iPhoneをアップデートしようとしたら、進捗バーが全く動かない、アップデートを検証中のまま固まってしまった…そんな経験、ありませんか?この記事では、アップデートが終わらないというトラブルに焦らず対処するための、原因と確実な解決手順を状況別に解説します。
アップデートが終わらないのはなぜ? 主な4つの原因をチェック
まずは、なぜアップデートが止まってしまうのか、その主な原因から探っていきましょう。以下の4点が大きな要因です。
- ストレージの空き容量が足りない:iOSのアップデートには、そのバージョンによって5GBから10GB以上の空き容量が必要になることがあります。「設定」→「一般」→「iphoneストレージ」で確認してみてください。容量がギリギリだと、インストール処理が途中で停止してしまいます。
- ネットワーク接続が不安定:アップデートファイルのダウンロードや「検証」には、高速で安定したWi-Fi環境が必須です。電波が弱い場所や、通信制限がかかっているモバイル回線では、失敗しやすくなります。
- アップデート中の電源切れ:これは最も避けなければいけない状況です。アップデート処理中はバッテリーを大量に消費します。Appleも推奨しているように、必ず充電器に接続した状態で行いましょう。途中でバッテリーが切れると、最悪の場合、端末が起動しなくなる「リンゴループ」に陥るリスクがあります。
- サーバーの混雑や一時的な不具合:特に、最新のiOSがリリースされた直後は、世界中のユーザーが一斉にアクセスするため、アップデートサーバーが混雑し、ダウンロードや検証が異常に遅くなることがあります。
焦らず第一歩! まず試すべき基本的な対処法
画面が固まってしまっても、すぐにパニックになる必要はありません。まずはデータに影響のない、以下の安全な方法から試してみましょう。
その1:とにかく「しばらく待ってみる」
アップデートの進捗バーが動いていないように見えても、バックグラウンドでは処理が続いていることが多々あります。特にOSのメジャーバージョンアップ(例:iOS 16から17へ)の場合、30分から1時間程度は様子を見るのが賢明です。その間は、iphoneに触らず、電源が切れないよう充電したままにしておきましょう。
その2:強制再起動を実行する
待っても変化がない場合は、強制再起動が最も効果的な初期対応です。お使いのiphoneのモデルに合わせた方法で試してください。
- iPhone 8以降 / Face IDモデル:音量アップボタンを素早く押して離す → 音量ダウンボタンを素早く押して離す → 側面のサイドボタンを押し続け、Appleロゴが表示されたら離す。
- iPhone 7 / 7 Plus:音量ダウンボタンとサイドボタンを同時に押し続け、Appleロゴが表示されたら離す。
- iPhone 6s以前 / SE(第1世代):ホームボタンとサイド(または上部)ボタンを同時に押し続け、Appleロゴが表示されたら離す。
強制再起動後、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」に戻り、再度アップデートを試してみてください。
根本から見直す! アップデート環境を整える方法
強制再起動だけでは解決しない場合、アップデートが失敗しやすい環境そのものを改善する必要があります。以下の点をチェックしてみましょう。
- ストレージを徹底的に解放する:「設定」→「一般」→「iphoneストレージ」で、不要なアプリや写真・動画を削除するか、iCloudなどにバックアップして端末から消去します。また、「アップデートファイル」が残っている場合は、ここから削除できるので試してみてください。
- ネットワーク設定をリセットする:Wi-Fiの接続に問題がある可能性もあります。「設定」→「一般」→「転送またはiphoneをリセット」→「ネットワーク設定をリセット」を実行します。これによりWi-Fiのパスワードは削除されるので、再接続が必要になりますが、通信状態が改善されることがあります。
- アップデートのタイミングを変える:新OSリリース初日は避け、数日経ってサーバー負荷が落ち着いてから再度挑戦するというのも、立派な解決策です。
最終手段の前に! パソコンを使った確実なアップデート法
無線(OTA)でのアップデートがどうしても成功しないなら、iphoneをパソコンに接続して行う方法が抜群に安定しています。この方法は、端末本体の空き容量をあまり消費せず、通信も安定するため、多くのトラブルを回避できます。
- パソコンの準備:Mac(macOS Catalina以降)の場合は「Finder」、Windows PCまたは古いMacの場合は「iTunes」を最新版に更新します。
- 接続:純正またはMFi認証のUSBケーブルを使って、iphoneをパソコンに接続します。
- アップデートの実行:パソコン側のアプリ(Finder/iTunes)でお使いのiphoneを選択し、「アップデート」ボタンを押します。画面の指示に従って進めてください。
画面が完全に固まった! リカバリーモードによる復旧法
上記すべてを試しても、依然としてAppleロゴや回復モード画面で固まってしまっている…。そんな緊急事態では、「リカバリーモード」を使った復元が最後の砦となります。ただし、この手順ではデータが消去されるリスクが非常に高いです。必ず、日頃からiCloudやパソコンへのバックアップを取る習慣をつけておきましょう。
- リカバリーモードに入る:
- iphoneをパソコンに接続した状態で、上記の強制再起動の手順を開始します。
- ただし、Appleロゴが表示されたらボタンを離すのではなく、画面が真っ暗になる(電源が切れる瞬間)まで押し続け、すぐにリカバリーモード画面(ケーブルとiTunes/Finderのロゴ)が表示されるまで押し続けます。
- パソコンで選択:パソコン側のアプリに「復元またはアップデート」のオプションが表示されます。ここでまず「アップデート」を選びます。これにより、OSを再インストールしつつ、データを保持できる可能性があります。
- 最後の手段「復元」:「アップデート」で解決しない場合、最終手段として「復元」を選択します。これでiphoneは工場出荷時の状態に戻ります。その後、新しい端末としてセットアップするか、事前に取っておいたバックアップからデータを復元します。
それでもダメなときの「相談先」と「予防策」
ここまでの手順をすべて踏んでも状況が改善されない場合、ハードウェア(内部ストレージなど)の物理的な障害が考えられます。パソコン接続時に特定のエラーコード(例:4013, 4005)が表示される場合は、その可能性が高いです。その際は、Apple公式サポートや信頼できる修理店に診断を依頼することをお勧めします。
最も強力な「予防策」は、言うまでもなく定期的なバックアップです。iCloudでの自動バックアップに加え、月に一度はパソコンに接続してFinder/iTunesで完全なバックアップを取る「二重バックアップ」の習慣が、あなたのデータを最も確実に守ります。
アップデートの失敗は、慌てず正しい手順で対処すれば、ほとんどの場合解決できます。この記事を参考に、安心して最新のiOSを楽しめる環境を整えてくださいね。
まとめ:iPhoneのアップデートが終わらないときは、落ち着いて段階的対処を
いかがでしたか? iPhoneのアップデートが終わらないというトラブルは、その多くが「容量不足」「通信不安定」という環境要因に起因しています。まずは強制再起動やストレージの整理といった基本対処を行い、ダメならパソコン経由でのアップデート、最後にリカバリーモードというように、段階的に対応することが、データを守り、確実に解決へ導くコツです。日頃のバックアップを心がけながら、ぜひ焦らずに対応してみてください。
