「ワイヤレスイヤホン、壊れちゃったけど、これってどうやって捨てればいいの？」
そんな疑問を持ったことはありませんか？特に横浜市では、ごみの分別ルールが細かく定められていて、なんとなく捨てると「これで合ってるのかな？」と不安になる人も多いはずです。
この記事では、横浜市に住む方がワイヤレスイヤホンを安全かつ正しく処分できるように、最新の情報をもとにわかりやすく解説していきます。
ワイヤレスイヤホンは「燃やすごみ」じゃない理由
見た目が小さいからといって、普通のごみと一緒に出してはいけないのがワイヤレスイヤホン。
最大の理由は「リチウムイオン電池」が内蔵されているからです。この電池は、衝撃や圧力、熱によって発火・破裂する危険があります。実際、全国の清掃施設では「バッテリー混入による火災事故」が増えており、横浜市も注意を呼びかけています。
燃やすごみやプラスチックごみに混ぜて出すと、収集車内で発煙することも。
つまり、ワイヤレスイヤホンは「電池を含む小型家電」として、専用のルートで処分する必要があるのです。
横浜市の小型家電リサイクル制度を活用しよう
横浜市では「小型家電リサイクル法」に基づき、市内各地で「小型家電回収ボックス」を設置しています。
これは、使わなくなった電気製品やバッテリー付きの小型家電を資源として再利用する仕組みです。
回収ボックスの設置場所
市役所庁舎や各区の総合庁舎、資源循環局の事務所、焼却工場、地域センター、大型スーパーなどにボックスがあります。
投入口は「縦30cm × 横15cm」。イヤホンや充電ケースなら、ほとんどのタイプが問題なく入ります。
袋には入れず、そのまま投入するのがルール。袋ごと捨てるとリサイクル工程に支障が出るので注意です。
出す前に必ずチェック！ワイヤレスイヤホンの処分準備
小型家電回収ボックスに入れる前に、いくつか確認すべきポイントがあります。
ここをおさえておくと、より安全でスムーズに処分できます。
1. バッテリーの状態を確認
ワイヤレスイヤホンには充電式のリチウムイオン電池が内蔵されています。
取り外せるタイプなら、電池を外して「小型充電式電池回収ボックス」に分けて出しましょう。家電量販店やスーパーにも設置されています。
取り外せないタイプは、そのままでもOK。ただし、できるだけ放電しておくと安心です。
2. 個人情報を消去
スマートフォンとBluetooth接続していた履歴が残っている場合もあります。
ペアリングを解除し、デバイスの登録を削除してから出すようにしましょう。
3. 付属品をまとめて処分
充電ケース、ケーブル、イヤーピースなども一緒に回収ボックスに入れられます。
ただし、ケーブル単体など金属が多いものは「小さな金属類」扱いになる場合もあるため、投入口サイズや施設の案内を確認してください。
回収ボックスが近くにない場合の選択肢
「最寄りの区役所まで行くのは面倒…」「近くに回収ボックスがない」という人も大丈夫。
横浜市では宅配回収や家電量販店での引き取りも利用できます。
宅配回収（リネットジャパンなど）
横浜市と連携しているリネットジャパンリサイクル株式会社では、自宅から宅配で小型家電を回収してくれます。
ネットで申し込み、段ボールにまとめて送るだけ。忙しい人や、大量に処分したい人には便利な方法です。
家電量販店での回収
ビックカメラ、ヨドバシカメラ、エディオンなどの店舗では、小型家電の回収ボックスを設置している場合があります。
店舗によって対象や条件が異なるため、事前確認をおすすめします。
ワイヤレスイヤホンを捨てる前に「リユース」という選択も
壊れていないイヤホンなら、「まだ使えるか」を確認してみましょう。
イヤーピースの汚れや接触不良が原因で音が出ないだけのこともあります。
- 充電できない → ケーブルやケース側の不具合かも
- 片側だけ音が出ない → 接点を掃除すると改善することも
- 接続が切れる → スマホ側の設定をリセットしてみる
これらを試しても改善しない場合は処分を検討。それでも使える状態なら、フリマアプリやリサイクルショップで譲る・売るのも立派なエコ活動です。
横浜市が推進する「3R」への取り組み
横浜市は「リデュース（減らす）」「リユース（再使用）」「リサイクル（再資源化）」の3Rを推進しています。
ワイヤレスイヤホンも、その一部として扱われています。
・買い替える前に本当に必要か考える（リデュース）
・使えるものは誰かに譲る（リユース）
・使えなくなったら資源として再利用する（リサイクル）
このサイクルを意識することで、ごみの削減と資源の有効活用につながります。
一人ひとりの行動が、街の環境を守る力になるのです。
小型充電式電池の新ルールにも注目
2025年12月から、横浜市ではリチウムイオン電池などの「電池類」を分別収集する新ルールが始まります。
ワイヤレスイヤホンに使われているような充電式電池も対象です。
燃やすごみの日に一緒に出せるようになりますが、端子部は必ずテープで絶縁するなどの注意が必要。
これは、電池がショートして発火するのを防ぐためです。
こうした取り組みが進む背景には、近年増加している「バッテリー火災」の防止があります。
正しい分別と安全な処理が、地域の安全にも直結するというわけです。
横浜市でワイヤレスイヤホンの捨て方まとめ
最後に、この記事の要点を整理します。
- ワイヤレスイヤホンは「燃やすごみ」ではなく「小型家電回収ボックス」へ。
- バッテリーが外せる場合は、別途「小型充電式電池」として回収。
- 投入口サイズ（30×15cm）に入るものが対象。袋に入れずそのまま投入。
- 近くに回収ボックスがない場合は、宅配回収や家電量販店の回収を利用。
- まだ使えるなら、譲る・売るなどリユースも検討を。
- バッテリー混入による火災防止のため、絶対に通常ごみに混ぜない。
壊れたイヤホンを正しく処分することは、環境を守るだけでなく、自分や地域の安全にもつながります。
ちょっとした手間で、横浜市のリサイクルがもっとスムーズに、そして持続可能になります。
横浜市でのワイヤレスイヤホンの捨て方ガイドを実践してみよう
使わなくなったワイヤレスイヤホンを前に、「どうしようかな」と迷ったら、今日から行動してみましょう。
近くの回収ボックスを調べて出してみる。あるいは宅配回収を申し込む。それだけで立派なエコ活動です。
横浜市が整えているリサイクルの仕組みは、私たちが一歩動くだけで活きてきます。
小さなイヤホンひとつから、未来の街づくりに参加してみませんか？
