最近、「ミニPC」という言葉をよく耳にするようになりましたよね。デスクトップの半分以下のサイズで、しかも電気代も安く、静かに動く。そんな“低消費電力ミニPC”が、今とても注目されています。
この記事では、省エネ性能と静音性に優れたミニPCを7つ厳選して紹介します。家庭やオフィス、在宅ワークにもぴったりなモデルばかりです。
小型でも侮れない!低消費電力ミニPCが人気の理由
「省エネで静かなパソコンが欲しい」と思ったこと、ありませんか?
そんなニーズに応えるのが低消費電力タイプのミニPCです。一般的なデスクトップPCがアイドル時でも50W前後消費するのに対し、ミニPCは10〜30Wほど。1日8時間使っても、電気代は月数百円レベルで済むこともあります。
さらに、最近のモデルは“静音設計”が進化。ファンレスや超低速ファンで、動作音が30dB以下という「ほぼ無音」環境を実現しているものも。深夜の作業やリビング設置でも快適です。
加えて、手のひらサイズのコンパクトさ。モニター裏に取り付けられるVESA対応モデルも多く、机の上をすっきりさせたい人にも人気。
つまり、「静か・省エネ・省スペース」という3拍子が揃っているのが、低消費電力ミニPCの魅力なんです。
ミニPCを選ぶときに見るべきポイント
おすすめモデルを紹介する前に、チェックすべき選び方のポイントを押さえておきましょう。
1. CPUの種類とTDP
低消費電力のカギはCPU。IntelならN100やN150、AMDならRyzen 5 7430UなどのUシリーズが主流です。
TDP(熱設計電力)が低いほど、省電力で発熱も少なく、静音性も高くなります。一般的に15W以下なら「省エネ設計」と言えるでしょう。
2. 静音・冷却性能
ファンレスか、静音ファン採用か。レビューで「動作音が気にならない」と書かれているモデルを選ぶと安心です。
特にファンレスは完全無音ですが、放熱が弱いと熱を持つため、用途に合わせたバランスが大切です。
3. 消費電力の実測値
カタログ値よりも実測データが信頼できます。
最近の人気モデルでは「アイドル時4W」「最大負荷25W」という例も。24時間稼働するホームサーバー用途では、この差が年間の電気代に大きく影響します。
4. 用途に合った性能
低消費電力モデルでも、Web閲覧・文書作成・動画視聴には十分。
一方、動画編集やゲームなど負荷が高い作業をしたいなら、Ryzen 5クラス以上のCPUを選びましょう。
低消費電力ミニPCおすすめ7選!
ここからは、省エネ・静音・コンパクトの3条件を満たす厳選7モデルを紹介します。
1. MINISFORUM UM750L Slim
AMD Ryzen 5 7545U搭載のハイスペックモデル。TDPは15Wと低く、USB4対応で拡張性も抜群。
スリム筐体ながら性能が高く、在宅ワークから軽いクリエイティブ作業まで快適にこなせます。静音性も高く、ファンの音はほぼ聞こえないレベルです。
「高性能×低消費電力」を両立したい人に最適。
2. GMKtec GMK-G3 PLUS
2万円台で手に入るコスパ抜群モデル。Intel N100を搭載し、普段使いに十分な性能を持ちながら消費電力は非常に低い。
ブラウジングや動画視聴、Office作業などならサクサク動きます。小型の金属ボディで放熱性も良好。
とにかく電気代を抑えたい、サブ機が欲しいという人におすすめです。
3. リンクス LN150W-16/256-W11Pro
Windows 11 Pro搭載、16GBメモリでこの価格帯では優秀。省エネ性能も高く、安定動作が特徴。
国内メーカーによるサポートも安心感があります。オフィス用途や教育現場など、静かで安定した稼働が求められるシーンに向いています。
4. Skynew ファンレスミニPC IN-1
最大の特徴は「完全ファンレス設計」。つまり、動作音ゼロ。
Intel Celeron J4125を搭載し、軽作業向けのモデルです。産業用PCとしても使われる設計で、長時間稼働にも強い。
常時稼働させるホームサーバーやリビングPCに最適です。
5. TRIGK ミニPC Alder Lake-N N100搭載
最新のIntel Alder Lake-N世代CPUを搭載し、省電力かつ高効率。
サイズは手のひらほどですが、4K出力やWi-Fi6にも対応。静音設計で、冷却ファンも低回転。
「軽作業+静音+最新CPU」を求めるならコスパの高い選択肢です。
6. Blackview MP60 N150搭載
第12世代Intel N150搭載で、性能と価格のバランスが秀逸。
本体消費電力は低く、常時オンでも安心。小型筐体にHDMI×2を備え、デュアルディスプレイも可能。
在宅ワークや動画視聴に使う家庭用PCとして、コスパ重視のユーザーに人気です。
7. ACEMAGIC ミニPC Ryzen 5 7430U搭載
Ryzen 5 7430UとLPDDR5メモリを組み合わせ、消費電力を抑えながらも高パフォーマンス。
ファンの音は非常に静かで、発熱も少ない。省エネと作業快適性のバランスが良く、テレワーク・動画編集・配信など幅広く使えます。
「静音×省エネ×高性能」の三拍子そろった人気モデルです。
低消費電力ミニPCを選ぶメリット
1. 電気代を大幅に節約できる
例えば、1日8時間×30日で月240時間使用するとしても、消費電力が20Wなら電気代は月100円前後。
従来のデスクトップPC(100W以上)と比べると、年間数千円〜1万円以上の差になることも。
2. 動作音が静かで集中できる
特にファンレスモデルは無音。ファン付きでも最新設計なら30dB前後で、エアコンより静かです。
在宅ワークや夜間作業、配信など音を気にする環境にぴったり。
3. コンパクトで設置場所を選ばない
モニター裏や壁に取り付けられるVESAマウント対応モデルが多く、机上スペースを大幅に節約できます。
狭い部屋でもスマートに設置でき、インテリアを邪魔しません。
4. 24時間稼働に最適
低消費電力・発熱が少ないため、ホームサーバーやNASとしても優秀。
静かに長時間動かせるので、常時稼働が前提の環境でも安心です。
注意点も知っておこう
低消費電力ミニPCは万能ではありません。以下のポイントも押さえておきましょう。
- グラフィック性能は控えめなので、3Dゲームや動画編集のような重い処理には不向き。
- ファンレスモデルは静かですが、夏場は熱がこもることも。設置場所に余裕を持たせると安心。
- 拡張性はデスクトップに劣るため、購入前に必要なポートやメモリ容量を確認しましょう。
これらを理解した上で選べば、「静かで省エネなパソコン生活」が実現できます。
低消費電力ミニPCで静か&快適なデジタルライフを
今の時代、性能だけでなく「エネルギー効率」や「快適さ」もパソコン選びの重要な基準です。
低消費電力ミニPCなら、静かで涼しく、電気代も抑えられる。しかも最近のモデルは性能も十分です。
自分の使い方に合った1台を選べば、毎日の作業がより心地よく、環境にもお財布にも優しい生活が手に入ります。
静音性、省エネ性、そしてコンパクトさ。どれも妥協したくないあなたに――
低消費電力ミニPCおすすめ7選、きっと理想の1台が見つかるはずです。
