飛行機に乗るとき、空港の保安検査場で「このモバイルバッテリーは持ち込めません」と言われたらどうしますか。出張先でバッテリー切れ、なんてことになったら目も当てられませんよね。
実は2025年6月以降、中国発着の空港では「3C認証」の表示がないモバイルバッテリーは没収対象になっています。そして今、さらに厳しい「新国標(GB47372-2026)」という安全基準も動き出しているんです。
「3C認証って何?」「新国標って聞いたことないけど大丈夫?」「結局どのAnkerを買えば安心なの?」
そんな疑問をまるごと解決します。この記事を読めば、空港で慌てることなく、長く安心して使えるモバイルバッテリーがどれなのか、はっきりわかりますよ。
3C認証とは?2025年以降は飛行機持ち込みに必須の理由
まず「3C認証」って言葉、聞いたことはあるけど詳しくは知らない、という方も多いはず。
3C認証とは、中国国内で販売される電子機器に義務付けられている安全認証制度です。正式名称は「China Compulsory Certification」。日本語で言えば「中国強制製品認証」ですね。電気用品安全法のPSEマークのようなものだと思ってください。
これがないモバイルバッテリーは、中国国内での販売自体が違法です。そして2025年6月からは、中国の空港で飛行機に持ち込む際にも「3C認証マークが本体に明確に表示されていること」が実質的な必須条件になりました。
つまり、もしあなたが中国出張や旅行に行く予定があるなら、3C認証なしのモバイルバッテリーは保安検査で没収されるリスクがあるんです。「せっかく買ったのに…」なんて悲しい思いをしないために、これは絶対に覚えておいてください。
3C認証だけじゃない!2027年施行「新国標」が変える安全基準
さて、ここからが今回の本題です。
実は2026年4月、中国ではモバイルバッテリーの新しい国家標準「GB47372-2026」、通称「新国標」が発表されました。施行は2027年4月からですが、これは業界にとってかなり大きなニュースなんです。
なぜかというと、これまでの3C認証は「市場に出すための最低限の入場券」にすぎなかったから。3C認証を取っていても、実際に発火したり膨張したりする製品は少なからず存在していました。
新国標では、以下のようなより過酷な安全テストが新たに追加されています。
- 針刺し試験:バッテリーに金属の針を突き刺しても発火しないか
- 高温試験:高温環境下でも安全に動作するか
- 300回充放電試験:使い込んで劣化した状態でも危険がないか
特に300回充放電後の劣化状態での安全性テストは、これまでの基準にはなかった重要なポイント。新品のときだけ安全でも、1年使ったら膨らんできた…という経験がある方もいるのではないでしょうか。新国標はそういう「経年劣化によるリスク」まで見据えた、かなり厳しい基準なんです。
Ankerは新国標にどう対応している?テストレポートから見る実力
「じゃあAnkerの製品は新国標に対応してるの?」
これ、めちゃくちゃ気になりますよね。結論から言うと、Ankerは新国標の策定段階から関わった起草メーカーの一社であり、すでに対応モデルを市場に出しています。
しかもAnkerのすごいところは、ただ「対応してます」と言うだけでなく、第三者機関「广州賽西実験室」の公式テストレポート番号まで公開していること。これは業界でもかなり珍しい、透明性の高い姿勢です。
具体的なテストレポート番号と合格モデルは以下の通りです。
- Anker Nano A110Z:テストレポート番号「G26-B0002」
- Anker Zolo A1116:テストレポート番号「G26-B0005」
どちらも新国標で新たに追加された針刺し試験や300サイクル劣化試験を含む、全項目で合格しています。
さらにAnkerは「Anker智能盾」という独自の安全システムも搭載。これはチップによるリアルタイムの温度監視や、本体のQRコードを読み取れば使われているセルの情報まで開示される仕組みです。ハードウェアの品質だけでなく、ソフトウェア面でも安全を追求しているんですね。
結局どれを買えばいい?新国標対応Ankerおすすめ2モデル
ここまで読んで、「で、結局どれがおすすめなの?」と思われているはず。安心してください、ちゃんと選びましたよ。
新国標に完全対応していて、かつ日常使いに本当に便利な2モデルをご紹介します。
1. Anker Nano A110Z(磁吸式・ワイヤレス充電対応)
まず一つ目はAnker Nano A110Zです。
こちらはiPhoneユーザーに特におすすめしたいモデル。容量は10000mAhで、飛行機にも余裕で持ち込めます。
最大の特徴は、Appleと同源のATL电芯を採用していること。要するにiPhoneのバッテリーと同じサプライヤーの高品質セルを使っているんです。安心感が違いますよね。
それから13N(ニュートン)の強力マグネットで、iPhoneにパチッと吸着。充電中にズレたり落ちたりする心配がほとんどありません。しかも背面にはキックスタンドが付いているので、動画を見ながら充電できるのも地味に嬉しいポイント。
価格は349元前後。決して安くはありませんが、飛行機に安心して持ち込めて、長く使える安全性を考えれば妥当な投資だと思います。
2. Anker Zolo A1116(ケーブル内蔵・高出力モデル)
二つ目はAnker Zolo A1116です。
こちらも同じく10000mAhの容量で、しかも199元前後と先ほどのNanoよりも手頃な価格設定。
最大のウリは、本体にケーブルが内蔵されていること。しかもL字型になっているので、スマホゲームをしながらの充電でもケーブルが邪魔になりません。通勤電車でゲームする人にはたまらない仕様ですよね。
それから最大45Wの高出力に対応しているので、iPhoneはもちろん、iPadやノートPCの緊急充電にも使えます。出張が多いビジネスパーソンならこちらの方が汎用性が高いかもしれません。
もちろん新国標全項目合格済みで、ATL电芯採用もA110Zと同じ。安心感は折り紙つきです。
飛行機持ち込みの注意点と「新国標対応モデルを今買うべき理由」
最後に、飛行機にモバイルバッテリーを持ち込む際のルールを簡単におさらいしておきます。
中国国内線・国際線を問わず、モバイルバッテリーは預け入れ荷物には入れられません。必ず機内持ち込み手荷物に入れてください。そして容量は100Wh(約27000mAh)以下であること。ご紹介したAnkerの2モデルは10000mAhなので、まったく問題ありません。
さて、ここで一つ大事な話を。
新国標の施行は2027年4月からで、それまでは「移行期間」として旧基準の製品も販売されます。つまり、今このタイミングでモバイルバッテリーを買おうとすると、新国標対応モデルと旧基準モデルが市場に混在している状態なんです。
もちろん旧基準モデルがすぐに使えなくなるわけではありません。でも、どうせ買うなら数年後も安心して使い続けられる新国標対応モデルを選んだ方がよくないですか?
AnkerのA110ZとA1116は、すでに厳しい新基準テストをクリアしている数少ない先行モデル。モバイルバッテリー3C認証に加えて新国標まで視野に入れて選ぶなら、この2機種は現時点で最も安心できる選択肢だと言えるでしょう。
安全は目に見えません。だからこそ、信頼できる基準と透明性のあるメーカーを選ぶこと。それが結局、一番賢い買い物なんじゃないかと思います。
