会議室のデジタルトランスフォーメーション、進んでいますか?
ハイブリッドワークが当たり前となった今、従来の「ノートパソコンをプロジェクターにつなぐ」だけの会議では、リモート参加者の声が聞き取りづらく、一体感が損なわれてしまう…そんな課題を感じている企業のIT担当者や経営者の方も多いのではないでしょうか。
そんな課題を解決し、場所を選ばない生産的な協働を実現する強力な味方が、Lenovoの「ThinkSmart」シリーズです。しかし、一言で「Lenovo smart meeting」と言っても、その製品ラインナップは多岐にわたります。一体どれを選べば、自社の会議室に最適なのでしょうか?
この記事では、中小企業のIT担当者や部門責任者の方々が抱える「製品選びの迷い」を解消するために、ThinkSmartシリーズの全体像から具体的な選定ポイントまで、失敗しない導入のための判断材料を余すところなくお届けします。自社の会議室マップと運用要件に照らし合わせて、最適な1台を見極める方法をご紹介しましょう。
まずは全体像を把握!3つのカテゴリーで分けるThinkSmartシリーズ
ThinkSmartは、単なる会議用デバイスではなく、ハイブリッドワークとコラボレーションに特化した「スマート会議」のための専用シリーズです。そのラインナップは、会議室の規模と設置の自由度によって、主に次の3つのタイプに分類できます。
1. オールインワン型 (例:ThinkSmart Hub)
これは、タッチスクリーン、コンピューター、カメラ、マイク、スピーカーがすべて一つにまとまったタイプです。箱から出して電源を入れ、ネットワークにつなぐだけで、すぐに高品質な会議環境が整います。小〜中規模の会議室で、新規にデバイスを設置したい場合や、ITリソースが限られている場合に最適な「即戦力」ソリューションです。付属のコントローラーでの操作も直感的で、誰でも簡単に会議を開始できます。
2. 分離・拡張型 (例:ThinkSmart Core + Controller)
こちらのタイプは、コンピューティングユニット(Core)と操作用のタッチコントローラーが分かれており、さらに既存の大型ディスプレイやカメラ、音響設備と組み合わせて使用することを想定しています。Coreユニットはディスプレイの背面やテーブルの下など、目立たない場所に設置できるので、会議室の景観をスッキリと保ちたい方に好まれます。中〜大規模会議室のアップグレードや、既に高画質ディスプレイをお持ちの場合に、柔軟性の高い選択肢となります。最新の「ThinkSmart Core Gen 2」は、AI機能を強化するNPUを搭載している点が大きな特徴です。
3. サウンドバー型 (例:ThinkSmart Bar)
主に中〜大会議室向けで、大型テレビやディスプレイの下部に設置する、高品質なオーディオに特化したサウンドバーデバイスです。優れたマイクアレイとスピーカーを備えており、部屋の広い範囲の声をくっきりと拾い、クリアな音声で届けます。単体で使うというよりも、前述のThinkSmart Coreなどのコンピューティングユニットと組み合わせて、総合的な会議システムを構成するパーツとして活躍します。
核心の質問に答えます:「結局、Teams、Zoom、Google Meet、どれで使えるの?」
これが最も気になるポイントですよね。結論から言うと、ThinkSmartシリーズは主要なコラボレーションツールに幅広く対応していますが、その方法には「ネイティブ対応」と「BYOM」という2つの重要な概念があります。
正式認定を受けた「ネイティブ対応」
ThinkSmartの多くのデバイスは、Microsoft Teams Rooms、Zoom Rooms、Google Meetのハードウェアとして正式に認定されています。これは単にアプリが動く以上のことで、専用の最適化されたインターフェース、ワンボタンでの会議開始、デバイス自体の一括管理など、「会議室の専用機」としてのシームレスな体験を保証します。特定のプラットフォームを標準として運用している組織には、これが最もストレスのない選択肢となります。
柔軟性を最大化する「BYOM (Bring Your Own Meeting)」モード
そして、ThinkSmartの真骨頂とも言えるのがこの機能です。特にThinkSmart Core Gen 2などのデバイスは、USB Type-Cケーブル1本で、社員個人のノートパソコンやタブレットと接続することができます。この時、会議室に設置された高品質なカメラやマイク、スピーカー、大型ディスプレイが、あたかもパソコンの周辺機器のように認識され、その性能をフルに活用できるのです。
これにより、認定された3大ツール以外にも、WebexやSlack、その他様々な地域で使われる会議アプリ(Tencent MeetingやDingTalkなど)でも、会議室の設備を最大限に活かした高品質な会議が可能になります。ツールが多様化・分散化する現代のワークスタイルにおいて、この柔軟性は計り知れない価値があります。
競合製品との比較で見える、ThinkSmartの本当の強みとは?
会議室向けデバイス市場には、Crestron、Poly(HP Poly)、Logitech、Yealinkなど、多くの有力プレーヤーが存在します。その中でThinkSmartシリーズを選ぶ決め手はどこにあるのでしょうか?
1. 設置と管理の「ITフレンドリーさ」
一部の高機能な専用システムは、AVインテグレーターによる専門的な設置や、別途クラウド管理ソリューションが必要になる場合があります。一方、ThinkSmart、特にCoreとコントローラーの組み合わせは、IT部門が直接セットアップし、管理することを想定して設計されています。社内のITリソースで運用を回したい組織にとって、これは大きなメリットです。
2. デバイス単体のAIとクラウドAIの「二段構え」
各社ともAI(人工知能)機能を謳っていますが、その実装は異なります。ThinkSmartシリーズ、特にNPU搭載モデルは、デバイス自体でノイズキャンセリングや発話者トラッキングを行う「オンデバイスAI」を備えています。これに加えて、Microsoft 365 CopilotやZoom AI Companionといったクラウド上のAIサービスとの連携も視野に入れています。この二段構えは、デバイスの性能向上と、日進月歩のクラウドサービスの進化の両方を、将来にわたって享受できる可能性を秘めています。
3. エンタープライズとしての総合力
Lenovoは長年にわたり企業向けのPCやサーバーを提供してきたグローバルベンダーです。その強みは、単なるハードウェアの性能だけでなく、グローバルなサポートネットワーク、セキュリティアップデートの提供、長期的なデバイス管理のプラットフォームなど、企業が長く安心して使い続けるための「総合的な基盤」にあります。導入後の長い目で見た安心感は、総保有コスト(TCO)を考える上で重要な要素です。
迷いを解消!導入前に必ず確認すべき5つのチェックリスト
いざ導入を決める前に、以下のポイントをチームで話し合ってみてください。後悔しない選択につながります。
チェック1:会議室の物理的環境は?
- 部屋の広さ(畳数や平方メートル)と、通常の参加者数は?
- 主な会議のスタイルは?(全員で活発に議論するブレインストーミング、一方的なプレゼン、顧客対応など)
- 既に設置されている大型テレビやプロジェクター、スピーカーはある?その機種と接続端子は?
チェック2:必須のコラボレーションツールは?
- 社内で「標準」として定めているツールは、Microsoft Teams、Zoom、Google Meetのうちどれか?
- 標準ツール以外のアプリ(Webexなど)を同じ会議室で使う頻度は?→ これが高ければ、「BYOMモード」対応は必須条件になります。
チェック3:誰が、どう管理する?
- デバイスの初期設定や日々の運用・トラブルシュートは、社内IT部門が担当するか、外部の業者に委託するか?
- 複数の会議室に導入した場合、各デバイスを個別に管理するか、クラウドツールで一括管理したいか?
チェック4:将来の拡張性は?
- 会議室の予約システム(Outlookや専用のデジタルサイネージ)と連携させたいか?
- AIによる議事録自動作成やリアルタイム翻訳といった高度な機能への将来的なニーズは?
チェック5:ネットワーク環境は万全?
- 高品質なビデオ会議は安定したネットワーク(特に安定したアップロード速度)が命です。既存のWi-Fiや有線LANは、複数室での同時利用に耐えられるか?
導入後に得られるもの:スマート会議がもたらす本当の価値
専用デバイスへの投資は、単なる「機材の買い替え」ではありません。それは「会議という業務プロセスの質的向上」への投資です。
従来の「持ち込み会議」では、毎回パソコンとプロジェクターの接続に手間取り、内蔵マイクでは遠くの席の声が拾えず、リモート参加者は「蚊帳の外」になりがちでした。ThinkSmartのような統合型システムを導入することで、誰もが、いつでも、同じ方法でワンボタンで会議を開始できる「標準化」 と、全参加者(対面・リモート問わず)が等しく発言し、内容に集中できる「高品質な体験」 が実現します。
結果として、無駄な時間が削減され、アイデアがより活発に交わされ、意思決定の質とスピードが向上します。それは、デバイス代というコストを遥かに上回る、組織全体の生産性向上というリターンをもたらしてくれるのです。
Lenovo smart meetingで、あなたの会議室の未来をアップグレードしよう
いかがでしたか? LenovoのThinkSmartシリーズは、ハイブリッドワーク時代の会議室という「共創の場」を、強力にサポートするソリューションです。
選ぶ際の道しるべは、自社の「会議室マップ」(規模と用途)を整理し、「必須ツールへのネイティブ対応」と「多様性を担保するBYOMの柔軟性」という2つの軸で考えること。そして、競合他社との比較では、IT部門による管理のしやすさと、AI機能を含めた長期的な進化の可能性にも目を向けてみてください。
まずは、一番使用頻度の高い会議室から、小さく始めてみるのも一つの手です。一度その快適さと効率性を体感すれば、その価値は明確になるはずです。Lenovo smart meeting は、単なるハードウェアではなく、あなたの組織の協働文化を次のステージへと導く、頼もしいパートナーとなるでしょう。
