ワイヤレスイヤホンは今や生活必需品。通勤や通学、リモートワークに音楽鑑賞、どんな場面でも手放せない人も多いですよね。
けれど、海外ブランドが多い中で「日本製」にこだわる人も増えています。品質の高さ、音作りの丁寧さ、そして安心できるサポート体制——国産モデルにはその理由があります。
ここでは、日本製ワイヤレスイヤホンの魅力を解説しながら、人気のおすすめモデルを10選紹介します。音質・機能・価格のバランスを見ながら、自分に合う1台を見つけていきましょう。
なぜ今「日本製ワイヤレスイヤホン」に注目が集まるのか
ワイヤレスイヤホンといえば、AppleやSamsungといった海外ブランドが市場を席巻してきました。
でも最近では、日本ブランドが再び存在感を増しています。その背景には「音づくりへのこだわり」と「信頼の品質管理」があります。
たとえば、オーディオテクニカやソニー、テクニクス、ファイナルといった国内メーカーは、もともとプロ用機材の開発で培った音響技術を持っています。
音の再現性、チューニングの繊細さ、そして長時間使用を前提にした装着感への配慮。どれも日本らしい“細やかさ”が詰まっているのです。
また、国内サポートの手厚さも大きな魅力。修理対応や保証内容が明確で、アフターケアを重視するユーザーから高く評価されています。
日本製ワイヤレスイヤホンの選び方
国産イヤホンといっても、特徴や方向性はブランドごとに異なります。購入前に注目したいポイントを整理しておきましょう。
1. 音質とコーデック対応
ワイヤレスでも高音質を楽しむには、コーデック（音声圧縮方式）が重要です。
SBC、AACに加え、LDACやaptXに対応していれば、より高解像度の音を楽しめます。特にソニー製のLDACは、ハイレゾ相当の音質を実現できると人気です。
2. ノイズキャンセリング機能
通勤中やカフェなど、周囲の雑音をカットして集中したい人には必須。
ハイエンドモデルでは外音取り込み機能（アンビエントモード）も備えており、必要に応じて切り替えができます。
3. 装着感とデザイン
耳へのフィット感は音質にも直結します。
日本人の耳型を考慮して設計された国産モデルは、装着時の安定感や遮音性に優れています。特にfinalやagは「軽くて落ちにくい」と評判です。
4. バッテリーと使い勝手
長時間再生や急速充電、ワイヤレス充電に対応していると便利。
さらにBluetoothのバージョン（5.2や5.3など）が新しいほど、通信の安定性も高くなります。
5. 防水性能と耐久性
汗や雨に強いIPX4〜IPX7対応モデルも登場。
スポーツや外出時に使うなら、防滴性能をチェックしておきましょう。
日本製ワイヤレスイヤホンおすすめ10選
ここからは、音質・機能・使いやすさのバランスに優れた日本製ワイヤレスイヤホンを紹介します。初心者からオーディオファンまで満足できるラインナップです。
1. ソニー WF-1000XM5
ノイズキャンセリング性能の高さで世界的に評価されるソニーのフラッグシップ。
最新チップ「V2 Processor」と「高音質ドライバー」を搭載し、音の深みと立体感が格別。LDACにも対応し、ハイレゾ音源をワイヤレスで再生可能。
通話性能も進化しており、ビジネスシーンにもぴったり。
2. テクニクス EAH-AZ80
パナソニックの高級ブランドTechnicsが手掛けるモデル。
ハウジング設計とチューニングの精度が高く、まるでスピーカーを耳に入れたような自然な音場感。
マルチポイント接続も可能で、スマホとPCを同時に使う人におすすめ。
3. オーディオテクニカ ATH-SQ1TW
スクエアデザインが印象的なエントリーモデル。
6.5時間連続再生、最大19.5時間使用でき、日常使いにちょうどいい。
柔らかい中低域とボーカルの明瞭さが特徴で、通勤・通学にもぴったりの“バランス型”イヤホン。
4. ファイナル ZE3000
“音質マニア”が惚れ込むfinalの代表作。
独自設計のドライバーと筐体構造により、自然で澄んだ音を実現。音の粒立ちや空間の広がりが際立ちます。
派手さではなく「正確で美しい音」を求める人に最適です。
5. ag COTSUBU MK2
finalが監修するサブブランド「ag」の人気モデル。
片耳3.5gという超軽量設計で、耳が小さい人でも快適にフィット。
防水IPX4、Bluetooth 5.2、シンプルな操作性を備え、価格も手頃。初めてのワイヤレスイヤホンにもおすすめ。
6. ビクター HA-A30T
JVCケンウッド（Victorブランド）によるコスパモデル。
コンパクトで軽く、低音の迫力と明瞭なボーカルが特徴。
ノイズキャンセリング付きながら価格は控えめで、学生層にも人気があります。
7. デノン AH-C830NCW
老舗オーディオブランドDenonの完全ワイヤレスモデル。
クラシックやジャズを得意とするデノンらしい、厚みと艶のある音が魅力。
ノイズキャンセリングと外音取り込みのバランスも優秀で、大人のリスニングスタイルにぴったり。
8. ソニー LinkBuds S
WF-1000XM5より軽量で、日常生活に溶け込むモデル。
“常時装着しても疲れにくい”をコンセプトに、自然な外音取り込み機能を搭載。
テレワークや街歩きでも環境音を保ちつつ音楽を楽しめます。
9. テクニクス EAH-AZ60M2
AZ80に次ぐ中位モデルながら、音質・機能の完成度は高い。
LDAC対応、ノイキャン搭載、マルチポイント接続と、必要十分なスペックを備えています。
価格と性能のバランスが取れており、ハイエンドへのステップアップにも最適。
10. ファイナル UX3000
Bluetoothヘッドホンとしても人気のUXシリーズ。
ノイズキャンセリング＋aptX LL対応で遅延が少なく、動画視聴にも強い。
柔らかな低音と自然な中域で、リラックスして音楽に浸れるモデルです。
日本ブランドならではの魅力
国産イヤホンは「派手な機能よりも、使う人の気持ちに寄り添う設計」が特徴です。
長時間装着しても疲れにくい形状や、細部まで丁寧に作られた音の質感など、日本らしい繊細なものづくりが光ります。
また、修理やパーツ交換、ファームウェアのアップデートなど、アフターケア体制が整っているのもポイント。海外製では難しい細やかなサポートを受けられるのは大きな安心感です。
価格帯とコスパを見極める
国産モデルは、安価な5,000円前後からハイエンドの40,000円台まで幅広いラインナップがあります。
「どんな使い方をしたいか」で選ぶのがコツです。
・日常使い・通勤通学中心 → ag COTSUBU MK2、オーディオテクニカ ATH-SQ1TW
・音質重視・長時間リスニング → ファイナル ZE3000、テクニクス EAH-AZ80
・ノイキャン＋高機能 → ソニー WF-1000XM5、デノン AH-C830NCW
自分のライフスタイルに合わせて、価格よりも“満足度”を重視して選ぶと失敗しません。
まとめ：日本製ワイヤレスイヤホンおすすめ10選で見つける理想の音
日本製ワイヤレスイヤホンは、単なるガジェットではなく「音と暮らすための道具」として進化しています。
音の深み、装着の快適さ、そして安心のサポート。どれをとっても、国産モデルならではの誠実さを感じられるでしょう。
この記事で紹介した10選は、どれも信頼性が高く、長く愛用できるモデルばかり。
ぜひ、自分の耳と生活に寄り添う“最高の日本製ワイヤレスイヤホン”を見つけてください。
