海外旅行や出張の準備って、パスポートや着替えだけじゃないんですよね。特に中国へ行く予定があるなら、「モバイルバッテリーってそのまま持っていけるの?」って気になりませんか。
空港の保安検査場で「これはダメです」って言われて、泣く泣くゴミ箱行き……なんて話、意外とよく聞くんです。
そのカギを握るのが「CCCマーク」という中国の安全認証。今回はこのCCCマークについて、実際に中国へ渡航するときに何が必要なのか、どんなバッテリーを選べば安心なのかを、ざっくばらんにお伝えしていきますね。
中国渡航前に知らないとヤバい!没収されるモバイルバッテリーの条件
まず大前提として、中国の空港では「CCCマークがないモバイルバッテリーは没収される可能性がある」ということを頭に入れておいてください。
「え、日本のPSEマークが付いてるから大丈夫でしょ?」って思った方、ちょっと待って。中国では日本の安全基準は通用しないんです。中国独自の「CCC(China Compulsory Certification)」という認証が必要になります。
CCCマークって具体的にどんなもの?
CCCマークは、中国国内で販売・使用される製品に義務付けられている強制的な安全認証制度です。正式名称は「中国強制製品認証制度」。このマークがない電子機器は、中国国内で流通させることも使用することも認められていません。
見た目は楕円形の中に「CCC」の文字が入ったシンプルなデザイン。モバイルバッテリーの場合は、本体の裏面や側面に小さく印字されていることが多いです。
実際に中国へ渡航した人の体験談を見てみると、北京や上海の空港で「CCCマークがない」という理由で没収されたケースがかなり報告されています。特に中国国内線に乗り継ぐ場合はチェックが厳しくなる傾向があるので要注意です。
2026年最新版!中国の空港で没収されないモバイルバッテリーの3つの条件
中国の空港をスムーズに通過するためには、以下の3つの条件をすべてクリアする必要があります。
条件1:本体にCCCマークが刻印されていること
これが最も重要です。パッケージだけに印刷されているのではなく、モバイルバッテリー本体にCCCマークが刻印されていることが必須条件。
最近の傾向として、2026年3月からはCCCマークに加えて「QRコード」の添付も義務化されました。これは偽造品対策の一環で、今後はQRコードの有無もチェックされる可能性があります。
ただ、これはあくまで中国国内で「販売される製品」に適用されるルールなので、旅行者が持ち込むバッテリーにどこまで厳格に適用されるかはまだ微妙なところ。とはいえ、できるだけ新しいロットの製品を選んでおくに越したことはありません。
条件2:容量が100Wh以下であること
これは中国に限らず、国際線の航空機に持ち込めるモバイルバッテリーの世界共通ルールです。
具体的な容量の目安としては:
- 100Wh未満(約27,000mAh未満):個数制限はあるものの持ち込みOK
- 100Wh超〜160Wh以下:航空会社の事前承認があれば2個まで持ち込み可能
- 160Wh超:持ち込み不可(預け入れも不可)
一般的な10,000mAhのモバイルバッテリーなら約37Whなので、まったく問題ありません。
条件3:2026年4月以降の国際線持ち込み新ルールに対応していること
これは中国旅行に限らず、すべての空の旅に関わる重要な変更です。
2026年4月から、国際線では「モバイルバッテリーの機内持ち込みは1人2個まで」という制限が適用されています。さらに、機内でのモバイルバッテリーの「使用」と「充電」が全面的に禁止になりました。
つまり、座席でスマホをモバイルバッテリーにつないで充電しながら動画を見る、なんてことができなくなったんです。これは結構大きな変化ですよね。
CCCマーク付きモバイルバッテリーの選び方とおすすめモデル
「じゃあ、具体的にどのモバイルバッテリーを買えばいいの?」という疑問にお答えします。
日本の家電量販店で「CCCマーク付き」をうたっている商品を探すのは、正直かなり難しいです。ほとんどの店員さんも「CCCマークって何ですか?」という反応だった、という声もあります。
そこで、実際にCCCマークが確認できている、またはメーカーが3C対応を明記している製品をピックアップしました。
Belkin(ベルキン)の3C対応モバイルバッテリー
ベルキンはAmazonの商品ページで「3C対応」と明確に記載している数少ないメーカーです。
- Belkin モバイルバッテリー 3C対応 大容量10000mAh:Belkin モバイルバッテリー 3C対応 10000mAh
シンプルな設計で、中国渡航時の安心感が違います。Amazonの説明文にもしっかり「3C対応」と書かれているので、購入時の判断材料として明確です。 - Belkin モバイルバッテリー 10000mAh 20W USB-Cケーブル内蔵:Belkin モバイルバッテリー ケーブル内蔵 10000mAh
ケーブル内蔵タイプで、別途ケーブルを持ち歩く手間が省けます。こちらも3C対応が明記されています。
TORRAS(トラス)の認証取得モデル
TORRASは日本のPSEマークと中国のCCCマークの両方を取得していることを公表しているメーカーです。
- TORRAS モバイルバッテリー 5000mAh 軽量タイプ:TORRAS モバイルバッテリー 5000mAh
超軽量でケーブル内蔵。普段使いにも旅行にも便利なサイズ感で、日中の両方の安全基準をクリアしているという安心感があります。
Anker(アンカー)製品の注意点
Ankerのモバイルバッテリーは品質が高くて人気ですが、CCCマークに関しては少し注意が必要です。
一部の製品(Anker Power Bank 10000mAh Fusionなど)で、実機にCCCマークが刻印されているという報告はあります。ただしAnkerの公式サポートは「日本向け製品へのCCCマーク対応は保証していない」というスタンスです。
ロットによって刻印があったりなかったりするようなので、「絶対にCCCマークが必要」という場合は、確実性を求めてベルキンやTORRASを選んだ方が無難かもしれません。
HIDISCのワイヤレス充電対応モデル
HIDISCのモバイルバッテリーも、製品裏面にCCC認証品であることが明記されています。ワイヤレス充電に対応しているモデルなら、ケーブルレスの便利さも楽しめます。
CCCマークと間違いやすい他の認証マークとの見分け方
モバイルバッテリーの裏面を見ると、いろんなマークが並んでいて「どれがCCC?」って混乱しませんか。ここで簡単に整理しておきますね。
- PSEマーク:日本の電気用品安全法に基づく認証。ひし形と丸形がある。
- CEマーク:EUの安全基準適合マーク。
- ULマーク:アメリカの保険業者安全試験所による認証。
- FCCマーク:アメリカの連邦通信委員会による認証。
- CCCマーク:中国の強制認証。楕円の中に「CCC」の文字。
「CEマーク」と「CCCマーク」は見た目がちょっと似ていて間違えやすいので要注意です。CCCは「C」が3つ並んでいるのが特徴です。
また、認証マークと同じくらい重要なのが「容量(Wh)表示」と「メーカー名」のラベルです。これらが不鮮明だったり、そもそも表示されていなかったりする粗悪品も多いので、購入前にしっかり確認する習慣をつけておきましょう。
まとめ:中国旅行のモバイルバッテリーはCCCマークで安心を手に入れよう
ここまでお伝えしてきた内容を簡単にまとめますね。
中国へモバイルバッテリーを持っていくなら、「本体にCCCマークが刻印されていること」「容量が100Wh以下であること」「最新の航空ルールに対応していること」の3つが絶対条件です。
特にCCCマークに関しては、日本の量販店で気軽に確認できるものではないので、事前にネットで「3C対応」や「CCC認証」をうたっている製品を調べて購入しておくのがベスト。
ベルキンやTORRASのように明確に対応を表明しているメーカーの製品を選べば、空港でのドキドキもグッと減ります。
せっかくの旅行や出張なのに、空港でバッテリーを没収されてテンションだだ下がり……なんてことにならないように。CCCマークを味方につけて、安心して中国の旅を楽しんでくださいね。
