最近、耳を“挟むだけ”で装着できる「ワイヤレスイヤホン カフ型（イヤーカフ型）」がじわじわ注目を集めています。耳穴に差し込む従来型と違い、耳を塞がず軽やかに装着できる新しいタイプ。音楽を楽しみながら外の音も聞こえる“ながら聴き”スタイルにぴったりです。この記事では、そんなカフ型イヤホンの魅力や選び方、話題のおすすめモデルを紹介します。
カフ型ワイヤレスイヤホンとは？耳を塞がない新スタイル
「カフ型イヤホン」は、耳たぶや耳の縁を“挟んで”装着するタイプのワイヤレスイヤホンです。一般的なカナル型のように耳の穴に差し込まないため、密閉感が少なく、耳が疲れにくいのが大きな特徴。
また、耳を完全に塞がないので、外の音を自然に取り込めます。周囲の環境音を聞きながら音楽や通話を楽しめる“オープンイヤー型”の一種として、通勤・通学やジョギング中の利用にも向いています。
装着はシンプル。イヤーカフのように耳にクリップするだけなので、マスクやメガネ、帽子などを同時に使っても干渉しにくいのも嬉しいポイントです。
どうして今カフ型が人気なのか？
このタイプが注目されている理由は、大きく3つあります。
1. 装着の快適さ
耳穴を塞がない構造のため、長時間使っても痛くなりにくく、蒸れにくい。カナル型の「圧迫感」が苦手な人には理想的なスタイルです。
2. 安全で周囲の音が聞こえる
外の音を完全に遮断しないので、車の走行音やアナウンスにも気づけます。ウォーキングやサイクリング中も安心。
3. デザインと軽さ
アクセサリーのように見える洗練されたデザインや、5g前後の軽量モデルが多く、耳元をスマートに見せてくれます。
特に「ながら聴き」を求める層には人気が高く、オフィスワークや家事、移動時間など“常に耳につけておきたい”用途にぴったりです。
カフ型ワイヤレスイヤホンのメリットとデメリット
メリット
- 耳を挟むだけの手軽さ：装着が一瞬で完了。耳穴の形に左右されないため、フィットしやすい。
- 蒸れにくく痛くなりにくい：長時間の利用や夏場でも快適。
- 外音が自然に聞こえる：安全性が高く、周囲とのコミュニケーションも取りやすい。
- ファッション性：アクセサリーのように使えるデザインもあり、見た目も楽しめる。
デメリット
- 遮音性が低い：周囲の音を取り込むため、静かな場所では音漏れや環境音が気になることも。
- 低音が弱い傾向：耳穴に入れない構造のため、迫力ある重低音は苦手。
- 耳の形によっては合わない場合も：挟む位置や形状の違いで、フィット感が変わる。
カフ型イヤホンは「ながら聴き・快適性」を重視する人に向きます。逆に、没入感や重低音を求める人はカナル型の併用が良いでしょう。
カフ型イヤホンの選び方
1. 装着感を最優先に
耳たぶや軟骨の厚みは人それぞれ。挟む力が強すぎると痛くなり、弱すぎると落ちやすいです。購入前にレビューで装着感をチェックしておきましょう。
2. 音質と構造
カフ型は開放的な音が特徴。低音が弱くなる傾向があるため、音質重視ならドライバーサイズが大きいものや、音漏れ防止設計のモデルを選びましょう。
3. 連続再生時間と充電ケース
通勤・通学に使うなら、6〜8時間以上の再生時間があると安心。ケース込みで20時間以上再生できるモデルもあります。
4. 防水・防汗性能
運動時や屋外使用には、防水規格（IPX4以上）をチェック。突然の雨や汗にも強いモデルを選びましょう。
5. 接続機能・操作性
マルチポイント対応（スマホとPCを同時接続）や、タッチ操作・音声アシスタント対応など、便利機能の有無も確認。
話題のおすすめカフ型ワイヤレスイヤホン5選
ここからは、今注目されている代表的なモデルを紹介します。価格は参考目安です。
1. Shokz OpenDots ONE（約2万7,000円）
骨伝導イヤホンで有名なShokzのカフ型モデル。耳に軽く挟むだけで安定し、Dolby Audio対応の高音質が魅力。最大40時間の再生時間とIP54防水で、通勤からトレーニングまで対応できます。
2. JBL Soundgear Clips（約1万8,000円）
オーディオ大手JBLが手掛けるカフ型。耳を包み込むようなデザインで自然なサウンドを実現。ブランドの信頼性とバランスの良い音質で、初めてのカフ型にもおすすめです。
3. Soundcore AeroClip（約1万7,000円）
AnkerのSoundcoreシリーズから登場したモデル。12mmドライバー搭載で迫力のある中低音を再現。軽量かつ安定感のある装着性で、コスパ重視の人気商品です。
4. NAGAOKA NCUFF20MBK（約5,000円）
国内ブランド・ナガオカのエントリーモデル。必要十分な音質と軽さで、初めてカフ型を試す人にぴったり。日本メーカーならではのサポートも安心です。
5. Moondrop Pill Open Ear Wireless Earbuds（約6,000円）
新興ブランドながら高評価を集めるモデル。コンパクトなデザインで耳元を挟むように固定し、自然な音抜けと心地よいフィット感を両立。価格以上の満足感があります。
どんな人に向いている？利用シーン別のおすすめ
- 通勤・通学中のながら聴きに：周囲の音も聞けるから安全。移動中の音楽やポッドキャストに最適。
- ジョギングやウォーキングに：汗に強く、軽量で落ちにくいモデルなら運動中も快適。
- 在宅ワーク・家事中に：家族の声や来客音を聞き逃さず、BGM感覚で音を楽しめる。
- 耳が痛くなりやすい人に：カナル型が合わない人でも使いやすい設計。
耳を塞がずに使えることが、快適さと安心感を両立させています。
カフ型イヤホンを長く快適に使うコツ
- 装着位置を微調整する：耳のどの部分で挟むかによってフィット感が変わります。自分に合う位置を探しておくと疲れにくくなります。
- 音量を上げすぎない：開放構造のため音漏れしやすいので、屋内や電車では控えめに。
- 定期的に清潔を保つ：耳との接触部分を軽く拭くだけでも清潔さと耐久性が保てます。
- 充電ケースを丁寧に扱う：小型のため落としやすい。保護ケースを使うのもおすすめです。
カフ型ワイヤレスイヤホンの今後とまとめ
カフ型ワイヤレスイヤホンは、耳を塞がず、軽やかに装着できる新しいリスニングスタイルです。
「ながら聴き」や「耳の負担軽減」を重視する人にとって、まさに理想的な選択肢。最近では音質やバッテリー性能も進化し、用途に合わせたモデルが増えています。
日常のさりげない時間を、より心地よい“音”で満たしてくれる存在。
耳を挟むだけのシンプルさを、あなたの生活にも取り入れてみませんか？
耳を挟むだけ！話題のワイヤレスイヤホンカフ型の魅力とおすすめ5選【まとめ】
カフ型ワイヤレスイヤホンは、「耳を挟むだけ」で快適に音楽を楽しめる新時代のイヤホン。
耳を塞がず、外の世界と自然につながりながら、自分だけの音空間を作り出せます。
装着の軽さ・安全性・デザイン性を兼ね備えたこのタイプは、これからのスタンダードになるかもしれません。
