリーズ）は静かで低消費電力ですが、動画編集などの重い処理には不向きです。
2. メモリとストレージ
仕事にも編集にも使うなら、メモリは16GB以上が理想。
ストレージはNVMe SSD搭載モデルを選ぶと、起動やデータ転送が圧倒的に速くなります。
500GB〜1TBあれば、動画データも余裕を持って扱えます。
3. 拡張性・ポート類
USB-A／USB-Cポートの数、HDMIやDisplayPort、LAN端子などの配置も重要。
特にデュアルモニター運用を考えるなら、映像出力が2系統以上あるモデルを選びましょう。
4. 冷却性能と静音性
高性能なCore i5を詰め込むと熱がこもりやすいため、冷却ファンやヒートシンクの構造がポイント。
レビューで「静音」「長時間でも性能が落ちにくい」と評価されている製品がおすすめです。
5. 信頼性とサポート
無名ブランドの格安モデルもありますが、安定して使いたいならサポート体制が整ったメーカーを選びましょう。
Beelink SEi12、MINISFORUM UN1245W、Lenovo ThinkCentre neo50q Tiny Gen4、ASUS Mini PC PN64あたりは安定した品質で評価が高いです。
注目のCore i5ミニPCモデル紹介
ここでは、実際に評価が高い人気モデルをピックアップします。
Beelink SEi12
12世代Core i5-12450H搭載。価格は約3万円台〜とコスパ抜群。
8コアCPUにNVMe SSDを採用し、仕事から動画編集まで快適にこなせます。
静音設計も優秀で、在宅ワークにもぴったり。
MINISFORUM UN1245W
Core i5-12450H＋DDR5メモリ対応。高性能ながらサイズはわずか12cm角。
VESAマウント対応で、モニター裏に設置可能。
ベンチマークでもデスクトップCore i5に匹敵するスコアを記録しています。
Lenovo ThinkCentre neo50q Tiny Gen4
法人向けにも採用される安定モデル。
第12世代Core i5と充実したポート類を備え、信頼性・サポート面で安心。
価格は7万円台〜で、長く使いたい人におすすめ。
ASUS Mini PC PN64
ASUSの高品質ミニPC。Core i5＋DDR5対応で、パフォーマンスと静音性のバランスが優秀。
拡張スロットやUSB-C充電など機能も豊富。10万円前後の上位モデル。
AG1 ミニPC (Core i5-12600H)
12コアCPU搭載のハイパワーモデル。
動画編集やマルチタスクをガンガンこなしたい人向け。
5万円台で手に入るコスパの良さも魅力。
Core i5ミニPCのメリットと注意点
メリット
- 設置スペースを取らない
- ノートPCより冷却性能が高い
- コスパに優れ、性能と静音性の両立が可能
- モニターや周辺機器を自由に組み合わせられる
注意点
- 冷却性能が低いモデルは熱で性能が落ちる
- 外部GPUを追加できない
- メモリやストレージの増設ができない場合もある
- 無名ブランドは保証や修理対応に注意
このあたりを理解したうえで選べば、「買って後悔しない」ミニPCを見つけられます。
Core i5ミニPCはどんな人におすすめ？
- 在宅ワーク中心で、デスクを広く使いたい人
- ノートPCより快適に作業したいが、大型デスクトップは置きたくない人
- YouTube動画やSNS用の編集を手軽に行いたい人
- 静音・省電力で長時間使いたい人
これらに当てはまるなら、Core i5搭載ミニPCはベストな選択肢です。
最近はWindows 11プリインストールモデルも多く、セットアップも簡単。
HDMIケーブル1本でモニターにつなげば、すぐに使い始められます。
まとめ：Core i5搭載ミニPCの性能を検証して分かったこと
Core i5搭載ミニPCは、「省スペース × 十分な処理性能」を両立した新しいワークスタイル向けPCです。
第12世代以降のCore i5なら、オフィス作業も軽い動画編集も問題なし。
小さくてもパワフル、そして静か。そんな頼れる相棒が、手のひらサイズで手に入ります。
これからミニPCを選ぶなら、CPU世代・メモリ容量・ストレージ速度をしっかりチェックして、自分の用途に合ったモデルを選びましょう。
在宅ワークも動画編集も、Core i5搭載ミニPCなら快適にこなせます。
