最近は、コンパクトで高性能な「ミニPC」が注目を集めています。特に日本語キーボードに対応したモデルは、普段からJIS配列に慣れている人にとって快適に使えるのが魅力。海外メーカー製が多い中で、日本語入力のしやすさを重視するなら「日本語キーボード対応」であるかどうかは外せません。この記事では、日本語キーボード対応のおすすめミニPCを7機種紹介しながら、選び方や注意点もわかりやすく解説します。
なぜ日本語キーボード対応が大事なのか
ミニPCは海外ブランドが中心で、初期設定が英語キーボード(US配列)になっていることが多いです。そのまま使うと、「@」「¥」「:」などの記号が意図した場所に入力できないなど、ちょっとしたストレスが生じます。
日本語キーボード(JIS配列)は、「無変換」「変換」キーや「かな」「半角/全角」キーなど、日本語入力に特化した配列。慣れている人なら指が自然に動く感覚でタイピングできます。だからこそ、日本語での作業を快適にしたいなら、最初から日本語キーボード対応のミニPCを選ぶのが安心です。
ミニPCの魅力とは?省スペースでパワフル
ミニPCの人気が高まっている理由は、そのサイズと性能のバランスにあります。
・設置スペースが小さく、モニター裏やデスク下にすっきり置ける
・省電力で静音性が高い
・動画視聴、事務作業、リモートワークなど日常用途に十分な性能
・メモリやストレージを増設できるモデルもある
5万円前後でも高性能CPUを搭載したモデルが増えており、デスクトップPCの代替やセカンドマシンとして導入する人も増えています。
日本語キーボード対応ミニPCの選び方
1. 配列がJIS(日本語)かどうか
商品説明に「日本語キーボード」「JIS配列」「Japanese Keyboard」と書かれているかをチェック。印字が英語だけの場合、設定変更しても刻印と入力がずれて混乱しがちです。
2. 設定で日本語配列に切り替えられるか
一部の海外製ミニPCは、初期状態が英語配列になっています。Windows設定の「キーボードレイアウト」で「日本語(106/109キー)」に変更できるモデルなら問題なし。
3. 打鍵感とキーピッチ
ミニPCでは付属キーボードが小型の場合があります。ピッチ(キーの間隔)が狭いと打ちづらくなるため、15mm未満だと長文入力には不向き。できれば実機レビューで確認を。
4. 接続端子と拡張性
Type-C、USB4、HDMI、有線LANなど、必要な端子が揃っているかを確認。特に在宅勤務では外部モニター接続が必須なので、デュアルディスプレイ対応だと便利です。
5. サポート体制
海外ブランドでも日本国内サポートを提供しているメーカーを選ぶと安心。MINISFORUMやGEEKOMなどは日本語対応の問い合わせ窓口を設けています。
日本語キーボード対応のおすすめミニPC7選
ここからは、使いやすさと快適さを両立したおすすめモデルを紹介します。いずれも日本語キーボード対応または切り替えが容易なモデルです。
① CHUWI MiniBook X
10.5インチの2in1ミニノートPCで、初期状態から日本語キーボードを搭載。打鍵感も良好で、モバイル用途や出先での資料作成にぴったり。ディスプレイはタッチ対応で、ペン操作にも対応しています。価格は約4万円台でコスパも抜群。
② MINISFORUM UM790 Pro
AMD Ryzen 9搭載のハイスペックミニPC。日本語キーボードは外付けになりますが、設定変更でJIS配列を完全サポート。2.5GbE LANやUSB4など豊富な端子群で、動画編集や3D作業にも対応できます。静音設計で長時間稼働も安心。
③ GEEKOM Mini IT13
インテル第13世代Core i7搭載の高性能モデル。初回セットアップで日本語キーボード配列が選択可能。性能の高さと静音性、発熱の少なさで人気。リモートワーク用デスクPCとしても評判が高いモデルです。
④ ASUS PN64-E1
ASUSの信頼性ある小型デスクトップ。日本向け正規販売モデルでは日本語設定済みのWindowsを搭載。別売りキーボードもJIS配列を選べます。企業・教育用途にも多く採用されており、サポート体制も充実。
⑤ Beelink SER5 Pro
AMD Ryzen 7搭載で、動画編集から日常作業まで快適にこなせる一台。海外ブランドながら、日本語Windowsと日本語キーボード設定が可能。静音ファン設計で長時間作業も快適です。
⑥ GMKtec NucBox K5
手のひらサイズながらCore i5搭載で性能十分。USB-C経由で電源供給も可能。日本語配列のBluetoothキーボードと組み合わせると、コンパクトなデスク環境を構築できます。省スペース重視の人におすすめ。
⑦ 8インチミニノートPC(日本語キーボード・日本語システム搭載)
Amazonなどで販売されている国産仕様のミニノート。8インチながらフルキーボードを搭載し、JIS配列で快適に入力可能。旅行・出張・カフェ作業などモバイル用途に最適な一台です。
使う前にチェックしておきたい設定ポイント
購入直後に英語配列になっている場合は、以下の手順で切り替えを。
- 「設定」→「時刻と言語」→「言語と地域」
- 「日本語」のオプションを開く
- 「キーボードレイアウトを変更する」で「日本語(106/109キー)」を選択
- 再起動すればOK
これだけで入力トラブルの多くは解消します。
日本語キーボード対応ミニPCの活用シーン
・在宅ワークや書斎用の省スペースPC
・カフェや出張先でのモバイル執筆
・家庭共有PCやセカンドマシン
・テレビ裏やリビング設置用のメディアPC
・軽い動画編集や音楽制作
どのシーンでも、「小さくても使いやすい」ことがミニPCの最大の魅力です。特に日本語入力が多い環境では、キー配列が馴染んでいるだけで作業効率が大きく違います。
まとめ:日本語キーボード対応のミニPCで快適な入力環境を
ミニPCは今や、性能・サイズ・価格のバランスが取れた“新しい定番PC”といえます。
ただし、海外モデルをそのまま購入すると、英語キーボード設定のまま不便に感じることも。
最初から日本語キーボードに対応したモデルを選べば、届いてすぐに快適な入力環境で使い始められます。
自分の作業スタイルに合った1台を見つけて、ミニPCの省スペース性と日本語入力のしやすさを両立させましょう。
この記事で紹介した「日本語キーボード対応のミニPCおすすめ7選」が、その第一歩になるはずです。
